raraでさえも無理と知る

何もかもが　足りません！
シングルマザーさんから　聞いていた

春から　数えて　春⇨夏⇨秋⇨冬
すべての季節を　頭の中に　刻んだことになる

着るモノのことだ
⭕️⭕️は有るの？
初めの頃は　一々母に　聞いていた
けれど　今は聞かない
知り合って　少し経ったあたりから
聞かなくなったな

それはそうだ
養育費が届かなくなった家庭に
育ち盛り・食べ盛り・お洒落したい盛りの
おんなの子が三人
母ひとりの稼ぎだけで　必要なモノ・欲しいモノ
その全てに　行き届く筈がない・・・

わたしみたいな　細腕でさえも
「役に立てる」
そんな現実を　知ったんだ

「魔法のQRコード」に　リクエストされるのは
決して　必要なモノばかりとは　限らない
それこそ　リクエストされないからこそ
まるで「おばあちゃん代わり」で
3姉妹ちゃんたちに
「着せて・食べさせて・笑顔で一日を終える」
あれもこれも　想像力を巡らせ　頼まれなくても
勝手に　送りつける　「お節介」が必要だったと
合点がゆく

いや　だからと言っても
所詮は　どこの誰かさえ　知らない同士だ
モノを送れたとしても　それで
「こころまで通じた」なんて
そんな　自惚れとは　凡そ無縁な　わたしだ

シングルマザーさんでは　とてものこと
「足りな過ぎる」それを補うためだけに
或る日突然現れた　遠くに住んでいる高齢者

それで　充分じゃないか
それだって　こんな　可愛い3姉妹ちゃんたちの
成長に　立ち会えたことに　感謝しなければね

そんなことを　今夜も　ふっと・・・