見出し画像

紅葉通りでプラトニックを

男子A「久しぶりだね。最近会ってなかったけど、何してた?」

男子B「最近部活ばっかでさ、帰り遅いんだ、朝も練習で早いし、お前と会うのも久しぶりだよな!」

男子A「うん////」

男子B「高校になってから、お前と会ってないからさ、なんか、俺最近寂しいんだよな・・・刺激が無いっていうかさ!」

男子A「俺も、なんか寂しくてさ、お前に会いたくてしょうがなかった」

男子B「俺もそう思ってた。嬉しい////」

男子A「最近、会ってないから久しぶりに泊まり行って良い?」

男子B「いいよ!来なよ楽しいこといっぱいしよう!!」

秋が深まる外の光景、街路樹が色づき赤や黄色に染まった落ち葉は歩道に敷き詰められ綺麗な絨毯へと変わっている。

そんな絨毯の上を並列して自転車で走る男子高校生の二人組、彼らの顔は可愛げのある感じ、二人は楽しそうに喋りながら登校している。

制服はお互い違う高校、きっと久しぶりに会って楽しい会話をしているのだろう。

今日の朝、出勤途中で見かけたそんな光景、
私の頭の中では変な妄想が始まった。

多分二人は普通に話していただけ、友達同士だと思う、だけど私の頭の中はBL展開しか発想できない腐った脳みそになっている。


二人は中学校以来久しぶりに会ってワイワイ話しをしていた。
そんな時気持の中にこみ上げてきた当時の純情な少年達の純情な恋愛感情、友達同士だと思ってたけど、気持の奥底に潜んでいたのは〝好き〟という感情、当時の淡い体験、イケナイことと思い遠ざかったあの日、二人の脳内に思い出されるのはその時の懐かしい感情

高校に行ってもお互い忘れられなかった。
他の人を好きになろう、女の人を好きになろう、そう思っても気持の中に渦巻く彼の存在、暖かく包んでくれたあの時を忘れられない、だから他の人を好きになれなかった。

久しぶりに会えてうれしかった。
だから二人は時間を忘れるくらいできる限り長く喋り続けた。

そして、分かれ道にさしかかり二人は別れを惜しんだ「また、一緒に登校しようね」

二人はそう言葉を交わしお互いの行くべき場所へと自転車を走らせた。
二人の背中はウキウキしている。
きっとお泊まりの約束ができたのだろう、二人のこいでいる自転車の後輪からは落ち葉の絨毯から剥がされた綺麗な紅葉が飛んでいく、それもまた楽しげに舞っているように見えた。


・・・そんな私の妄想BL物語。

キュンキュンする😆

高校生いいなぁ~、私も純情な恋してぇ~💕


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?