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遊戯王デッキ紹介『幻煌一閃』

初めましての方は初めまして、らんどるです。
もう5回目になるので初めましてでは無いですね。
では久しぶり、というにはあまりにも短い期間ですね。
気狂いとはまさにこのこと、いやはや遊戯王に狂った男は末恐ろしいものです。

デッキレシピ

ではさっそく今回のコンセプトを発表…する前に。
ここで一つ質問です。

皆さんは『ワンショットキル』、お好きですか?

ここでの『ワンショットキル』は、一撃で遊戯王のライフ8000を削り切ることを指し示します。
これに関して賛否両論かと思われますが私は好きです。
一撃で相手を屠る、それだけでも脳汁ドバドバです。

そして現代遊戯王においてはそれは実現しやすい環境でもあります。
では現代遊戯王はワンショットキルをしているか、と聞かれればそれはNO。
現代遊戯王は相手の攻め手を封じた上で攻撃に転じることが殆どでしょう。

という建前は置いておいて。

うるせ〜!!!!!
俺は相手のライフを狩り尽くしたいだけなんだぜ〜!!!!!

というわけで(?)レシピをドン

『幻影の騎士-ミラージュ・ナイト』を用いたワンショットキルデッキです。

幻影の騎士ミラージュ・ナイトについて

まず細かい説明の前に幻影の騎士-ミラージュ・ナイトについて説明しようかと思います。
ミラージュ・ナイトが登場したのは今から約20年前に『ガーディアンの力』でノーマルで登場し、その後『EXPERT EDITION Volume 1』にてスーパーレアで再録した後、一度も再録されてないカードです。

そして肝心の効果は以下の通りになります。

効果モンスター
星8/光属性/戦士族/攻2800/守2000
このカードは「黒炎の騎士-ブラック・フレア・ナイト-」の効果でのみ特殊召喚が可能。
ダメージ計算時、このカードの攻撃力に相手モンスターの元々の攻撃力を加える。
戦闘を行ったターンのエンドフェイズ時に、このカードをゲームから除外する。
遊戯王カードwikiより

『黒炎の騎士-ブラック・フレア・ナイト』の効果でのみ特殊召喚が可能であり、オネストのように相手の元々の攻撃力を自身の打点に加算されます。
そして戦闘を行なったエンドフェイズに、自身をゲームから除外されてしまいます。

???『命が儚すぎるんじゃあ!!』

あまりにも儚い、セミですらもうちょっと長生きしますよ。

そして肝心のこのミラージュ・ナイトにアクセスするためのブラック・フレア・ナイトは以下の通りになります。

融合・効果モンスター
星6/闇属性/戦士族/攻2200/守 800
「ブラック・マジシャン」+「炎の剣士」
戦闘によって発生したこのカードのコントローラーへのダメージは0になる。
このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、
自分のデッキまたは手札から「幻影の騎士-ミラージュ・ナイト-」を1体特殊召喚する。
遊戯王カードwikiより

融合指定先が『ブラック・マジシャン』と『炎の剣士』であり、このカードにより発生する戦闘ダメージが0になります。
そして戦闘で破壊され墓地に送られた時のみ、ミラージュ・ナイトに変身できます。

???『弱すぎるんじゃあ!!』

いくら黎明期に登場したカードとはいえ、弱すぎる…

このカードの弱い点は
・融合指定先の片方が融合モンスター
・微妙に高い攻撃力2200
・そして出力されたミラージュ・ナイトは一度戦闘を行なったらすぐ居なくなってしまう。

なんとも、なんとも言えぬ弱さ。

しかしですよ?

イラスト…超カッコ良いですよね…!?

変身前と変身後の色の対比、変身前は防御用の盾を用いているけど、変身後はバリッバリの攻めに転じるために鎌を使う…いや、カッコ良すぎる…

細かい理屈抜きで、このカードを使いたい、その想いから始まりました。

しかし一度の戦闘で消えてしまうミラージュ・ナイトをどう活かすか?となります。
バトルフェイズ中に連撃出来れば強いですが、連撃できるカードはどれも癖が強いカード達。
その時あることに気付きました。

先程ミラージュ・ナイトの効果を『オネストのように』と説明しましたが、オネストと違うところがあります。
それはオネストは『現在の攻撃力』を参照しますが、ミラージュ・ナイトは『元々の攻撃力』を参照します。

