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洋楽ラップを10倍楽しむマガジン

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2017年8月の記事一覧

友人を亡くしたVic Mensaが綴る、治安が悪化するシカゴの現実(Vic Mensa - "Heaven on Earth")【後編】

前編では、PlayaTuner誌のある記事を紹介し、シカゴの治安悪化と、それを取り上げて有名になったYoutuberのDJ Akademiksなどの問題を考えた上で、Vic Mensaについての簡単な紹介と、1バース目の解読を行いました。 1バース目は、大麻の運送中に襲われて亡くなったグラフィティ・ライターの友人Cam a.k.a. DAREに向けて綴られた、Vic Mensaからの手紙という形式になっていました。興味がある方は、ぜひ前編もお読みいただければと思います(笑)

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友人を亡くしたVic Mensaが綴る、治安が悪化するシカゴの現実(Vic Mensa - "Heaven on Earth")【前編】

7月に発売された、シカゴ出身のラッパー、Vic Mensaのアルバム『The Autobiography』、PlayaTuner誌によると有名YouTuberのDJ Akademiksとの確執がひとつの原因となり、セールス的には苦労しているようです。 とても考えさせられる記事なので、リンク先をぜひ読んでいただきたいのですが、内容を簡単に要約すると以下のようになります。 シカゴでは治安が非常に悪化しており、それはシカゴのラップシーンにも影響を与えています。DJ Akadem

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ドレイクとのビーフ、ニッキーとの破局などを経たミーク・ミルの想いを読む。(Meek Mill - "1942 Flows")【後編】

前回は、Meek Mill(以下、ミーク)の"1942 Flows"の2バース目までを解読しました。 ドレイクとのビーフ、ニッキーとの破局などを経たミーク・ミルの想いを読む。(Meek Mill - "1942 Flows")【前編】 簡単に振り返っておくと、ドレイク等とのビーフを経ても、自分を止めることは出来ないぜと歌い、ラップだけではなく、自分のファッションブランドなどでも稼いできたハスラーっぷりをアピールする内容でした。 今回は後編ということで、3バース目から、さ

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ドレイクとのビーフ、ニッキーとの破局などを経たミーク・ミルの想いを読む。(Meek Mill - "1942 Flows")【前編】

今回は、Meek Mill(以下、ミーク)の最新のアルバム『Wins and Losses』から"1942 Flows"を解読してみたいと思います。 ミークは、ペンシルバニア州フィラデルフィア出身のラッパーです。 ミークのデビューまでの流れについては、古いですがbmrの紹介を引用しておきます。 ヴァードー(Vado)やリック・ロス(Rick Ross)、T.I.に同郷のビーニー・シーゲル(Beanie Sigel)ら多数のゲストを迎えた“Mr. Philadelphia

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シカゴの女性ラッパーによる、妊娠の中絶を選んだ母親のための歌。(Noname - "Bye Bye Baby")

昨年2016年のアルバムになりますが、Noname(元 Noname Gypsy)の『Telefone』に収録されている”Bye Bye Baby”という曲を紹介します。 Nonameはシカゴ出身の女性ラッパーで、本名はファティマ・ワーナーといいます。もとは詩人であり、図書館で詩の朗読をしていたそうですが、チャンス・ザ・ラッパーの作品への参加などを通じて、世間にその名が知られていき、2016年にサウンドクラウドで10曲入りのアルバムを無料公開しました。 Noname 『T

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