セブ公演&セブ留学

9月2日〜9月28日の一ヶ月間、フィリピンのセブ島という島に行って参りました。

僕にとって一ヶ月という長期間に渡り海外に滞在するということは初めてでした。
セブ島に滞在して大きく3つ学んだこと、感じたことがあります。

・一つ目は、"日本が神経質で真面目である"ということです。

特に仕事に対する取り組み方とお客としての接客への心構えで感じました。
例えば、日本の仕事に対していかに"仕事をこなすか"を第一に考えると思いますが、セブ島ではいかに
"楽しめるか"を重視しているように感じました。
そして、お客も日本なら接客に対して"遅い"ということに敏感になり中にはクレームいれる人もいますが、
セブ島ではこれもまた見受けられませんでした。
要するにみんな"寛容"なんですね、きっと。
僕はそこにカルチャーショックを受けました。(笑)
日本人は神経質で真面目過ぎるんだなぁと。

・ニつ目は"売買の仕方(お金のやりとり)"です。

日本ではもちろんですが、商品には値段がある程度決まっており"値札"がしっかりついていると思います。しかし、セブ島では全てではないのですが、
この"値札"のついていない商品が多々売られているのです。つまり同じ商品を売る側が100円でも600円でも売れる、容易に日本でいうところの"ぼったくり"ができてしまう環境だったんですね、驚きませんか?
僕は衝撃的でした。留学先の先生に話を聞いたところ、フィリピンでは基本"言った者が勝ち"という考えらしく、逆に買う側が相場より安い値段を切り出して
安く購入することも当然のことでそのやり取りも込みで"売買"なのだそう。
この文化の違いは面白いですね。

・三つ目は"明らかな貧困差"です。

セブ島の街中を歩いていると、サングラスをかけて車、バイクに乗る現地の人に対し道端に座り込み
道行く人にお金を乞う人、学校の制服を身に纏ってショッピングモールで買食いをしている子どもに対し学校にも行けず布一枚を纏って道行く人にお金を乞う子ども。
そうです。
こんなにも明らかな貧困差がそこにはあったんです。
衝撃でした。その時「今まで見たことのない景色だ」と思おうとしましたが、
それは違いました。僕は確かにその光景を見たことがありました。皆さんも一度は目にしたことがあると思います。"テレビ"で。
ですが僕は深く考えようとはしてこなかったがために
実際目の当たりにしたときに衝撃だったのです。
だからもっと世の中のことに目を逸らさずにいかなければならないのだと強く思いました。
セブ公演においても自分たちが作品を届ける場を設けてくださった人、支えてくれる人、観に来てくれる人、仲間、家族、すべてにおいて感謝を忘れないでいようと思いました。
そうやってこれからの作品にも関われたらなと、

以上が僕のセブ公演・セブ留学で学んだことです。

ありがとうございました!!!