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最愛の祖母に会いに行く息子たち(raraはお墓参りで・番外編)

二男夫婦が 妻の実家に向かった

ひと月前には 長男が 従兄ふたりと合流して
実家で療養中の この秋96歳を迎える義母に
会いに行き 老いた義母を号泣させている

長男と二男は ふたり共に 結婚披露宴で腕を組み
未だ頗る元気だった義母と 参列者さんの前を笑顔で
回るくらい 大の仲良しだ

都会に住む わたしたち 妻が働いていた要所要所で
義父が そして義母が 息子たちとの留守役を果たしに 田舎から出て来てくれて 幼少期を凌いだ
そのついでに 夫婦が休みの日に わが家四人と一緒に
富士山やら ディズニーランドやら 那須高原やら鬼怒川温泉やら 本当に 想い出いっぱいの関係が 続いていた

息子たちが それぞれ 家庭を持ち 子が出来たとき
幼稚園や小学校の入園入学に際しては 手づくりの
キャラクター生地で 手提げ袋が かならず届き
手書きの「おめでとう!」レターが添えられていた
わたしたちの孫娘たちは「おっぴーちゃん」と義母を
呼び 息子たちのスマホから よく動画で語りかけて
今も 交流を図っている

「おっぴーちゃん」との 記念撮影
そして 義父のお墓へのお参り
この夏 我が家のだれもが 療養中の95歳義母に
会いに駆けつける中 わたしだけが 未だに
会いにゆけない・・・意気地がない娘婿
想い出がたくさんあり過ぎて もしも わたしのことを
認識出来なかったら?

義父と義母
いつだって 先ず 周りのひとたちを気遣い
義父は漁師の網元なのに 義母は工務店の長女なのに
じぶんの家庭は 贅沢はおろか 娘の進学先さえ
すべて 公立か特待でなければ 行けないほどの
満年苦しい暮らしぶりだったようだ・・・

こんな 
じぶん・じぶん・じぶん
二言目には「じぶん磨き」を声高に謳う世の中に
わたしみたいな 本当に 何も無い尽くしのおとこに
大事な娘を託してくれた こころ優しい義理の「両親」
 わたしと息子たちは こころからの
尊敬を払い 繋がって来た・・・

シングルマザーさん一家も 自身の祖母新盆やら
早くに亡くした 実母のお墓参り
そして raraの地方大会と 八月は過密スケジュールで
「痩せちゃうねー!」(笑)わたし
「はい もう ガリガリ!」(大笑)母

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