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寝ずに32時間働いてみた

大げさなタイトルをつけたが

6.5+9.75+6.5+9.75h連続で働いた。
自らの手で招いた結果なので自慢するようなことではない。

外資系大型倉庫夜勤と諸事情で応募したコールセンターの研修が被ったのだ。

外資系大型倉庫はセール期間以外は
“物量減のための休み募集”がある。
コールセンターの研修は参加必須なので絶対休めない。
予想通り外資系大型倉庫から“休み募集”メールが来たのでこれに希望を出せばいいと目論んでいたがこんな時に限って落選した。

以前、暑さに慣れておらず外資系大型倉庫(以下、倉庫とする)で初めて2日連勤した際
うっすらと三途の川が見えた。

この記事の翌日にもシフトが入っていたのだが、
三途の川が見えながらもなんとか帰宅したのち、死んだように長時間眠ってしまい無断欠勤してしまった。

『本日〇〇時までにお電話なければ退職扱いとします。貸与物を返送してください』

というメールと着信に気づいたのは〇〇時をとうに過ぎた真夜中。

ま、あんなに過酷な環境は自分には向いてなかったし仕方ないと思いコールセンターの仕事に応募して気持ちを切り替えた。

後日倉庫の派遣元から連絡があり、
「先日無断欠勤されましたが、まだ就業の意思はおありですか?」
と問われる。
「生産性が厳しく辛い、あの日は熱中症のような体調不良で倒れて休んでしまった、向いてないのでもういいです」と謝罪した。

すると
「まだ回数も浅いので生産性は仕方ないです、もう少しやってみては?
体調不良はその時になぜ報告しなかったのか、早退なり対処を取れば無断欠勤という結果にならずに済んだはず」

ということで、無断欠勤の件は許された身分のため
今回は特にシフトを当欠するなど不義理をするわけにいかない状況となった。

コールセンターの研修は座って話を聞いたりPCを触っているだけなので別に体はしんどくない。
そこから倉庫の送迎バスの時間があるため直行。
そして9時間45分管理(監視)されながらひたすらピック作業。
終われば家に帰りシャワーと朝食と身支度をして何事もなかったような顔をしてまたコールセンターへ。

このセットを2回行ったことになる。

「やればできる」
「メンタルには運動が効果あり」

↑こんな言葉はこれまで
“何を言ってるんだ、そんなに人生簡単にいかねーぞ”

なんて思っていたADHDと鬱をこじらせたクソ人間なわたくしだったが、
窮地に立たされた時のADHD特有の“火事場の馬鹿力” が目覚めたらしい。
2日目の深夜などは『倉庫サイコー☆』
みたいな前回とは違うベクトルのトランス状態になり今までで一番頑張った。
この経験を通じて一回り大きくなった気がする。

しかし偉いのは自分ではない。

◇今回使用したもの

・コンサータ18mg錠… 6T
・眠眠打破…2本
・アリナミンVドリンク(なんかスペシャルなやつ)
・BOSSブラックコーヒー
・キレートレモン
・ロキソニン錠…適宜

・お金… たっぷりと
・大切な何か…少々

コンサータは普段の倍の量を服用し、猛烈な汗をかき動悸と共に体に負担をかけた。
栄養ドリンク系にもお世話になった。

食べないとまたバテると思い昼休みは2日間ともオフィス街のランチでがっつり食べ、
夜勤倉庫の始業前はおにぎりを食べ、夜中の食事休憩もシーフードヌードルではなく肉のサラダパスタ系にしたり栄養ドリンクを買ったりとにかくお金を使った。

倉庫内の売店はエナジー系ドリンクの品揃えだけがやたらとよい。
つまりみんな“大切な何か”を削って頑張って働いているのだ。
甘ったれた自分を振り返る良い機会だった、


………ということにしておく。

【追記】 この数日後3日間寝込みました

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