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遊戯王デッキ紹介『ラプソディ・メスカル』

初めましての方は初めまして、らんどるです。
最近の流行りはコナン映画を出社前に流すことです。
ポイントは見るのではなく流す、耳だけで情報を受け取りつつ他のことをやります。
適度に無駄な時間を潰せるのでオススメです。

デッキレシピ

『輪廻独断』で『竜絶蘭』のバーンダメージを狙うデッキです。

今回のコンセプト

今回使うカードは『SOUL FUSION』で登場した『竜絶蘭』です。
効果は以下の通りになります。

リンク・効果モンスター
リンク4/地属性/幻竜族/攻3000
【リンクマーカー:左/右/左下/右下】
トークン以外のモンスター2体以上
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがリンク召喚に成功した場合に発動できる。
お互いの墓地のモンスターの種族とその数によって以下の効果を適用する。
●ドラゴン族:その数×100ダメージを相手に与える。
●恐竜族:このカードの攻撃力はその数×200アップする。
●海竜族:相手フィールドの全てのモンスターの攻撃力はその数×300ダウンする。
●幻竜族:自分はその数×400LP回復する。
遊戯王カードwikiより

お互いの墓地の種族によってそれぞれバーンダメージ、打点上昇、打点減少、ライフ回復を行えるモンスターです。

今回はこのバーンダメージを狙う…のですが、この控えめバーンでは現代遊戯王には通用しないのが悲しい現実です。
単純計算で『ドラゴン族がお互いの墓地に合計80体』必要になります。
まぁフルモンでドラゴン族ミラーなんて現実には起こり得ませんし、何ならドラゴン族単体で戦っていた方が強いです。

このカードの強みは『4つの効果を適用する際、バーンダメージは最も警戒されにくい』ことにあります。
相手が最も警戒するのは『攻撃力上昇、あるいは攻撃力低下』のいずれかになります。
まさか『この微量のバーンで負ける』とは思わない意識外を狙うデッキです。

…やることが初代遊戯王並の心理戦です。カードで戦え。

では改めてこのバーンダメージをどう狙うか?
…というより、このバーンダメージのためにドラゴン族をわざわざ墓地に貯める必要もありません。
そう、『輪廻独断』ならね。

永続罠
(1):1ターンに1度、種族を1つ宣言して発動できる。
このターン、お互いの墓地のモンスターは宣言した種族になる。
遊戯王カードwikiより

お互いの墓地の種族を統一させるカードのため、竜絶蘭の効果にチェーンする形で発動することでよりバーンダメージの総量を上げます。
しかしこれを使った上でも『お互いの墓地にモンスターが合計80体以上』を達成しないと行けないのは変わりないです。

そして最初に『バーンダメージは最も警戒されにくい』と書きましたが、逆に言えば『バーンデッキに寄せるとバーンダメージを警戒されてしまう』とも取れます。

では『バーンデッキ』と悟らせなければ良いのです。

永続魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):このカードの発動時の効果処理として、
デッキから「ライブツイン」モンスター1体を手札に加える事ができる。
(2):自分フィールドに「イビルツイン」モンスターが存在する限り、
相手がモンスターを召喚・特殊召喚する度に、自分は200LP回復し、相手に200ダメージを与える。
遊戯王カードwikiより
融合・効果モンスター
星8/闇属性/悪魔族/攻2500/守2000
「デスピア」モンスター+光・闇属性モンスター
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):融合召喚したこのカードがモンスターゾーンに存在する限り、
相手は600LPを払わなければ、カードの効果を発動できない。
(2):このカードが墓地に存在し、相手フィールドに儀式・融合・S・X・リンクモンスターのいずれかが存在する場合に発動できる。
このカードを特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。
この効果は相手ターンでも発動できる。
遊戯王カードwikiより

『Live☆Twin トラブルサン』と『赫灼竜マスカレイド』による微ダメージとライフ徴税によりダメージを与えつつ、最終的に『竜絶蘭』+『輪廻独断』によるリーサルを狙う、この構築でいこうと考えました。

プランキッズ周りについて

では初動の説明…に移る前に、このデッキにおける『プランキッズ』の役割について解説します。
このデッキにおける『プランキッズ』は『竜絶蘭』+『輪廻独断』によるバーン、そこに必須枠の『輪廻独断』を持ってくるのに必要になります。


こちらの記事にて『プランキッズ』の動きをすることで『御影志士』にアクセスできると言うことでそのギミックを参考にさせていただきました。

そして『御影志士』で持ってくるカードを『天獄の王』にすることにより、『輪廻独断』までアクセスできます。

効果モンスター
星10/闇属性/岩石族/攻3000/守3000
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):自分メインフェイズに発動できる。
手札のこのカードを相手ターン終了時まで公開する。
この効果で公開し続けている間、フィールドにセットされたカードは効果では破壊されない。
(2):セットされた魔法・罠カードが発動した場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
手札で公開されている状態でこの効果を発動した場合、
さらにデッキから魔法・罠カード1枚を自分フィールドにセットできる。
そのカードは次のターンのエンドフェイズに除外される。
遊戯王カードwikiより

初動の動かし方

では改めてこのデッキの初動について解説していこうかと思います。
このデッキの初動は基本的に以下の二つからスタートします。

・イビルツイン初動によるトラブルサニーを立てる動き
・プランキッズ初動による天獄の王にアクセスする動き

イビルツインもプランキッズも極論言えば『一枚から動きを確保できる』テーマのため、基本的には初手の状態からどう動かしていくか?を構築します。

そしてこの初動の良いところは『最終的に手札を補強した上で相手ターン回せる』点です。

プランキッズから動いた場合『ロックによる1ドロー+プランクによる1ドロー』が確約できます。
イビルツインから動いた場合『キスキルの効果で1ドローをトラブルサニーを経由して2回使う』が確約できます。