つまり相手モンスターがどんなに打点を上げていたとしても、ミラージュ・ナイトは元々の打点分しか上がりません。

しかし、逆にこうも考えられます。

『元々の攻撃力が高ければ、例え戦闘したタイミングで攻撃力が低くなっても元々の攻撃力が加算される』とも考えられます。

自身の攻撃力を上げるのではなく、逆に相手モンスターの攻撃力を下げることで大ダメージを狙おうと。

しかしそうなると別の問題が出ます。
そもそもミラージュ・ナイトを出すにはブラック・フレア・ナイトが戦闘破壊されないと行けません。
しかし常に打点を下げてしまうとそもそもミラージュ・ナイト自体が出せなくなります。

つまり『ブラック・フレア・ナイトが戦闘する時は攻撃力が高く、ミラージュ・ナイトが戦闘する時は攻撃力が下がっている』状態を作らなくてはいけません。

そんな鬼畜な状況を上手く作れるカード、そう都合良くあるわけ…

居ました。

鬼畜な状況を生み出す一枚、それがこの『新鋭の女戦士』です。
そんな彼女の効果は以下の通りになります。

効果モンスター
星3/地属性/戦士族/攻1000/守 800
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分の他の戦士族モンスターが相手の表側表示モンスターと戦闘を行う攻撃宣言時に、
手札・フィールドのこのカードを墓地へ送って発動できる。
その相手モンスターの攻撃力はターン終了時まで、その元々の攻撃力分ダウンする。
(2):墓地のこのカードを除外し、自分の墓地の戦士族・地属性モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に加える。
遊戯王カードwikiより

このカードを用いることで『ブラック・フレア・ナイトが戦闘する時は攻撃力が高く、ミラージュ・ナイトが戦闘する時は攻撃力が下がっている』状態を作り出すことが可能です。

そしてこのカードは戦士族のため、『聖騎士の追想 イゾルデ』によるサーチに対応してます。
これで一旦の方向性が決まりました。

ブラック・フレア・ナイトの出力

さて戦い方は決まりましたが、肝心のブラック・フレア・ナイトの出力をしなければ話になりません。

ブラック・フレア・ナイトは先程も書きましたが『炎の剣士』と『ブラック・マジシャン』の名称指定による融合モンスターですが、片方が炎の剣士でエクストラ依存になります。
そして融合先が闇属性・戦士族であるため『円融魔術』や『絵札融合』に対応していません。

そんな中現代遊戯王最強の融合魔法カードが登場しました。
そう、『烙印融合』です。

通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できず、
このカードを発動するターン、自分は融合モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。
(1):自分の手札・デッキ・フィールドから、
融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスター2体を墓地へ送り、
「アルバスの落胤」を融合素材とするその融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。
遊戯王カードwikiより

このカードで『ブラック・マジシャン+アルバスの落胤』による『神炎竜ルベリオン』を出すことで、スムーズにブラック・フレア・ナイトに繋がります。

後は『炎の剣士』の用意ですが
ここは直接墓地に落としてやろうと思い至り、『教導の大神祇官』を採用しました。

効果モンスター
星8/光属性/魔法使い族/攻1500/守3000
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分の墓地から融合・S・X・リンクモンスター1体を除外して発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):自分メインフェイズに発動できる。
自分のEXデッキからカード名が異なるモンスター2体を墓地へ送る。
相手は自身のEXデッキからモンスター2体を墓地へ送る。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分はEXデッキからモンスターを特殊召喚できない。
遊戯王カードwikiより

そして『大神祇官』や『ブラック・マジシャン』を繋げるカードとして『マジシャンズ・ソウルズ』を採用することにしました。

効果モンスター
星1/闇属性/魔法使い族/攻   0/守   0
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが手札にある場合、
デッキからレベル6以上の魔法使い族モンスター1体を墓地へ送り、
以下の効果から1つを選択して発動できる。
●このカードを特殊召喚する。
●このカードを墓地へ送る。
その後、自分の墓地から「ブラック・マジシャン」または
「ブラック・マジシャン・ガール」1体を選んで特殊召喚できる。
(2):自分の手札・フィールドから魔法・罠カードを2枚まで墓地へ送って発動できる。
墓地へ送った数だけ自分はデッキからドローする。
遊戯王カードwikiより

