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歴史の闇に消えたデッキ

皆様あけましておめでとう御座います。
今年もよろしくお願いします。





トライデント・らんどるです。
通常の3倍速度でデッキを作れます。

まあ前置きはここまでにして、さっそく本題に移りましょう。

事の発端

さて本題に入る前に、一つ質問があります。
皆様、どれくらいのペースでデッキを生み出してますか?

多くのビルダーは『このカードを使ってみたい!』や、『このカードとこのカードのシナジーを活かしたい!』という気持ちからデッキを作ると私は考えております。
そして基本的に移り気が多い私は、1ヶ月に1〜2個のペースで『デッキ思案』という形で捻り出してます。

基本的に私は『デッキ思案』である程度の方針を決定させて、そこからパーツを買い漁ります。

買い漁ったパーツでプロトタイプを構築→リモートデュエルで対戦→微調整して足りないパーツを購入→再びリモートデュエルで対戦…を繰り返してようやく一つのデッキを生み出します。

しかし中にはパーツも買い漁り、デッキとしての体裁を成したのにも関わらず短い生涯を終えるデッキも存在します。
厳密に没にする理由があるわけでもなく、ただただ『納得が行かない』という理由で歴史の闇の中へ消えていったデッキが存在します。

今回はそんな既に解体済、あるいは封印済のデッキを一挙公開していきます。
なんでこの男は正月早々闇を見せるのか。

①月蝕/MADE IN HEAVEN

コンセプト

『ガーディアン・デスサイス』を秘密裏に降臨させるデッキです。

元々『デスサイス』そのものをサーチしてしまうと『ああはいはい、デスサイスのデッキね。』と馬鹿にされるすぐにバレてしまう為、ドローギミックで秘密裏にパーツを裏で集め、『ヴァレルロード・R・ドラゴン』で手札の『ガーディアン・エアトス』を破壊して急にデスサイスを降臨させるデッキにしました。

メインギミックは初動の安定化&『ライオット』の破壊をカムフラージュ&ドローギミックの全てを兼ね備えている『マナドゥム』達を採用して、『伍世壊心像』や『補強要員』、『補給要員』で只管にデッキ圧縮とドローをしてコンボパーツを拾いに行きます。

『氷水啼エジル・ギュミル』や『ヴィシャス=アストラウド』などで盤面を維持しながら戦い、最終的に『デスサイス』の盤面出力を狙います。

闇に消えた理由

『ギュミル』や『アストラウド』自体が基礎火力が高いので普通に『マナドゥム』のビートダウンで戦えるところと、そもそもコンボパーツを集めるにしても中々に難しい部分が目立った為、闇に消えていきました。

しかし『デスサイス』自体は使いたいなと考えている為、どうにか復活させたいとは思ってます。
一番は『エアトス』のサーチですかね。
最近は『マスター・オブ・HAM』の登場によって『ウェポンサモナー』に直接アクセス出来るようになったり、『プリンシバグ』の登場で直接のサーチ手段を手に入れたりとそっち方面で集めるのも悪くないかなと画策中。

デッキ名はジョジョ6部の『プッチ神父』こと『エンリコ・プッチ』の使用スタンドから参考にしてました。

②宿茶の毒

コンセプト

『幻妖フルドラ』を使いたくて組んだデッキです。

みんなが『フルドラ』を使っているので自分も使ってみたいなと考えた際に、『六武衆』というカテゴリそのものが手札にモンスターを抱えやすい→罠を拾いやすいと同義の為『六武衆』で『フルドラ』を使う構築を目指しました。

『レスキューヘッジホッグ』1枚から『六武衆』の展開に繋げられるので、『ヘッジホッグ』から色々捏ねくり回して『ライトロード・ドミニオン キュリオス』にまで到達して、『フルドラ』を叩き落としながらドロー加速していきます。

基本的に『フルドラ』の回収対象は『六武フッキング』こと『諸刃の活人剣術』に設定し、『活人剣術』で『真六武衆-シエン』と『六武衆の師範代』を蘇生して『召煌女クインクエリ』をX召喚し、自身の効果で『フルドラ』を蘇生して再び『活人剣術』を拾い上げます。

闇に消えた理由

本末転倒な話ではありますが、『六武衆』である理由が見出せなくなりました。
あと展開ルートでちょっとした破綻が見つかってしまい泣く泣く解体する羽目に。

改めて先人達が組み上げた『フルドラ』デッキに追い付けてない=研鑽が足りてないなという戒めを込めて記録することにしました。

デッキ名は宵越しの茶に毒性が含まれている事を指す『宿茶の毒』からそのまま引用しています。

③Pick or Choice

コンセプト

これはこのカードが使いたい、というより『Pick or Choice』という単語そのものを使いたいが為に組み上がったデッキです。

言葉としての意味は『好きな方を選んでね?』みたいなニュアンスらしいので、そのニュアンスに一番近い動きが出来そうなデッキに仕上がりました。

具体的な動き方としては『ギブ&テイク』で『トリオンの蟲惑魔』を相手の場に送りつけて、強制的に発動する魔法&罠破壊で自分の場のカードを無理矢理破壊させてアドバンテージを得るデッキにしました。
破壊させるカードとして『魔界劇団』魔法罠、そしてこのデッキを組んだ辺りで登場した『ホルス』達を採用しました。

見えない罠の破壊対象として『やぶ蛇』を採用し、割られそうな表側の魔法罠は『魔界劇団-スーパー・プロデューサー』で予め破壊しておく事で破壊対象を狭めておきます。

相手が被害を抑えようとして見えない罠を割りに向かわせるか、見えているアドバンテージ増加を許すかの2択を強要するデッキとなりました。

闇に消えた理由

これはシンプルな話になりますが、『ホルス』というテーマのパワーに振り回されてしまったが故に崩してしまいました。

『ホルス』というテーマそのものが相手依存の代わりに強力な効果に加えて単純なパワーでも圧倒できてしまい、このデッキのコンボそのものをする必要性が無くなってしまったのが要因になります。
カードパワーに振り回されてる感じがしたのでこのデッキは解体されてしまいましたとさ。ガッデム。

後書き

というわけで去年一年間で組み上げたデッキの中で歴史の闇に消えてしまったデッキ3選となりました。正月からなに見せてんだよこいつ。

以前手なりでデッキを組む話を何処かで話しましたが、これは手なりで組む時に生まれる弊害の一つでもあります。
資産に無限にあるわけでもないのに、金を使って産んだデッキを泣く泣く解体するのは正直良いこととは思っていません。

しかしそのデッキを組んだ事そのもので得られた知識は決して無駄ではありません。
集積された知識でまた新しいデッキが生み出されていくわけですから。

というわけで正月早々に記事を読んで頂きありがとうございます。
今年もまた良き遊戯王ライフを送れる事を切に願います。

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