ふがいない

物を落とすみたいなことだよ

そんな誰かの声が聞こえたよ

あの子を落とす

その為に思いつく事をやってみた


これさえ着てれば良いみたいな洋服買って

良い匂いのシャンプーにして

君が好きだと言っていた匂いを纏って

僕なりの精一杯を


それでもやっぱり不甲斐ない結果

いくら磨いても

何かが君の気持ちに引っかかるようにと用意したって

僕はいくらやってもふがいない


きっと僕がかけた時間を

嘲笑うようにあいつの元に行くんでしょ

何もしてないくせに
どうせゲームや音楽に時間を費やして

君に好かれてようとしてない

そんなヤツにも勝てないのか

もう慣れたと呟くしかできなくて

そうしてぼくは僕を保つしかない

なんて僕はふがいない。

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