いちご同盟

最初に言っておきます。これはべた褒めノートです。
褒めすぎて文がおかしいところもあるかもしれませんが、ご容赦を。

🍓🍓🍓🍓🍓🍓🍓🍓🍓🍓🍓🍓🍓🍓🍓🍓🍓🍓

高校生アカペラグループ、『いちご同盟』。昨日の「アカペラ漬け」を最後に長い長い活動休止に入った。僕にアカペラのかっこよさを教えてくれた最初のバンドは、思い返せば彼らだったかもしれない。

なぜ彼らがあんなに多くの人を魅了するのか。昨日私は彼らのステージを、ずっとそのことを頭に置きながら見つめていた。

まず。奏くんの圧倒的カリスマ性。初期の頃を知らないのが残念でたまらないが、ステージの集中をあれだけ一人に集められるリードも多くないだろう。あれは天性のものか、はたまた研究の賜物か。

そして、ベーパーの安定感。とくにボイパのバズくんはすごい。凄すぎて語彙力を失うレベル。逆に何が凄いのかよくわからなくなる。

さらに、コーラス3人の安定感。声質がバラバラなわけではないが、きちんと個々の良さが活きた歌い方。
少し本筋とずれた話になるが、合唱で良いとされるコーラスとアカペラで良いとされるコーラスは少し違う。ように思う。それをきちんとわきまえている。そして、コーラスに限らず、それぞれが自分の求められている立ち位置をちゃんと理解しているのも、とても大きい。

そして何よりステージング。僕が彼らを最初に見たのはトヨフェスのプロレスリングステージであったが、あのときはそんなに動くことなく、しかしそれでも彼ららしさあふれるステージを展開してきた。それ以来、本当に会場にビタッとあったステージング。感服。

つまり、彼らの凄さは全部あることだ。
ポテンシャルはもちろん、環境も、運も、話題性も、舞台経験も、そして当然練習、研究の努力も。
更に恐ろしいことに、ミッキーもミニーもいるのだ。偏見かもしれないが、日本人は恋愛に弱い。恋愛の絡まない青春映画を見つけるほうが難しい。
全てが揃っていたからこそ、あの素晴らしいバンドが我々の前に姿を見せたのだろう。

異論はあるかもしれないが、いちご同盟は間違いなく愛知県高校生アカペラの希望であった。もっと言うと、東海のアカペラ界に火をつけていた。そんな気がする。あのバンドを生み出した全ての人と、小さくて大きな6人に、心からの、最大級の拍手を。

いちご同盟は、僕の中で永遠です。ありがとう。

---------------------蛇足ぎみな追記---------------------------

シエルさんと昨日、少し復活についての話をした。
彼女がなんと言ったかには言及しない。
でも、ほんのちょっと欲を言おう。
戻ってきてね。名前は違っても、あの6人で。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?