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薬局監査マニュアルがあるのご存じですか?

・はじめに

今日、ネットサーフィンでチェックをしていたら、
「東京都薬局等許可審査基準及び指導基準(薬局・医薬品販売業等編)令和3年6月7日東京都福祉保健局健康安全部
を発見しました。

実は、こういったのを知っている医療従事者が実に少ないということを
様々な薬局で相談を受けている中で感じていることです。

毎回、保健所等から指摘をされ、対策も十分できず、
同じことを繰り返し言われている薬局が散見されているのも
また残念であると常々感じていました。

薬局も、薬機法で規定されている一部であり、
法律から逃げることはできません。
いくら患者さん対応が大事であったとしても、
薬事を避けていることは、あとで大きな問題に発展します。

特に、それが顕著に表れるのが、
問題を起きたときです。

問題が起きるときというのはどういった時でしょうか?
・調剤過誤から地域住民から行政へ通報
・近隣医療機関(クリニック・病院・薬局等)から行政へ通報
・保健所の査察で発覚
・保険者や個別指導等から行政への通報
・ネットでの評判を行政がチェック

などたくさんあると思います。

ネットでのチェックは、実は、行政サイドでもかなり行っています。
理由としては、偽造薬や広告表示等で誤った情報がないかを
日常的に、かなりチェックしているからです。

改善指示があれば、それに業務が忙殺され、
現場と薬事対応はかなり管理薬剤師にとって負担になります。

普段から対応しておくことによって、負担軽減となるため、
今回を機にご対応されることをお勧めします。

・資料

さて、前座がだいぶ長くなってしまいましたが、
本題に入ろうと思います。

ご存じの通り、2021年1月29日に薬機法改正が出たのは、
ご存じかと思います。

この中で、薬局の要求事項が増えたことや、
地域連携薬局や専門医療機関連携薬局の新設
多岐にわたっています。
興味ある方は下記をご覧ください。

さて、もちろん、手順書の記事も併せて、
下記に書かせていただいておりますが、
実際のご対応はいかがでしょうか?

様々な記事を書かせていただきましたが、
実際の漏れがあるか不安は尽きないかと思います。
なにせ、自分を含めて、法律の対応はかなり神経を使うと思います。
また、行政の方がいらっしゃった時には、
何を言われるのかハラハラした経験も皆さんならあると思います。

そういったものを少しでも解消するツールが下記になります。

ここの中の薬事監視関係内にある、
・薬局、医薬品販売業等監視指導ガイドライン(平成30年1月)
が、各都道府県に出している通知になります。
これを元に、都道府県が各薬局に動きます。
ここで、最新版の日付が大事になりますが、
見てわかる通り、平成になっています。
今回の薬機法対応をするには古いバージョンの為、使えません。

通常であれば厚生労働省の資料を使うのが一番いいです。
では、今回の対応をするのにどうしたらいいでしょうか?
答えとしては、
各都道府県で別に通知を各薬剤師会等に出しているからです。
個人的には、今回はこちらを使うのが利口かと思います。

この資料を基に、薬局で何が足りないかを見るのが早いと思います。

是非、こちらを元にチェックされることをお勧めします。
施行まで、あと1か月半しかありません。

・最後に

今回の通知対応は、どちらかというと1月からあまり情報が出ずに、
施行になりそうな感じです。

薬事対応は大変だと思いますが、是非、いろんなところから情報を集めて
対応していただきたいと思います。

もしよろしければサポートしていただけると幸いです。 いただいたサポート費は、活動費に充てて、 記事などで還元したいと思います。