2月25日

優しさばかりを握りしめて
歩いていけたなら
どんなにといいだろうと

悲しみも痛みも苦しみも
ここにあったから
それを超えてきたから

ここにある優しさが
どんなにも心地いいのかってこと
知ったのかもしれないね

朝の匂い
光の中で
過去の記憶が蘇る

どうせ記憶なんてものは
不確かで
どうせ二度と同じ瞬間にはいないのに
作り上げたそれを
頭の中で何度もリピートする意味ある?

それは幸福な瞬間なら
それでいいのかもしれない

じゃそうじゃなかったら

もういいよ

もういらないから
過去の何かに苦しめられる
それはもったいのない時間なんだってね
やっとのこと
心からの納得

だからね
もう大丈夫
言い聞かせる大丈夫じゃなくて

ちゃんとした大丈夫

全部が私のものだって
知ったんだから




グラデーションの朝の色
もうすぐあたたかくなるのかな

冷たい朝は好き
ピンと張りつめた空気と匂い
体の中がリセットされたみたい

明日なんて来なければいいと
朝を迎えたあの時
絶望の中で泣いたあの時間

どんなだった?

いつまでも抜け出せないのは
そこにいたいからなんじゃないかって
自分を疑ってみたけど
そりゃあさ
認めたいくない事実

だって抜け出すか抜け出さないか
決めるのは自分なのに

何かのせいにしてたままじゃね
何も始まらない

足踏みしながら
空を見上げて
感傷的に涙を流して
通りすがる人に
ねぇ、私可哀想?ってね

そんなふうにしてるほうが
自分の責任で
前に進む強さを掴むより
簡単なことだってあるからね

わかってても
できなかったのは

底の底まで行って
どんなものかって知りたかったのかもね

大事なのは
起こる現象なんかじゃなくて
大事なのは
自分がどうあるのかってこと

私は心から笑いたかった
だけどずっとできなかった
何かのせいにしてたから

私は笑える笑ってもいいんだってね
自己暗示的なやつでも
やる意味あったかもしれないねってね

だって私は今
ちゃんと心から笑えてる

自分の責任で

誰かや何かのせいじゃない
私は私を生きるだけ

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