SNSをリアルタイムだと思わないほうがいい話
昨今のSNSは今日の出来事が写真付きで上がる事などほとんどないと言っても過言ではない(と思っている)。
ある程度のフォロワーがいる有名人()や企業アカウントだけでなく、友達しかフォローしていないようなアカウントまで、上げるタイミングは個人の自由なのだ。
それが一年前の出来事でも「さっきやばい事に遭遇した」と言ってしまってもいいのだ。
嘘をつくことを推奨しているわけではない。
だが「言わなくても別にいい」ことがあるのは間違いない。
そう、伝える情報の取捨選択だ。
かく言う私も企業アカウントの中の人をやっている。
商品発売直前、7日前の写真を今日のことのように上げたりすることは実によくある話なのだ。
その投稿に「今この作業なら発送はこれぐらいになりそうだね」みたいなリプが来ることがある。
これは完全な誤認で、実際は投稿の翌日ぐらいにお客様の元に到着したりする。リプをした人だけでなく、そのリプを見た人も一定の割合で言葉通りに受け取るだろう。
企業としてはいい意味で期待を裏切ることができる。
中の人の感想は"しめしめ"である。
企業アカウントなんてそんなもんだ。
いち早く情報を伝えてます!感を出しているが、実際は関係者が一番早い。
そりゃそうだ。
消費者に情報を伝えられる段階は最終段階である。
こういうのやろうとしてます!やっぱりやめまーす!なんてしたら大炎上不可避である。
(実際のところそれが許されるのがクラウドファンディングだが、それでも誠実な対応が求められ、担当者の心はかなりすり減るだろう)
話を戻すが、SNSはリアルタイムだと思わないほうがいい。
今○○にいます!来れる人集まれ!みたいな投稿以外は全部うやむやだ。
厳密に言うと「今」という時間の定義すらすぐに崩れてしまうか。
リアルタイム性に優れるとされるSNSだが、たくさんのフェイクがあることを常に頭の片隅においておきたい。
この記事の画像も2年前の写真だ。
証明する術はないが。
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