そういう日もあるLv.100

今日は本来会社へ行きあれこれ仕事をこなし帰宅ついでに本屋へ寄り家で好きなだけ酒を飲む予定だったが、3時に目が覚めてそこから何の薬を飲んでも眠れないところで全てが破綻し、起き上がれず、尿意に耐えながら(布団から立ち上がれないのだから当然トイレになど行けるわけもないのである)上司に「ごめんなさい俺はもう布団から出られねえ無理に出ることはできるがそれをやると死にます仕事を休ませてください申し訳ございません」と連絡し、今日を諦めた。結局布団から起き上がれたのは17時で、まあとりあえずトイレに行き、魚に餌を撒いた。それからまた布団に戻り、19時頃まで天井の木目を眺めていた。

現在20:59。なんとか食糧の買い出しを終え(ついでに画集を一冊買い)、風呂に入り(10秒に一度なにもしたくなくなるので髪を洗うのに10分くらいかかった)、魚に本日二度目の餌を撒き、辞書を読んでダラダラしていた。本当は小説か漫画を読みたいんだけど、感情の起伏が大きいものは読んでいるうちに辛くなるので国語辞典を読んでいた。

そしたら外から猫が喧嘩してる声が聞こえた。猫の喧嘩の声を聞いたら、ぜひとも見に行かねばならない。というわけで玄関を開ける間も惜しんで庭に面した大きい窓から外に出ようとした。縁側につながるその窓は洗濯物を干す際によく使うので、簡単に脱ぎ履きできるサンダルが置いてある。スマホだけ手に持って、猫の「ウウウウウウウンンンナアアアアアアアァァァァァァ!!!!!!!!!!!!」という声の方向を聞き分けながらサンダルに足を入れ歩き......歩こうとした。

ところで最近庭でよくナメクジを見る。私は虫は嫌いだが、ナメクジやカタツムリは大丈夫なたちだ。窓を上に向かって登るナメクジをつまんで草のある方に投げたり、干からびそうになっているナメクジを日陰に移して少し水を撒いたりしていた。

サンダル内にいらっしゃったナメクジを踏んでしまい、足に指にぬンちゃァとした感触がまとわりついた。

猫の喧嘩する声!
(たぶん)ナメクジを踏んでしまった足の感触!
近所のジジババが怒鳴り合う声!(これはいつものこと)
隣家の人間がめちゃくちゃヒスりながら怒っている声!(これもまたいつものこと)

こういう日もある。ちなみにナメクジにビビって足を洗っている間に猫の喧嘩は終わってしまった。人間だけが喧嘩する声が残っている。人間の喧嘩はどうでもいい。

明日はもともと定休日なのでまた急速に努める。木曜からまた元気に働きたいね。

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