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インパーマネントロスとは?

本内容は、以下の動画をもとに解説しています。
https://finematics.com/impermanent-loss-explained/ 


インパーマネントロスとは?

ものすごく簡単に言えば、
「純粋に流動性を提供するよりも、
流動性を提供せずに持っておいた方がよかった。」
という結果のこと言います。

少し冗談めいてて
おもしろい表現をしている方が
いたので紹介しておきます。

実際に見てもらう方が
わかりやすいと思うので、、、
以下参照です。

スクリーンショット 2021-02-28 144259

VAI/BUSDのプールのおいて
インパーマネントロスが、発生しているので
預け入れたトークンと現在のトークンを比較すると
量が変わっているのがわかりますか?


要は、流動性を提供したペアの片一方は
増えて、片一方は減ってしまうことを
インパーマネントロスといいます。

インパーマネントロスが起こる原理


このようなことがおきるわけは、
流動性プールの流動性は一定に保たれる仕組みだからです。

スクリーンショット 2021-02-20 093519

例えば、
ETHとDAIのプールでは「ETH量×DAI量」が
一定に保たれることを意味しています。


X×Y=Kの方式が成り立つように、流動性プールが成り立っています。

インパーマネントロスが起きるとどうなるか

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流動性を提供する人をLPと呼びます。
 LPは、等価(1:1)の通貨をプールに対して供給します。

例:1ETH:100DAIのレートの際
 (1ETH=100$)+(100DAI=100$)=200$ 

このとき、プールの合計が10ETH:1000DAIの場合
1ETH:100DAIを供給すれば、貸し出しは全体の10%になります。


次に、1ETHが400DAIへとレートが変わったとします。
すると、プール全体の流動性を保つために、プールの合計は
5ETH=2000DAIとなります。

重要ポイント
価格変動が起こると、その流動性を保つために合計値が変わるということ
プールの合計が10ETH:1000DAI→5ETH=2000DAI

このレートで、供給した流動性を回収しようと思うと
流動性の提供率に応じて10%になります。つまり、引き出せるのは
0.5ETH=200DAIです。

例:5ETH:400DAIのレートの際
 (0.5ETH=200$)+(200DAI=200$)=400$ 

つまり、貸し出した際には200$でしたが、最終引き出した時には400$となり、200$の利益を得たことになります。


一方で、流動性に供給せずにホールドしておいた場合は
単純にレート1ETH:100DAIのものが、1ETH:400DAIとなったので
200$が500ドルになったことになります。


したがって、ホールドしておけば500ドルになったものが
流動性を提供することで、400$になってしまったということです。

これが、インパーマネントロスの仕組みになります。


インパーマネントロスの確認方法

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インパーマネントロスの計算は、正直めんどくさいので
そこは、確認できるサイトがあるので使っちゃいましょう。


YIELDWATCH」というサイトを開きます。

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そして、ウォレットアドレスを入れます。

スクリーンショット 2021-02-20 095035

右上のビックリマークのようなボタンを押すと
次のような画面がでてきます。

スクリーンショット 2021-02-20 094454

ここで、インパーマネントロスが確認できます。


以上が、インパーマネントロスの説明でした。

DeFiを行う上で
理解しておいた方がいい知識なので
ぜひ参考になれば幸いです^^

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