初動の取り回し方

さてここでやらなきゃいけない事を纏めると以下の通りになります。

・『大神祇官』を用意し、EXデッキから融合素材を落とす。
・『イゾルデ』を用意し、『新鋭の女戦士』を持ってくる。

というわけで用意しましょう。
今回『イゾルデ』を作るカードとして『フォーマッド・スキッパー』を採用しました。

効果モンスター
星1/光属性/サイバース族/攻   0/守   0
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分メインフェイズに発動できる。
EXデッキのリンクモンスター1体を相手に見せる。
このターンにリンク召喚する場合、このカードは見せたモンスターと同じカード名・種族・属性の素材としても扱える。
(2):このカードがリンク素材として墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキからレベル5以上のサイバース族モンスター1体を手札に加える。
遊戯王カードwikiより

このカードを採用した理由は
・レベル1のため、『ワンチャン!?』に対応しており、『ソウルズ』と合わせて一番手札に引き込みやすいため。
・一枚で『イゾルデ』まで到達できるため、それ以外を初動の安定度向上にリソースを割けれるため。

となっております。
詳しくは下記の画像をご覧ください。

そしてイゾルデルートは以下の通りになります。

イゾルデルートの回し方

①『フォーマッド・スキッパー』を通常召喚
②①の効果で自身を『ウェルスパーダ・パラディオン』として扱う
③『マギアス・パラディオン』をリンク召喚
④②の効果で『スクリプトン』をサーチ
⑤『スクリプトン』の効果で『マギアス』のリンク先に特殊召喚
⑥『マギアス』の効果で『神樹のパラディオン』をサーチ
⑦『神樹』を『ウェルスパーダ』のリンク先に特殊召喚し、『聖騎士の追想 イゾルデ』をリンク召喚
⑧『イゾルデ』のサーチで『新鋭の女戦士』をサーチする

そして『大神祇官』を出す方法として『神聖魔皇后セレーネ』を採用することにしました。

リンク・効果モンスター
リンク3/光属性/魔法使い族/攻1850
【リンクマーカー:左下/下/右下】
魔法使い族モンスターを含むモンスター2体以上
(1):このカードがリンク召喚に成功した場合に発動する。
お互いのフィールド・墓地の魔法カードの数だけこのカードに魔力カウンターを置く。
(2):フィールドに「エンディミオン」カードが存在する限り、
相手はこのカードを攻撃対象に選択できない。
(3):1ターンに1度、自分・相手のメインフェイズに、
自分フィールドの魔力カウンターを3つ取り除いて発動できる。
自分の手札・墓地から魔法使い族モンスター1体を選び、
このカードのリンク先となる自分フィールドに守備表示で特殊召喚する。
遊戯王カードwikiより

イゾルデルートの中に『ソウルズ』を噛ませることで、大神祇官ルートに切り替わります。

大神祇官ルートの回し方
①『マジシャンズ・ソウルズ』の効果で『教導の大神祇官』を落としつつ特殊召喚(手札に既に『大神祇官』がいる場合、『ブラック・マジシャン』を落とす)
②『イゾルデ』の②効果で『焔聖剣-デュランダル』を落とし、『焔聖騎士-リナルド』を特殊召喚
③『リナルド』の効果で落とした『デュランダル』を回収する
④『デュランダル』を『リナルド』に装備し、『焔聖騎士ローラン』をサーチし、『ローラン』をそのまま装備カードとして『イゾルデ』に装備
※このタイミングで場・墓地に魔法が3枚以上なかった場合、『ソウルズ』の効果で魔法を墓地に落としておく。
⑤『ソウルズ』と『イゾルデ』で『神聖魔皇后セレーネ』でリンク召喚
⑥『セレーネ』の効果で『大神祇官』を特殊召喚
⑦『大神祇官』の効果で『ドロドロゴン』と『捕食植物キメラフレシア』を落としておく。
⑧エンドフェイズに『ローラン』の効果で『ニトロユニット』を、次のスタンバイフェイズに『烙印融合』をそれぞれサーチする。

これで最終的に
・手札に『ニトロユニット』、『新鋭の女戦士』、『烙印融合』がそれぞれ手札にある。
・墓地に融合代用モンスターである『ドロドロゴン』を墓地にある。
状況を生み出せます。
手札状況に応じては『召命の神弓ーアポロウーサ』を立てながら妨害札を作り、相手ターンに回します。

