宝物

青い空が好き
白の雲が好き
グラデーション色の暮れていく空が好き

君があなたがあの空の下にいるから
悲しみが喜びが
そこにあるから

あの宝物
君が手にできてよかったなんて
君はどうだったかな

きっと思ったよりも
想像したよりも
ずっと深いところで
ずっと複雑で
苦しくて痛かったって
もしかしたら
今もまだ傷は痛むのかもしれない

全部勝手な想像だけど

あの時間がどれだけ　
これから生きていく君の人生の力になるかって
それは想像じゃなくて
ちゃんとそうだって思う

だってあんなに辛かったこと
そのままになんかにしないって
君の強さは知っているから

泣いたことしんどかったこと
繰り返してたのは
それを感じていたかったんだってね
そう思うんだよ

楽になりたいって
笑いたいって
あんなに強く願っても
いつまでたってもそうならなかったのは
自分の意志で
そこにとどまっていたんだってね
今ならわかるんだよ

何かのせいにして
泣いているうちは
ループの中で悲劇のヒロインでいるしかない

少しだけ怖いよね
勇気だっているし
違う意味の痛みもある
慣れてないからね

大丈夫のおまじないじゃなくてね
本当の意味での大丈夫になるんだよ

君がいてくれたから
たくさんの気持ちを手にした
そして
たくさん成長もさせてくれた

だからこそこだわってしまって
君の幸せを私の幸せみたいに
君の痛みを私の痛みみたいに
思ってしまっていたんだよ

君のは君のものなのに

あたたかい心のままで
君に会いに行けば
君は笑ってくれるかな

君があの時手にした宝物
私もあの時宝物を手にした

君は君の私は私の
一緒みたいで全然違うやつ

何となく幸せ

宝物にできたから