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腹痛で苦しむ3歳の娘が便秘ではなく、ウンコを我慢しているという話

我が家には3人の子供がいるのですが、一番下の娘(3歳)との激しい戦いの記録をお話したいと思います。

一番下の娘(以下、末っ子とします)は端的に言うと、ウンコをするのがだいっつつつ嫌いです。

かみさんと当方を悩ませるウンコ我慢問題は根が深く、このお話をするには少々時間がかかります。

ということで、話は遡ること約一年半前に遡ります。

「下剤無効」の耐性持ち。最強の末っ子

娘の異変に気がついたのは一年前くらいでした。

よく食べるのにウンコは3日に一回くらいしかしないので、当初は「便秘なのかな?」程度に考えていました。

かみさんもその当時は深く考えてはいなかったので、病院に行き、便秘用のお薬を処方してもらう程度でした。

末っ子は薬を飲むことにあまり抵抗がないタイプなので、すんなり飲んでくれます。

はじめの内は薬を飲ませれば、翌日にはウンコが排出されていました。

これにて一件落着!

…と、ならないのが末っ子の恐ろしいところです

半年もすると下剤が効かなくなりました。

流石にこの頃にはあることに気がついたのです。

ウンコを妙に嫌がる
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その原因はウンコすると痛いから
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痛いから下剤飲んでも我慢する

…下剤って我慢できるもんなの?

当たり前ですが、「我慢するから腹痛い」という地獄スパイラルになります。

ウンコ溜まってくると不機嫌になるという家庭環境的にもよろしくない嫌なルーティンが出来上がりました。

でも、本当の地獄はこれから始まるのです。

それは心の汗?いや、我慢によるあぶら汗

かみさんはいよいよウンコを我慢する娘に最終手段を取りました。

半透明でイチジクの形状をした容れ物の中に、液状の下剤が入った…アレ。

そう、イチジク浣腸です。

これをお尻から大腸に突っ込まれて、ウンコを我慢できる奴はいない、まさに最終兵器

快便王の名を欲しいがままにしている、当方には無用の長物です。

あんな恐ろしい兵器をお尻に突っ込まれる娘を気の毒には思いましたが、そんな事を言っている場合ではありません。

幼児体型にしても、出すぎたお腹は綺麗な半円を描いていました。

正直、そのお腹はある種の芸術と言っても良いほど、見事な形状・・・だ。

このポンポコぶりは5日間、溜めに溜めたウンコの為せる技です。

芸術界の巨匠ですら、こんなに苦しんでいるのか甚だ疑問ではありますが、かみさんのストレスは限界に達したようです。

かみさん「お薬いれるからね!」

末っ子「嫌だぁぁぁぁぁあ!!!!」

暴れている末っ子は・・・押さえつけるこちらの腕や腹に蹴りを入れてくるのですが、恐ろしい脚力で大人がひるむ程度の威力はあります。

正直こちらもダメージ覚悟で押さえに行かないといけないので、気が乗りません。

普通に痛いんだよな・・・。

大人二人に押さえつけられ、薬を突っ込まれた結果、たまりにたまったウンコはなだれ出ました

化学が勝利した瞬間でした。

流石に末っ子も化学には勝てなかったのです。


・・・なーんて、都合よくいかないのが末っ子の凄いところなのです。

『下剤無効耐性がレベル2に上がりました』

異世界転生物のラノベなら、そんな音声ガイダンスが聞こえてきそうな離れ業を手に入れたのです。

彼女に薬は効かない

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腹がパンパンになるたびに止む無く使っていたイチジク浣腸ですが、末っ子はついに技を編み出したのです。

何と、入れたイチジク浣腸の薬だけ排出するという器用なことをするようになってしまったのです。

こちらも必死なので薬を入れた後、お尻から出さないように尻を抑えたり・・・。

よくわからない押し問答が半年くらい続きました。

そして最終的に脂汗を流しながら、イチジク浣腸の激しい攻撃に耐えるという荒業に出たのです。

イチジク浣腸も波を超えると、効かなくなるようで耐えられるようになってしまったのです。

部屋の隅で見つからないようにこっそりウンコに耐える娘に思わず・・・

当方「ウンコしろよ!!」

末っ子「ウンコシナイー!!!!!」

いやいやいやいや、うんこしなさいよ!

そして、下剤無効耐性LV2には最大の欠点、いや副作用が待っていたのです。

ウンコ出さないので硬くなり便秘になるという、とんだセルフブラックを実現でしたのです。

かみさんに言わせると「蓋は開けるもの」だ

硬くなったウンコは肛門に蓋をしているのと同じなんです。

本当にウンコが出なくて苦しんでいる娘に

ウンコをほじくり出すという、かみさんの伝家の宝刀が振るわれました。

・・・なんというか、汚いお話なのであれですが、正直かみさんのウンコをほじくり出す技術は神業です。

クリッと入れて、ポンッ

擬音としては、この表現が一番近いと思います。

卵を産み落とす鶏のようにウンコがポンポンと出てきて、汚いを通り越して爽快感すら感じられます。

末っ子はお産の終わったお母さんのような、疲れ切った顔をしていました。

半年近くこんなことをしているのですが、普通にウンコをしてくれることがないので、かみさんの神業のキレがドンドン増しています。

ていうか、なんでそんなにウンコするの嫌なんだろうか・・・。

我慢しなければ痛くないと思うんだけどな・・・。

まだまだ戦いは続きそうです。





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