理由ある不安に対処する

ここのところ私ではなく私の周囲で悲しい思いをする人が3、4人ほど連続して出現している。かれこれ5、6年うつ病と言われる状態にいるので自分由来の理由なき落ち込みに対応するのは得意だけど、他人の悲しさをかわすのがとても苦手だ、というのが分かった。自分には手出しできないしどうしようもない、なにかすべきことがあるわけでもないむしろ何もしてはいけない(その人の自由だからね)のを理解しているが故に、ずっと考えてしまう。自分の悲しさは薬を飲んで寝ればよい。他人の悲しさはどうしようもない。

しかしこれは「理由のある落ち込み」である。理由なく無性に外が怖くて買い物に行けないとか、理由なく突然死ななくちゃいけない気がするみたいな厄介で理解できない心の動きがない。Aという出来事が起こったから、Bという感情が発生して、その影響で心だけではなく時には体を動かすのが難しくなる。対処はとても簡単で、時間をかけて受け入れるのみである。

Aの部分に長年暴力を振るわれ続けるとか身近な人間が目の前で苦悩しているとかが入ると「時間をかけて」の「時間」が年単位に伸びて大変なことになるが、そうじゃなければ簡単だ。
やりたいことをやり、やりたくないことはやらなければいい。
少し美味しいものを食べたり、体が動けば部屋を片付けて快適な環境を用意してみたり、布団乾燥機を動かしてフカフカの毛布で寝るのもいい。世間一般で言うところの「ストレス解消法」が十分役に立つ程度の落ち込みである。なんて対処しやすいんだろう。それでも私は一度精神をバキバキに壊しているので、ストレスに弱い。他人の不幸でこのザマだ。自分の不幸には鈍感なんだけどな。逆であってほしいもんだ。
精神そのものを強く丈夫にできたらいいんだけど、一度壊れた心は元に戻らないと巷で言われるように、それはもう叶わぬ夢である。対処法のバリエーションが私の心の強さである。

あとはとにかく、寝る!私はいつも「睡眠は心の健康最後の砦!」と唱えている。マジで睡眠、睡眠は大事だ。心は脳みそに入っている......ようなので、脳みそを休ませるのは大事、とても大事!

落ち込んだら寝よう。寝られなかったら病院に行って寝るための薬をもらおう。眠らずに頑張らなくちゃいけない期間は、なるべく短くしよう。睡眠のために酒を飲むのはダメ。飲むなら薬にしときなさい。

よく寝るんよ!そしていい夢を見るのだ。じゃまた!

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