インパーマネントロスとは?
本内容は、以下の動画をもとに解説しています。
https://finematics.com/impermanent-loss-explained/
インパーマネントロスとは?
ものすごく簡単に言えば、
「純粋に流動性を提供するよりも、
流動性を提供せずに持っておいた方がよかった。」
という結果のこと言います。
少し冗談めいてて
おもしろい表現をしている方が
いたので紹介しておきます。
実際に見てもらう方が
わかりやすいと思うので、、、
以下参照です。
VAI/BUSDのプールのおいて
インパーマネントロスが、発生しているので
預け入れたトークンと現在のトークンを比較すると
量が変わっているのがわかりますか?
要は、流動性を提供したペアの片一方は
増えて、片一方は減ってしまうことを
インパーマネントロスといいます。
インパーマネントロスが起こる原理
このようなことがおきるわけは、
流動性プールの流動性は一定に保たれる仕組みだからです。
例えば、
ETHとDAIのプールでは「ETH量×DAI量」が
一定に保たれることを意味しています。
X×Y=Kの方式が成り立つように、流動性プールが成り立っています。
インパーマネントロスが起きるとどうなるか
流動性を提供する人をLPと呼びます。
LPは、等価(1:1)の通貨をプールに対して供給します。
例:1ETH:100DAIのレートの際
(1ETH=100$)+(100DAI=100$)=200$
このとき、プールの合計が10ETH:1000DAIの場合
1ETH:100DAIを供給すれば、貸し出しは全体の10%になります。
次に、1ETHが400DAIへとレートが変わったとします。
すると、プール全体の流動性を保つために、プールの合計は
5ETH=2000DAIとなります。
重要ポイント
価格変動が起こると、その流動性を保つために合計値が変わるということ
プールの合計が10ETH:1000DAI→5ETH=2000DAI
このレートで、供給した流動性を回収しようと思うと
流動性の提供率に応じて10%になります。つまり、引き出せるのは
0.5ETH=200DAIです。
例:5ETH:400DAIのレートの際
(0.5ETH=200$)+(200DAI=200$)=400$
つまり、貸し出した際には200$でしたが、最終引き出した時には400$となり、200$の利益を得たことになります。
一方で、流動性に供給せずにホールドしておいた場合は
単純にレート1ETH:100DAIのものが、1ETH:400DAIとなったので
200$が500ドルになったことになります。
したがって、ホールドしておけば500ドルになったものが
流動性を提供することで、400$になってしまったということです。
これが、インパーマネントロスの仕組みになります。
インパーマネントロスの確認方法
インパーマネントロスの計算は、正直めんどくさいので
そこは、確認できるサイトがあるので使っちゃいましょう。
「YIELDWATCH」というサイトを開きます。
そして、ウォレットアドレスを入れます。
右上のビックリマークのようなボタンを押すと
次のような画面がでてきます。
ここで、インパーマネントロスが確認できます。
以上が、インパーマネントロスの説明でした。
DeFiを行う上で
理解しておいた方がいい知識なので
ぜひ参考になれば幸いです^^
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