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raraは忘れてしまうことが大事だから(番外編)

前の記事から 続く番外編
仲良しな 90半ばの義母との話しです

数年前 訳有って 実家から義妹夫婦宅で義母を
約五週間預かることになった
そのときすでに 歩くのも杖が必要で段差は誰かの支えが必要でした
食事も 咀嚼が容易で飲み込み易いモノ 加えて
海あるところに暮らしていて 魚が好きだから
煮魚焼き魚に慣れていた

義妹夫婦は 子育てもほぼ終わり 質素な暮らしぶりだ義妹は専業主婦で 家計簿を付ける倹約家
但し 体育会系で 主婦になってからも全国大会に出る
競技選手で 表向き優しく内に厳しさ有りのひと
そのおかげで 約五週間滞在で かなり歩行力が付いた
毎日の強制散歩だったから

義妹夫婦宅までは 車で一時間ほどの距離
日頃から慎ましい暮らしであること 更には
義母の好み 食べ物への気配りは 案外に
工夫が必要で 大変さを 少しでも軽減を!と
娘婿たるわたしが 妻の週2日仕事休みの曜日に
おかずを作り 様子伺いがてら 行くことに決めた
もちろん それには 娘である妻の「母に会いたい!」最大の理由が 有ってのことだったけれど

週5日主夫をして 夕飯担当のわたし
義妹夫婦も 時折 訪ねて来て わたしの料理の味付けは知っているから 大歓迎してくれて 決行!
作るわたしも 義母の好みは ほぼ熟知していたから
そりゃあー 腕を振るった!

☆ここ注目点です!
娘婿のわたしが 妻の母が何をおかずに好むか?
熟知って!なかなかのことじゃないですか?
然も 煮物の味付けは義母得意料理でわたしも得意‼️

炊き込みご飯・煮魚焼き魚・煮物・炒め物・酢の物
柔らかい肉料理・淡白な白身魚や鶏ムネ肉揚げ物
そして 時には 大好物の「うなぎ」を 
知っている 有名鰻屋さんに予約して持参したり
夏だったから 西瓜を丸ごと買って行ったり
結局 義母が滞在中「11回」行ったと それは
義母が数えていた

その義母が もう二度と 娘婿手作りの料理を
口にすることは 出来ないんだな 考えただけで
胸が詰まります

この話しは 妻側の姪っ子たちから
「お嫁さんの親なのにー!」と 大笑いされた
出来事の一つだ・・・

raraのところに出かけて
末っ子ちゃんのスポーツ遠征や付き添いに忙しい
シングルマザーさんに代わり 皆んなの食事の支度を!
そんな会話を 以前 母としたことがある
それは 現実的には 難しいだろうな 想う
周りのひとの目があるし それでも 行事が重なって
「⭕️⭕️⭕️に来て貰わないダメじゃない!」
お姉ちゃんが わたしのことを 言ったそうな

主夫が務まる 高齢者男子
案外 巷には転がっていない 話しが有るもので
その一つ一つが 
raraにとっては 不要なモノだし
記憶に残さずに みんな忘れて!伝えている



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