マルチ商法であった悲しい体験⑩

私が「M子ちゃんが一番好き」と言ってしまったため、M子ちゃんからの誘いが多くなります。

 
M子ちゃんは色々話も聞いてくれ、とてもお世話になりました。

家族をM子ちゃんに会わしたりもしてしまいました。

一人でアムウェイのスポンサリングができるように、アムウェイの仕組みを徹底的に教えてくれたのもM子ちゃんです。


……私は、M子の言うことに、逆らえなくなり始めました。…



M子以外からの誘いも勿論ありました。

色々な人に会えば会うほど、「アムウェイ辞めたい…」と思うようになりました。


詐欺のようなことをして、ドヤッてる人

保育園の先生や園長から嫌われて避けられてるのに、悪いことはしていないと開き直っている人

旦那さんの稼ぎがいいから贅沢な暮らしができているのに、それをあたかもアムウェイで稼いでいるからのように言う人

寝てないアピールをする人

アムウェイ製品を全て買えと遠回しに言ってくる人

不安ばかり煽ってくる人

同じ内容のセミナーなのに、何度も聞けと言う人

魔法使いにしかできないような、ありえない無茶振りを要求してくる人

なにかと「サプリをとってないからだ」と言う人

私の子供をディスってくる人

などなど……



辞めたいけどお世話になったし…

子供はいつも楽しそうだし…

稼ぎが欲しいけど私にはムリそうだし…

家計も厳しいし…



私はなんとかフェードアウトしたいと毎日考えるようになります。



そんなとき、先輩が、私の身内であるOさんをM子の家に連れていき、クックをしてもらえとしつこくラインしてきます。

Oさんは過去にアムウェイに登録したことがあるので、アムウェイのことは色々知っています。

アムウェイビジネスをしたいと先輩に相談したとき、誰を勧誘したいか、何を買わせたいかを紙に書くように言われて、その勧誘リストにOさんの名前を書いてしまったばかりに、このような流れになってしまいました。

Oさんは別にアムウェイを嫌って辞めたわけでもなく、ただだんだん買わなくなったから辞めただけなので、クックなど呼べば来てくれるでしょう。



「Oさんを連れてM子ちゃん家でクックをしてもらって」と先輩がしつこいので、Oさんにお願いして、M子ちゃんの家に行くことになります。


このとき私は妊娠をしていました……。



このクックを最後に、「妊娠」を理由にフェードアウトしよう!と思っていました。

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