このデッキはバトルフェイズに入る必要がある以上、1ターン目にやることは基本的に上記の動きをして相手に手番を渡す必要があります。

2ターン目以降の回し方

さて一度相手にターンを回し、再び自分のターンが回ってきたらあとは単純明快で、『烙印融合』から動かします。

『烙印融合』で『ブラック・マジシャン』と『アルバスの落胤』で『神炎竜ルベリオン』を融合召喚。

『ルベリオン』の効果で『ブラック・マジシャン』と『ドロドロゴン』を『炎の剣士』として扱いながらデッキに戻し、『ブラック・フレア・ナイト』を融合召喚する。

そして先程サーチした『ニトロユニット』を『元々の攻撃力が2600以上の相手モンスター』に装備させます。

ここで先程から出ている『ニトロユニット』について解説します。

装備魔法
相手フィールド上モンスターにのみ装備可能。
装備モンスターを戦闘によって破壊し墓地へ送った時、
装備モンスターの攻撃力分のダメージを相手ライフに与える。
遊戯王カードwikiより

装備モンスターが破壊され、墓地へ送られた時に『元々の攻撃力』分のダメージを与えます。

これを用いることにより、ワンショットキルまで漕ぎ着けられます。

ワンショットキル計算式
必要札
・『ニトロユニット』を装備した『元々の攻撃力2600以上のモンスター』
①『ミラージュ・ナイト』の攻撃宣言時、『新鋭の女戦士』の効果発動、元々の攻撃力分打点ダウン
ミラージュ:2800 相手モンスター:2600→0
②ダメージ計算時、『ミラージュ・ナイト』の効果で元々の攻撃力分打点アップ
ミラージュ:2800→5400 相手モンスター:0
③『ニトロユニット』の効果で戦闘破壊された相手モンスターの元々攻撃力分のダメージを与える

2600+2800+2600=8000でワンショットキルが成立

その他採用枠

基本メインギミックは殆ど紹介した為、残りのカードはサックリと解説していきます。

『マジクリボー』
防御札として採用。
『ワンチャン!?』からサーチ可能で使い回しが効きやすい。

『ゴッド・フェニックス・ギアフリード』
イゾルデでサーチ枠に採用。
ミラージュ・ナイトでライフを取りきれなかった時に使う。

『壊獣』シリーズ
『妨げられし壊獣の眠り』

相手モンスターが戦闘破壊されないor相手モンスターが存在しないとこのコンボが成立しない為、相手の場にモンスターを用意する為に採用

『言語道断侍』
ライフを800支払うことにより、そのターンの間お互いに魔法・罠カードを発動を封印します。
ニトロユニットも発動出来なくなりますが、相手の伏せカードが多い時のみ使います。
『ワンチャン!?』によるサーチにも対応してます。

『融合呪印生物-光』
墓地に『ブラック・マジシャン』が居る状況で『烙印融合』を発動した際に『烙印竜アルビオン』を出すことで、そのまま『ブラック・フレア・ナイト』を融合召喚できます。

『古聖戴サウラヴィス』
『儀式の準備』からサーチ可能な儀式モンスターで且つ、『ミラージュ・ナイト』や『ブラック・フレア・ナイト』を守れるカード。

『超魔導騎士-ブラック・キャバルリー』
『ブラック・フレア・ナイト』が融合召喚できない時に出す応急枠。
基本的に金謙で除外されます。

『氷剣竜ミラジェイド』
初手に烙印融合を握っており、且つリンク召喚までに漕ぎ着けない場合に採用
返された時の捲り札としても使います。

『暗影の闇霊使いダルク』
イゾルデまでは行けるが『大神祇官』まで行けなかった時に使う。
多分ライナに変わる可能性が高い。


デッキ名の由来

光が駆け抜けるように相手を一撃で刈り倒すことから『幻煌一閃』と名付けました。
基本的に一撃必殺をモチーフにしている為、ニ撃目は知りません。
あと『烙印融合』が禁止になった時また構築が変わるかもです。

後書き

遊戯王デッキレシピ記事を書き始めて5回目にもなると慣れとか出来るかなとも思いましたが、むしろ時間をかけてしまうの、凝り性な自分が出てきちゃいますね。

図面解説までは分かりますが、何故クソコラ画像を作ってるんだろ…と思いながら作りました、勿論その分時間かかりました。

今回はかなり長々と書いてしまった為、後書きはサックリと終わらせましょう。
ここまで読んでいただきありがとうございます!

…冷静に考えてみるとこれ『ワンキル』ではあるが
『ワンショットキル』ではねぇな!

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