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遊戯王デッキ紹介『領域忍法【盤勇隠力】』Reboot

らんどるです。
これはさくらさんです。
たまに部屋を占領し、布団をベロベロ舐めて湿らせる極悪犬です。
長生きしてね。

デッキレシピ

『ヴァリアンツの忍者-南月』を展開の中心点に当てた『ヴァリアンツ』×『忍者』デッキです。

事の発端から約一年

何となく『ヴァリアンツ』というテーマを使ってみたいと思って組んだこのデッキ、何と使い倒して一年も経過しているようです。

基本的に大量にデッキを組み上げては崩すを繰り返す系男子の私にとっては一年というラインはかなり大事で、それだけリビルドを繰り返し続けたデッキは数少ないとも言えます。

そして一年という歳月で遊戯王というゲームは一歩先行くステージに到達し、更なるパワーインフレの波に飲まれていきました。
そしてこのデッキも漏れなくパワーインフレの波を無事に乗りこなせたデッキの一つになります。

今回はそんな荒波に揉まれて着実な強化を得たこのデッキがどう変わったのかを見ていきましょう。

レシピの変化

まずは去年の掲載時のレシピを見ていきましょう。

基本的には『ヴァリアンツ』側の動きをメインにし、そのサブ側の動きとして『忍者』を取り入れた印象を得ますね。

それでは改めて新しくなったレシピをドン。

どうして

基本的に枚数をスッキリさせて、『忍者』の配分が変わったり新たな仲間が参入したりしています。
ここからより詳しく解説していきます。

『忍者』側の変更点

以前は『忍者』はサブギミック寄りの構築でしたが、以前よりメインギミックに寄せています。
その関係で最強の忍者である『忍者マスター HANZO』をフル投入し、それに伴い『黄昏の忍者将軍-ゲツガ』が採用できるようになりました。

基本的にペンデュラムデッキは召喚権が余りやすいデッキのため、反転召喚・特殊召喚した『HANZO』でサーチした『ゲツガ』を即座に出力できます。

忍者の力を押し上げたカード

また、『HANZO』を召喚した際にサーチできる罠として『忍法 落葉舞』の存在があります。
『落葉舞』で『忍者』をリリースして『南月』をEXモンスターゾーンの正面に特殊召喚、そのまま『ヴァリアンツG-グランデューク』へとジョグレス進化できます。

また相手の展開に合わせて『重の忍者-磁翁』を出力して、妨害もかませます。
基本的に自分ターンで『ヴァリアンツ』、相手ターンに『忍者』の動きをして縦横無尽な展開をしていきます。

また、『忍者』側の妨害手段として『忍法 影縫いの術』を搭載しました。
このデッキで若干苦手とする『EXモンスターゾーンのモンスター』に対する解答札になりました。

『影縫いの術』自体は『異譚の忍法帖』や『獣の忍者-獏』で使い回しがしやすいので、気軽に使える除去として使っていきます。
メインモンスターゾーンの相手に使用をすればモンスターゾーン封鎖による相手モンスターの位置操作もしやすいです。

『スネークアイ』の登場

今まで『グランデューク』を出力する事自体は非常に簡単なこのデッキではありましたが、肝心のバーンダメージと打点上昇効果は決まったらラッキー程度であまり恩恵を感じる事はありませんでした。

これがもう半年前ってマ?

しかし今年の春に登場し、その後シリーズ化された『スネークアイ』もとい『罪宝』の存在によってこのデッキのボルテージが一段階上昇しました。
特に『反逆の罪宝-スネークアイ』の登場でこのデッキで足りなかった除去力の底上げと『グランデューク』のダメージ量を上げる事に成功しました。

さらに『蛇眼の炎龍』は起動効果で相手の場・墓地にいるモンスターを永続魔法化させることが可能になり、より一層のバーンダメージが期待できるようになりました。

しかも『フランベルジュ』は都合が良い事に『ドラゴン族』の為、『HANZO』でサーチした『忍法 超変化の術』で相手モンスターを食べながら出力できます。
今までサブギミック寄りの『忍者』が更なる力を得る形になりました。

仮に手札に来ても『ヴァリアンツ』の縛りがなければP召喚すればいいじゃない。
スケール確保のために入れていた『メタルフォーゼ』の代わりに一枚で完結する『カラテ魂 KURO-OBI』に切り替えました。

