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イエローリボンとヘルプマーク

読んでくださりありがとうございます😊

みなさんは、題名の2つをご存じでしょうか?

イエローリボン、イエロードッグ
「そっとしておいてほしい」
「近寄らずに見守ってほしい」
というメッセージが込められている
愛犬につける意思表示のマーク
着用の理由は様々であり
治療中などの健康上の理由も含まれます

ヘルプマーク
東京都で生まれたマークで人が用いるもの
一見して配慮が必要かどうかがわからない方が自ら判断してつけられるマーク
こちらは「援助してほしい」「配慮してほしい」
という意思表示のマーク

これらには共通点があり
どちらも2012年に使用が開始されたということ😲
イエローリボンはスウェーデンで
ヘルプマークは東京で

イエローリボンについて色々調べていく中で
ぱっと浮かんだのがヘルプマーク
私は何か新しいことを学んだり誰かに説明したりするときに
既存のものや身近なものに
犬の話を説明するときも人間に置き換えられないか
などなどの比喩表現を探します
それが今回はヘルプマークでした💡

調べていくと
たまたまスタートが同じ年だったことだけでなく
いずれも認知度が低いこと
メリット・デメリットがとても似ていること
などなどを知り
これはきっと参考になる!と考えたのでした


まずイエローリボン、イエロードッグのお話から

そもそもの目的は?
「そっとしておいてほしい」
「近寄らずに見守ってほしい」
という意思表示をすること

犬にとって大切な習慣の一つであるお散歩
そしてその中での、人や犬とのコミュニケーション
配慮が必要なければとても大切なものだし
楽しみの一つになるもの
でも、配慮が必要な様々な理由があるワンちゃん・飼い主さんからすると
外に出るのがおっくうになったり、リハビリの妨げになることも

マークを用いる理由は様々
健康上の問題、トレーニング中、社会復帰の為訓練中、ほかの犬が怖かったり他の犬が近くに来ると反応してしまう 等

必要性は?
犬と人間の双方を守りストレスなく過ごせるようにする目印となる

悪意なく、むしろ好意的なつもりで近づいたり声かけする人も多い
「私は犬をたくさん飼ってきたから大丈夫」
「私が練習してあげる」
「うちのこならきっと大丈夫だから」などなど
このあたりはそもそも論で
初めて会った人と関わりたいかどうかは
あなたではなく
私と愛犬で決めますから 
と言いたい問題
このタイプの人に犬が吠えること警戒することは多々
らんはこんな相手に吠えることも多いし
上手にかわして「興味ありません」と無視します
その対応で気付いてくれる方はほぼいません…

私のようにはっきり拒否できる人ならば回避できますが
言葉を話せないワンちゃんと、たいていの方が相手の気分を害するのでは
と自らを犠牲にしてしまう優しい方が多いのも特徴
愛犬を守れるのは飼い主さんだけ!
気にしなくていんだよ!!
イエローリボンはそんな人の手助けになっていくかもしれない

ならば見かけたときはどうしたら??
近づかない
見つめない

自分の「〇〇したい」の気持ちはしまって
相手の人・犬の状態を理解することに努めて
もしも自分が・・・と
ただただ優しく見守ってあげるだけでいいんです

愛犬につけようか迷ったら
リボンをつけるかどうかは飼い主さんの判断
でも、安易に愛犬をイエロードッグとして扱うことには注意が必要
なんにでも当てはなまりますが
意思表示をすることでメリットもありますが
怖がりさん、攻撃性などにより理由の場合は
使用するとしても場所を選んだり
外すことを目標にするというのを忘れずに活用してもらいたいと思います

私たちトレーナーにも注意が必要で
もし今後イエローリボンの認知度が高まったとき
「〇〇ちゃんはリボンをつけて歩きなさい」
「私の試験に合格するまではずしてはいけない」
などなど
そんな発言をするようなトレーナーや
ご近所飼い主さんが生まれないこと・・・

まさにこれがデメリットのひとつ
ラベリングされることによる別の差別や偏見を生む可能性がある
という点です

お気づきの方もいると思います
これがヘルプマークとの大きな共通点のひとつです

ほんと、すぐに優劣をつけたがる
人間て嫌な生き物ですね😤


人間のヘルプマーク
2012年に誕生し
2017年にピクトグラムに登録され
2021年の東京オリンピックで少し認知度があがったそう

いろいろと調べていって驚いたこと
東京都で作られたマークなので日本全国共通のものではないこと
首都圏でも取り入れられていない県があること

私の住んでいる神奈川県は取り入れられているようなので
電車やバスなどの公共の乗り物で周知のポスターを見かけることも多いし
テレビも比較的よく見るほうなので
知ることができました

不思議なもので、自分が知っているものは目につきやすくなるし
日常生活で目にすることも増える
(認知度も上がってきて活用する方も増えている証拠なのかもしれません)
実際にレッスンに来てくださった飼い主さんにも
ヘルプマークをつけている方はこれまで何人かいらっしゃっています
そのマークのおかけで
足が少し不自由なんだなとか
内臓疾患があって体調に波があるんだな
などなど
ご自身が打ち明けるきっかけになっていたり
こちらからもできることはないだろうかと考えられるきっかけになっているように感じました
そこに差別、特別視のつもりはありませんでしたが
どう受け取られているかはその方に聞いてみないとわからないのが現実ではあります・・・

いまできることは
ふたつの共通点を考えていって
いまできること
それは

認知度をあげること
この一択!

今愛犬にイエローリボンをつける必要はないかもしれない
今自分にはヘルプマークをつける必要はないかもしれない

でも
人にも犬にも
いつ何が起こるかわからない

いつ、そのマークをつけることが
自分や愛犬、家族や友人の助けになるかわからない!

ある意味防災の一環のように考えてみるのも良いかもしれません
何事も、想像力ですね

10年後、このふたつのマークが
同じように
今よりももっとたくさんの人に知られて
広がって
車いすマーク♿や
車の初心者マーク🔰くらい
みんなの当たり前になっているように

いまできること

「イエローリボン、イエロードッグって知ってる?」
「調べると色々出てくるよ!」

今回はその検索ツールの一つになれたら
と思い
いつもとは違ったまじめな内容を書いてみました

イエローリボンとは?
で検索していただくと
もっともっと深堀できます
この記事はあくまでも私の解釈と考えになりますので
いろんなご意見等を参考にしていただけると幸いです



お散歩たのしーね
と言い合えるワンコが増えますように


らんるりより Thanks!


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