空と私

空を見上げた時
悲しい小説を読んだ時

あの気持ちを言葉では表せない

ただ感じてる
その時私は私に繋がる気がする

痛みや辛さを思い出して
悲しくなるのはもうやめた

思い出や記憶の中ある
あたたかいものだけを
この中に置いておく

本当はそれすらいらないもの
なんだろうけど


しばらく天気が悪いらしく
洗濯物の心配をした

気分も晴れやかになりにくい空の色
それでも
曇りや雨の日も
そう嫌いじゃない

なんとなくの閉塞感や
無理して明るくしなくても良い感じとか
何もしなくても罪悪感も出てこない
しょうがないでしょみたいな
ただの言い訳のようなもの

それとは別に
こんな曇りや雨の日の出来事の記憶が
体のどこかで感じている
まるで潜在意識の中で
それがスクリーンに
映し出されているかのように
それが少しだけせつなく鳴り響いてる

あの記憶たちは
現実だったのか夢だったのか
今ではわからない

わからないというより
確かにあった現実を
疑問に思うと言った方が
正しいのかもしれない

曇りも雨の日も
いつだって終わる
それは晴れの日もそうだけど
永遠に続くことはない

曇ったり雨が降ったり
晴れたりする
まるで心の中みたいにね

空を見て
私が私に繋がった時
悲しみとか苦しさとか
喜びとか楽しいこととか
そんな感情を全て忘れて
ただそこに存在することに
満ち溢れてくる感覚がある

私は私なんだと
そう思う時
それが幸せというのだろうと思う

根本のの幸せ?みたいなこと

ここがちゃんとしてなかったら
どんなに幸福と言われる現実があっても
満足することはなく
空虚になってしまう

やっとね、それに気がついた
というより
思い出した
かつて私はそうだったと…

今日も空を見る

私が私に繋がる

空と私

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