再録による強化

このデッキの強化は新弾による強化以外にも、再録による強化も若干あります。

4,000円したカード

『レアコレ』によって漸く再録された『円融魔術』は、魔法使いの融合モンスター限定の『オーバーロード・フュージョン』と呼べるカード。

『ヴァリアンツ』でも出しにくい存在である『ヴァリアンツの聚-幻中』が『円融魔術』一枚でパッと出す事ができます。

しかし『ヴァリアンツ』はそもそもがペンデュラムテーマ、Pモンスターを墓地に用意するのは一苦労です。

基本的に『エクサ↑ビートゥ』発音

『甲虫装機 エクサビートル』を『南月』や『ヴァリアンツM-マーキス』を素材に出す事で、あいての盤面処理をした上って『ヴァリアンツ』を2体墓地に落とせます。

使い終わったら『完全態・グレート・インセクト』に変身してさらに盤面を荒らしましょう。

EXデッキの変化

多分このデッキで最も変わった部分はやはりEXデッキの選択肢だと思います。
特にここ一年でじわじわと強化されていきました。

実はメスケモだったのを最近知った

『空牙団の懐剣 ドナ』は緩い条件下で出力可能な『真下+斜め下にリンクマーカーを持つリンク2』であり、これが『ヴァリアンツ』をP召喚で出す際に重宝します。
『南月』をP召喚をするだけで『グランデューク』に早変わりですからね。
自身の効果も使いやすい除去なのがGOOD。

また『忍法』によって出来る事が増えた為、選択肢を増やす意味で『忍者マスター SAIZO』を投入。
『落葉舞』『忍法装具-鉄土竜』『影縫いの術』で選択肢が取れます。
一度出しておけば『ゲツガ』で蘇生できるのもポイントが高いですね。

炎属性の汎用リンク

そして最新弾で登場した『賜炎の咎姫』により、ここ最近猛プッシュされていた炎属性強化にさらに一段階上の強さを与えました。
『ヴァリアンツ』の制約の関係上ラグがありますが、Pテーマのズッ友『ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム』を使い回すハードルがかなり下がりました。
それ以外でも『超弩級砲塔列車グスタフ・マックス』や『エクサビートル』の素材で墓地に行った『ヴァリアンツ』達を蘇生させたりとやれる事は多いカードです。

一気に高くなった子

そして『咎姫』の縛りを回避しつつ最終着地点として『揚陸群艦アンブロエール』を採用し、次のターンの展開と除去を兼ね備える事が出来るようになりました。

みんな使っている子

また、相手モンスターの押し込み役として『エニグマスター・パックビット』を採用する事にしました。
自身を永続罠化させて置いておくだけでも後半の『ヴァリアンツ』の展開で制約を無視する事も出来るのが便利ですよね。

実はチューナー

『エニグマスター』の出力は『ヴァリアンツ』側の動きでEXデッキに送られる『ライブラの魔法秤』を使う事にします。
相方は通常召喚した『HANZO』だったり『ヴァリアンツ』達で適当にレベルを合わせます。
ここ辺りはアドリブ10割で行きましょう。

使い終わったら『咎姫』経由で蘇生した『エレクトラム』で回収して『針淵のヴァリアンツ-アルクトスⅫ』を出す為のサポートカードとして登用しましょう。

基本的な取り回し方

このデッキの動かし方は構築当時から変わらず、その時の手札の組み合わせで変わっていきます。
『ヴァリアンツの巫女-東雲』or『VV-ソロアクティベート』+通常召喚可能な『忍者』を握っていれば『ヴァリアンツ』の動きをした上で『SAIZO』に繋げて忍者側の動きに繋げていきます。


『ヴァリアンツ』のみなら『咎姫』を経由した『アンブロエール』でお茶を濁し、『HANZO』を握っているのであれば『落葉舞』や『超変化の術』でお茶を濁しながら次の動きにシフトしていきます。

変わった部分は今までサブ程度に収まっていた『グランデューク』の連続バーンが『咎姫』や『スネークアイ』、『パックビット』の存在のおかげでメイン火力レベルまで押し上げられた事。
それにより最後の最後に残ったライフを『戎の忍者-冥禪』で付与された直接攻撃で削り切りやすくなりました。

後書き

今回は改築記事だったのでサクッと終わらせました。
基本構築は一切変わって無いですからね。

大量に作っては大量に崩す、伊弉諾と伊弉冉両方の性質を持つ私にとって一年間手元にあり続けるのはある意味珍しいものでもあります。
そう言った『永く楽しめるデッキ』を作り続ける、それが自分の中の一つの目標になっているのかな?と考えています。
まあそれはそれとして新しいデッキは常に組み続けると思います。

自分にとって『デッキを組む作業』は『刀鍛冶が至高の一本を打つ』のと同義だと考えてるから。
今度そんな記事も書きたい気がします。

というわけで今回はここまで。
それでは皆様、Bye🖖

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