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【日々の雑感】育児のこと、独立してからのキャリアの考え方、稼がないという実験、など。

10月。もうすっかり秋。

次女を産んで、明日で3ヶ月になる。
最近は、話しかけたるとニコッと笑い、ウーウーと声を出し、コミュニケーションが取れてきて、なんだか嬉しい。

思い返すと、4年前の長女の育児は、変に頑張りすぎて心身ともに疲弊し、
育児が楽しいという感覚が正直あまりなかった。
だから、今、心に余裕があって、ただただ娘を可愛いと思えることに、正直少し安堵している自分がいる。

単調な毎日ではあるけれど、こんな日々も愛おしい。


今の私自身がそうであるように、昔は完璧な存在だと思っていた両親も、いろんな葛藤を抱えていた完璧ではない人間だったことを育児を通して強く思い知る。

幼少期の私にとっての当たり前の毎日は、そんな両親をはじめとする家族の努力によって存在していたことを、育児を通じて知っていく。


そして独立して2年がたった。

自営業を営む家庭で育ち、ふと父が言っていた「一生を雇われで終わるな」という言葉を思い出した。10年前の就活も、将来自分の名前で仕事をすることを軸に就活をした。

不思議なことに、昔想像していたかっこよくてキラキラした独立とは程遠いが、今その言葉通りになっているから、人生はよくできているなと思う。


とはいえ、今は、雇われでも経営しても、形はなんでもいいと思っている。
形よりも、大事にしたいことを大事にできているのがいい。

今、仕事において私が大事にしたいのは、興味関心のある領域でプロフェッショナルになることや、暮らしのバランスが取れていること。

20代の頃に大事にしていたこととは、まるで違う。

もっと挑戦したい時も来るだろう。安定したい時もある。自由を叫びたい時もあっていいし、組織でのキャリアもあっていい。

人生にはバイオリズムがあって、環境やライフステージによっても大事にしたいことは変化するんだろう。それもまた波のようで面白いと思う。

10年後はさらに想像がつかないが、納得感のある今を生きていたら、きっとその延長に、納得感のある未来が出現しているように思う。

“キャリアは長距離走”
尊敬する経営者の言葉。

無意識に、育児中はつい焦りが出がち。
意識して、今大事にしたいことを大事にしよう。

独立してからの2年間を振り返ると、当初やりたいと構想していたのは、心と体を整え自身が本来持っているパワーや可能性を信じられるような何かをしたいということだった。

ヨガやアーユルヴェーダなどにも興味を持ち、生理学や解剖学、東洋医学などを学びながら、身体からのアプローチを模索してみたりもした。

その間、尊敬する方々とお話をさせてもらったり、コーチングを受けたりするうちに、次第に”人の心”へと興味関心が出てきた。

今はもっぱら、”人の心”への興味関心が尽きない。

心の根底にあるのは、

人の選択肢と可能性を信じたい。
人が本来持っているパワーや可能性を見てみたい。
少しでも良い土壌を子供の世代に残したい。

言葉にするのが難しいが、何だかそんな質感のもののように思う。

いま、そんな思いでコーチングを通じた人材育成に取り組んでいる。

独立してから、コーチングやNLP、キャリアコンサルティング、カウンセリングなどを学んできた。今月からは大学で心理学を専攻している。10年ぶりの大学生。

充実したカリキュラムや、質の高い授業を自宅で24時間好きな時に受講ができることに感動している。

もっと人の心についての理解を深めていきたい。

今、人生で一番学びが楽しい。

そして自営業なので産休や育休はないが、
産後は無理に仕事復帰せずに、意図的にゆっくりと過ごしている。

自分では元気だと思っているが、産前産後は通常時とはホルモンバランスも違うし、
家族が一人増えたことで、家族システムを再構築する期間ということもある。

赤ちゃんの寝ている時間は長いので、次女が寝ている間に仕事をするという選択もあったけれど、今は意図的に頑張らないという選択をした。


そんなせっかくの機会なので、次女が保育園に行く来年の春までは
あえて「稼がない」ということを自分で実験している。

今は全くないと言えば嘘になるが、特に20代の頃はお金や稼ぐことに対して強い執着があった。
独立する際も、まず不安を感じたのがお金のことだった。

独立して丸2年になるが、素晴らしいご縁や機会に恵まれ、
2期目の売上は前年対比120%成長だった。

お金について、囚われていたほど不安を感じる必要はないかもしれないと感じている。

現実を作っているのは、いつも自分なのだと突きつけられる。

これまで自分の中での常識だった”稼ぐ”という価値観。
そして、”稼がない”という実験。

自分の中で何が起こるのか、起こらないのか。
密かに楽しみ。


“稼がない”と決めると、ぽっかりと空いた余白に、
今の自分に必要な旬のものが入ってきて、これはこれですごくよい感じ。

古くなったものを手放して、今旬のものを取り入れていくって、とても新鮮で私は好きだな。


人生は、全てが実験のように思えてくる。

ピンときたことを早く小さく試してみて
行動したことで得られたフィードバックを振り返り、
“感じたことを考えてみる”というのがお気に入り。


目標をがっちりと決めて頑張り続けるのが大事なときもある。
そしてこのやり方は自分に染み付いているので、意識していないとこのモードになってしまう。

でも、やっぱり疲れちゃうから

方向性だけ持ちながら、社会の波風に乗りながら、
小さく色々試しながら、ゆるりと波を泳ぐ時期があってもいい。


軽やかさ。ゆるさ。余白。持続可能な生き方。

今は、そんなものを大事にしたい気分。


また色々書いていきたいな。

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