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アイデア・創作の苦労 ランチェスター経営 竹田陽一氏の逸話/051

コンテンツ作成、
創作物
をしている人には関係ある話。

勘のイイ人なら、何かのヒントを掴めるのでは?



1、経営コンサルタント竹田陽一氏のコンテンツ作成秘話


ランチェスター戦略で有名な、
福岡県の竹田陽一氏(ランチェスター経営株式会社)。


氏の著書を
私は5冊くらいは読んでいます。


その中で、
私としては印象的なのが、
竹田陽一氏が、中小企業のための経営教材作成に着手しようとした時の話。

講演や研修講師の仕事の合間にテキスト作成しても、
上手くいかず、書いたものすべて廃棄したクダリ。

本格教材を作成するには、
「休業するしかない」
と年間4,500万の売上をゼロにしてでも、休業しようかと考えたが、
欲を捨てきれず、なかなか決心がつかなったとのこと。


そんな時、
富士山登頂のツアーに参加した。
頂上でカップラーメンを食べて、
「よし、来年の元旦から休業して教材作成しよう!」
と決意。
その時、氏は53歳。


が、
そうそう上手く教材作成が進むものでもなく、
最初の教材シリーズは
作成に4年と6ヶ月かかったそうな。

毎日、朝の7時から10時間、
4年間原稿を書き続ける。

✓友達との付き合いはすべて断る
✓冠婚葬祭も参加しない
✓年間の休日は、正月の半日のみ(364.5日稼働。笑。奥様もご立派)

書いては捨て、
捨てては書く。
という状態を繰り返し、ノイローゼにもなりながら、
なんとか最初の教材を完成させたそうな。

体重は激減したとか。




2、バカ呼ばわりされた


竹田陽一氏ご自身の発言では、

・学生時代、成績が悪かった
・学校の何人もの教師から「バカ」呼ばわりされた(時代ですね笑)
・就職して営業社員の頃、「大将!こんにちは!」ってノリが苦手で「大将!」ってのが言えなかった
・28歳の時、我が子に¥30のビスコも買ってあげられないほど経済的にも追い込まれた
・靴下を買い替えるお金もなかったから、親指の先に穴があいた靴下を履いていて、クライアントのお宅にあがるのがイヤだった
・靴も買い替えられなかったから、靴底に割れ目があって、雨の日は靴の中がビショビショだった

とのこと。


バカ。

貧乏。




そんな竹田陽一氏にも転機があった。
二度も。

一度目:名著との出会い。フランク・ベトガー『私はどうして販売外交に成功したか』

二度目:師との出会い。ランチェスター法則 田岡信夫氏

この二度の出会いにより、
ダメな人生から脱却したとのこと。
上記の本の内容を愚直に実践して、
高額納税者になったり、会社員時代に本を出したり。

「意識的な出会い」は大事ですね。



YouTubeもオーディブルもなかった時代。

・フランク・ベトガーの本
・デール・カーネギー『人を動かす』『道は開ける』
・ナポレオン・ヒル『成功哲学』
・ピーター・F・ドラッカーは12冊

プロのナレーターに、
一冊当たり¥10万支払って、朗読してもらい、
録音したカセットテープを学習教材とした。
特にフランク・ベトガーは100回以上は聴いた。
とか



3、私の気づき


ここから気づけることは

・「自分は成績が悪い」と虚心坦懐に自己の能力を認める(カッコつけない)
・バカにされたからこそ、大人になってからでも長時間の勉強を開始した
・本物の師匠との出会いと、自分次第で、人生は変えられる
・「〇〇=自分」という武器作りに特化したら、芽が出る
「富士山」「カップラーメン」「¥30のビスコ」「靴下の穴」「靴の中ビショビショ」
こういう具体的キーワードを使っているから、読者(私)の記憶にもへばりついている



追伸


竹田陽一氏は、こうも言っています。

「バカはあれこれ手を出すのではなく、得意な商品・サービスを
一点に絞って、長時間労働すれば必ず芽が出ます」



今回の内容に近いことは、過去の記事にもあります。


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