見出し画像

不妊治療日記⑥ 子供を見るのも嫌になった


無精子症と診断され、初めて知ったことがある。
男性不妊は婦人科領域ではなく、泌尿器科領域。そして男性不妊まで対応している泌尿器科医は本当に少ない。
無精子症は癌などと違って一回の手術だ結果が出るため使い捨て医療と呼ばれたり、医者側も継続した利益を得られる部分ではないためなかなか従事者が集まらないらしい…

不妊の原因の半分は男性、無精子症は男性の80〜100人に1人なのに
お医者さんが少ない、男性不妊の認知度も低い。
無精子症は生活面でなんら支障がある病気でもないし、見た目や言動でもわかることはない。セックスだって普通にできる。
ただ、精子がないという事実が男性としてのプライドを大きく傷つける…



無精子症の情報収集ため、ブログやTwitterもたくさん見たけど殆どが無精子症男性を持つ奥さんのブログ。
患者数はとても多いはずなのに、男性はなかなか発信もしていない。

男性不妊の世界、まさに未知の領域でした。
自分がnote始めたきっかけに、男性不妊について多くの人に知ってもらいたい、という部分があります。
決して珍しいことではない、男性不妊、無精子症。もっともっと声を上げて、知ってもらうことが大切だと、当事者として思います。。
あと、男性不妊は決して恥ずかしくはないと言うこと。誰にでもありうること。なので、今後声を上げてくれる男性が増えることを祈っています。




無精子症と宣告された翌日は泣きすぎて目がパンパンに腫れてしまったし、コロナのおかげもあり私が勤める会社は強制的にテレワーク業務になっており、会議画面に映し出される会社仲間の子供の姿は見たくないと思い、思わず仕事を休んでしまった。
無精子症わかるまでは同僚の子供本当にかわいかったのにな。

休んだ日は何も考えたくなくて、ひたすら寝ていた気がする。起きると涙が出てしまうので必死に寝ていました。

夕方くらいになってさすがにまずいと思い、今後のことを話そうと旦那に伝えた。
旦那もなかなか現実を受け入れられない、3日後にきちんと話し合おうということでその日から無精子症の話は対面ではしなかった。

3日後、2020年5月24日

今後について旦那と会議した。
夫は男性不妊の専門病院に行く、とりあえずやれることはやろうと言ってくれた。
3日でこの結論を出してくれたことに感謝の気持ちでいっぱいだった。

そうなると、さっそくクリニック選び。
近所の婦人科では、秋葉原のエスセットクリニックの紹介状を書いてもらったが
男性不妊専門で、女性も一緒に治療できないことでうーーんと思ってしまい男性女性両方治療できる病院にしない?と旦那に呼びかけた。あと、せっかくの病院選びはこだわりたかった。

ちょうどこの頃、心も疲弊してしまいTwitterのアカウントを作成。
自分と同じような境遇の方を片っ端からフォローし、病院選びについて呟くと皆様からたくさんのお返事が😭

そうすると圧倒的に「リプロ東京」をおすすめする方が多い。治療費は他院に比べると高価だが、技術が最先端、男性不妊領域でとても有名な先生もいらっしゃる病院。
キンタロー。さんの旦那様も無精子症疑いでリプロで診てもらってたなどなど、色々な情報を集め
我が家はリプロ東京で不妊治療を進めることにしました!



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?