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raraは子どもだからと・・・

シングルマザーさんに 伝え
冷蔵庫ドアに貼り付けた「魔法のQRコード」
3姉妹ちゃんたちの中で 一番最後に繋いだのが
raraだった

女子高生のお姉ちゃんが 繋いでから!
それが理由だったと 後で母から聞いた

小学生低学年の 天真爛漫元気印末っ子ちゃんでさえ
母から「ローマ字」を習い 一日も早くと
raraの誕生日祝いに送った iPadから 繋ごうとしたのに・・・

ただ それが らしさだと 今ならば分かる

「欲しいモノでも 食べたいモノでも
すぐに届くから それに 食べモノならば
大量に届くから すっかり慣れてしまって
だれも驚かなくなっています・・・」
母が言う

確かにね
最初の頃は 届く度毎に 写メが送られて来た
かならずだれかが 荷物を前に 笑顔が添えられていた
今は それも無い
慣れって そういうことだろう
ありがとう や お礼は要らない!しつこいくらい
言ったけれど 
食べモノの感想や 着るモノを身に付けた姿は
似合っているだけじゃなく 見せて欲しかったな

raraは 滅多に リクエストを送って来ない
必要なモノ 欲しいモノが 有るときにも
なかなかじぶんでは 絞り切れず
母は いつだって 苛立つと こぼす
その上 迷うことがしょっちゅうで そのために
同じモノを 色違いで買う羽目になる・・・とか

「優柔不断なんです!そのくせ ぎりぎりになって
慌てるから いつも 手がかかります!
まるで 子どもなんです!」
母が言うとおりなのだろう そして その
raraの子どもっぽさを 母は母なりに愛していて
「いつまでも そばに置いておきたい!」
確か 聞いたことがある

「足りないを補う」
その役割は それなりに こなしていると想う
食べモノの大量買いや 
欲しいモノリクエストには直ぐ応える
それも すっかり 慣れてしまったに違いない
じゃあ それだけで 皆んなの「こころを開いたのか?」
それは 別モノなのだと 想っている

ひとのこころは そう「簡単じゃない」
もう若くないから 百も承知しているわたし
やっぱり「足りないを補う」そのことに徹しよう


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