つまりある程度手札消費を抑えた上で展開をし、次ターン以降の取り回しもある程度確保できます。
初動の動かし方は以下のような感じになることが多いです。

デスピア周りについて

初動は基本的に上記をメインにスタートして、引いたカード内に『烙印開幕』や『烙印劇場デスピア』+『デスピア』モンスターを引き込めた場合にデスピアルートに進んでいきます。

そして盤面に残った打点の低さをデスピア周りでカバーしていくのが目的になります。
特に『デスピアン・クエリティス』はこのデッキの打点の低さをカバーしつつ、戦線を維持できます。

中盤以降はデスピア融合体や『ガーディアン・キマイラ』などを駆使して戦っていきます。


融合・効果モンスター
星8/光属性/悪魔族/攻2500/守2500
「デスピア」モンスター+光・闇属性モンスター
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分・相手のメインフェイズに発動できる。
レベル8以上の融合モンスターを除く、フィールドの全てのモンスターの攻撃力はターン終了時まで0になる。
(2):表側表示のこのカードが相手の効果でフィールドから離れた場合に発動できる。
デッキから「デスピア」モンスターまたは「アルバスの落胤」1体を選び、手札に加えるか特殊召喚する。
遊戯王カードwikiより

主にイビルツイン初動の場合は『イビルツイン相方』と、プランキッズ初動の場合は『使い終わったアハシマ』を融合素材に使っていきます。

竜絶蘭への移行

ここまで各種ギミックを紹介しましたが、肝心の竜絶蘭について全く触れてないと思ったそこのあなた、お待たせしました。

竜絶蘭はその性質上(汎用ではないリンク4、リンク4の競合相手の方が強い)最も警戒されにくいモンスターでもあります。
しかし他のモンスター達は普通に強いモンスターなため、そちらを警戒してリソースを消費するだろうと考えてます。
逆に言えば『他モンスターや伏せを警戒してリソースを多く消費する』=『竜絶蘭に対するリソースを枯らす』ことに通じると思います。

基本的には『イビルツイン相方が生き残っている』or『プランキッズ初動を握ってる』のどちらかが達成している場合、『竜絶蘭』までのルートまで向かえます。

ただしここまで行くためには『輪廻独断』を握っている必要があります。
天獄の王のアクセスのみだとかなり確率が低いため、ドローによる引き込みも大事になります。
そのためデッキを掘り起こすためにドローギミックの一つである『闇の増産工場』も採用してあります。

永続罠
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分の手札・フィールドのモンスター1体を墓地へ送って発動できる。
自分はデッキから1枚ドローする。
遊戯王カードwikiより

その他採用枠

『ファイアウォール・ドラゴン・ダークフルード』

『輪廻独断』でサイバース族を宣言することによりカウンターが2個乗って8000打点までいけます。
『クエリティス』の効果で打点を下げた後出すと実質8000ダイレクトまで持っていけます。

『ガーディアン・キマイラ』
盤面除去やドロー加速に採用
基本的には『赫の烙印』から出力していきます。

デッキ名の由来

今回はあの名曲『ボヘミアン・ラプソディ』からインスパイアして『ラプソディ・メスカル』と名づけました。
『ラプソディ』は狂詩曲を意味し、『メスカル』は竜絶蘭の元となった『アガベ』と呼ばれる植物からです。
それを蒸留酒にしたものを『メスカル』と呼びます。

『アガベ』は葉は幾つも分岐してますが、根は全て一緒です。
プランキッズもデスピアもイビルツインも、種族や属性はバラバラですが、このデッキに居る間は同じ種族として扱われます。

デッキ内で演じるはたった一つの演目、『バーンではない『バーンデッキ』という茶番』を演じてる…というイメージで組み上げました。

後書き

まずはここまで見てくださり、ありがとうございます!
では私事を一つか二つばかり。

先日私が投稿したエイプリルフール記事の『虚式:金剛』を覚えておりますでしょうか?
最初は『まあエイプリルフールやしええやろw』と軽い気持ちで投稿しましたが、なんか滅茶苦茶閲覧数伸びてビックリしました。
中にはギミックに対して『イイネ』してくれる方とかいらしたの、本当に嬉しかったです。
こっそり感想とか覗かせて頂きました、まずは改めてそちらに感謝をば。

本当にありがとうございます!

そして何故こんなに爆速で紹介記事を書いてるんだろうと思いながらも書いてます。
私は基本的に『デッキ思案』という形でざっくりとした遊戯王のデッキ案を生み出し、最終的に気に入ったものをブラッシュアップなどして実物を用意する形をとります。

今回紹介したデッキも『独断竜』と呼ばれていたデッキがブラッシュアップをして出来た形になりました。
元は溟界や毒の魔妖ー土蜘蛛をメインエンジンにしてデッキを掘り起こすタイプでしたが、最終的にバーンに寄せないバーンデッキとなりました。

最初は戯れ程度に書いていたものが、こうして評価を受けるのは良い時代だなと思います。
まあそんなこと気にせずに私は私のまま、デッキを組んでは闇に葬り去るを繰り返していこうと思います。

今回このデッキの紹介に対してギミックの掲載許可を頂きましたありありおさん
ご協力ありがとうございました!

そして改めてここまでご覧になった皆様、誠にありがとうございました!

『虚式:金剛』、いつになるかは分かりませんが必ず組みます。と言うか私が見たいから組みます。

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