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僕たちはきっと後悔をしている

沢山の花に囲まれて僕たちは寝ている。
時に羽虫や小さな動物、何も知らぬ老人たちが僕たちの周りを行き交い、理解できぬ言語を互いに交わしながらその空間をまるで必要とされた業務のように粛々とこなしている。
ギターを弾いてる、僕。
秋葉馬のハードオフで6万円の中古のfender telecasterを弾いている。歪みとクリーンのチャンネルを分けながら。
そして僕は酩酊する。
海はもう見えない、見たくない。

見たくないんだ。
怒り、憤り、辟易、嘔吐、すなわち僕にまつわる全ての負の感情をそこが担っている。

新潟の街に住むのは、僕の全ての感情が拒絶する事象。
馬鹿かと。

馬鹿なんだよ。

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