国立科学博物館で一番魅力的な展示、宇宙線の箱(本名:霧箱)

今日は友達といろんなところに行った。すごく楽しかったので、どこで何をしたか書いておく。

ナマコを研究している友人に国立科学博物館の「無脊椎動物展」を見に行こうぜと誘ったら来てくれることになって、今日の13時に待ち合わせていたが、昨晩酒を飲みすぎたせいでなかなか布団から出られず、14時集合に変更してもらった。人が多いだろうから平日に行こうぜ~ってことで今日にしたんだけど、上野駅公園口改札は人でいっぱいだった。なんてこった。意外に平日休みの人間多いのねと思ったけど別に意外でもなんでもないね。桜を見に来てたのかな? 確かに桜はきれいだった。

無脊椎動物展は楽しかった。特にクラゲの生殖がわけわかんなくて気に入った。あとやっぱエビもカニも虫だよなあという思いを改めて確認した。あいつら海にいるってだけで見た目のきもさを差し引かれて評価されている。でもやっぱあいつら虫だよ。実際カニの抜け殻の横にセミの抜け殻が展示してあったもん。「そうだよなあ!!! こいつ虫だよなあ!!!」とちょっとうれしくなった。カニエビは虫です。

科学博物館に行ったら私は必ず「宇宙線の箱」を探すことにしている。宇宙線の箱ってのはその名の通り「宇宙線が降り注いでいる様子を目視で観察できるように霧で満たされた箱」なんだけど、いまいちどこにあるかわからなくてここ最近の来館時には見つけられず、悔しい思いをしていた。私にとって宇宙線の箱は恐竜の化石に匹敵する科学博物館でも超最高で興奮する展示なんだ。でも「なんか奥のほうにある」ってことくらいしか覚えてなかった。これが情熱と冷静の間。違う。

友達は「なにその宇宙線の箱って」って感じだったんだけど、案内の人に「どこにあります?」と聞いてくれた。ちなみに「宇宙線の箱って何です?」と聞き返されたらしい。なんでじゃ! あんなにすごい展示なのに! 

でも地下三階の展示室奥でようやく見つけた宇宙線の箱を見た友達は「めちゃ地味じゃん」と言っていた。いやたしかに、たしかに地味だよ。なんか白いふわふわの中になんか線がひょんひょん浮いては消え浮いては消えを繰り返してるだけだよでもそれがいいんじゃん! でも地味。わかる。でも私はあれが好きだし家に欲しい。宇宙線の箱。科学博物館に行く機会があったら見てほしい、テンション下がるから。地球館の地下三階展示室最奥ね。覚えといて。宇宙線の箱だからね。

それからなんか国立博物館の古い建物ですげえうまい水ってかんじの薄い抹茶を飲んだり、秋葉原でいい感じのモニターを買ったりした。この辺もなんか書こうと思えばいろいろあるんだけど、そんなことより今日は宇宙線の箱を見ることができて私は大満足だった。友達はたぶん宇宙線の箱にそこまでの思い入れはないと思う。でも! 今日の一大イベントは絶対に宇宙線の箱だった。譲らないもんね。一緒にサイゼリヤでだらだら飯食ってるときも思い出しては「宇宙線の箱、よかったな……」って思ってた。

あっちょっ、youtubeに動画あるじゃん! これです! これが宇宙線の箱(本名「霧箱」)です!!!!!!

これなんていったらいいのかな、結構大きめの金属製の四角い箱でさあ。いや~~~いいわ、いいわぁ……なんかこう、見えてないけど存在しているものに思いを馳せることができる。何時間だって眺めていたいよ。科学博物館一の展示だ。少なくとも、私の中では。

その他よかったエビの図。

エビってこんなにシンプルな図で表せるんだね。

じゃまた明日。

てか「霧箱」って名前もかっこよくない??? すべてが素晴らしいな。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?