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04【実はずっと前から重婚です。。】

4月25日、1日でも早く、千葉大に行かねばと
焦ってはみるがそれは無理なご相談、
でGWを挟んで5月2日の予約に。

ただ、ガブちゃんは昨日今日にできて
一気に拡大するわけじゃなく
何年もかけてちょっとずつ成長してきたらしい

ム「この間、どう過ごしていたらいいですか?」

と聞くと

医「通常運転で大丈夫ですよ、
刺激物だけはちょっとやめた方がいいかもですねー」

通常運転で、刺激的な人生(笑)を歩んでるムウは
一体どうやって生きればいいんでしょう、、、と

普通の人が多分悩まないところで悩み始める。。。

もとい、
そんなことよりもなによりも

“ルウにどう伝えようか問題“

これは猛烈に難題ですよ

今までずっと私だけよと信じてたパートナーが

実は、こっそり隠れてガブちゃんと結婚してました、

はい、重婚です それも相当前からです。

っていうようなもんやから

うちよりもきっと

ドーーーーーン

ってなて

うそぎゃーーーー!!?ん

ってなって

あわわわわわわ、、、おろろろろ

ってなること必至

どうする
どうする
どうする
どうする


一応、がんセンターは回避したし
先生は間違いないっていうてるけど

実はムウのことやから何かの間違いでしたー

ってこともありうるわけで

だとしたらこの段階で 

ドーーーーンと

谷底に落とす必要もないわけで、、

そうだ!秘密で行こう!


(そうだ、京都に行こうぐらいのノリ)

この難題には一旦、旅に出てもらいます

いってらっしゃいませませ〜
もう帰ってこなくてもいいよ〜
さよおなら プープー


ただーーし

いつもどおりの
天真爛漫子ちゃんな笑顔は
絶対、無理よーん

どっかひきつった感じで
ほっぺたピクピクさせて
逆に心配させるパターン、、


あるね、ある、
ありありアリーや

こうして考えてる時間が
逆にまたアヤシイので
今日のところは

胃カメラの後遺症で凹みまくってる!

ってことでひょこひょこ歩きながら
いざ、車へ(実際苦しかったけどね、、)

ル「え?大丈夫?、遅かったねー」

ム「聞いてた話とちゃうかった、、
  鼻から入れてもめっちゃ無理やった、、
  だからしばらく寝させてもらってた、、」

ル「で、どうだったの?」

ム「だからしばらく寝てたー」

その”どうだったの”じゃなくて
”結果どうだったの?”でしょうよとわかりつつ

ル「で、なんかあったの?」

ム「あーー千葉大に紹介状書くから詳しい検査しなってさ
  5月2日に予約取ってくれたよ
  もっと早くにしてってゴネたけど無理だったさー」

ル「そう、、、、なのね、、
 (どんなのがあったの)、、、」

ルウの隠しきれない動揺で
質問爆弾が炸裂する前に

ム「あーーーもう嫌やーーー
  胃カメラまたやるとか嫌やーーーー
  絶対、麻酔してほしいーーーー」

とひたすら胃カメラしんどいモードを通したのでした。

この時、ルウがどう思ったのかは定かではない

実はムウもそのあとのことはほとんど覚えてない

家に帰って、リビングにしばらくいたけど
今日は、平静を装うのは無理やーと、
ベッドに潜り込み
胃カメラ後遺症の人としてひたすら寝た
(ふりをする)


ちょうど、娘と孫たちが来ていて
入れ替わり立ち替わり、

「パピー だいじょうぶー」とやってくる

可愛い、
可愛すぎる、
死ぬほど可愛い、、、


死ぬ?
 

死ぬの? 

死なないよね。。


(いやその死ぬほどちゃうから!)

とそのとき、頭の中で場面が切り替わり

なぜか、入院中のベッドに 
ワーーーーープ
孫がベッドを覗きこんで

“だいじょうぶー?”

と繰り返し
それがだんだん、
絶叫になってきて
ピ・ピ・ピ・ピーーーーーーーーー(心電図の音)

となる妄想が来て、
慌てて両手で振り払う


早い早い、まだわからんねんからなー

勝手に迎えにこんといてー!!

となったりするのでありました。

ルウ逃げ出してごめん

だけど告知と告白の連続攻撃を受け止めるのは
今日のうちには無理だ、、、、、

と、いうわけで、ここから、
偽りの1週間、がはじまるのであった。。


教訓
;告知されたらすぐ告白する役目がやってくることを覚えておこう
:考える時間をつくるため、一旦、逃げるのをよしとしよう
:死ぬほどとか死にそうとか簡単に言うもんじゃなーーーい、よ、笑

ルウ‘sコメント

この日から何かが変わった
千葉大に紹介されてる時点で。 
口数少なく 詳しく教えてくれない時点で 。

もうこれはただ事ではない と

胃カメラが怖くて、辛いのも
痛みに弱いのも知ってる

でも それだけじゃないよね

長女は 顔見た瞬間 

ガンと宣告された顔してる と…

ヾ(〃>_<;〃)ノ ヤメテヨ! 

と言いながら 
どっか隅っこで そうだよね…と 
口には出せない心配が…

最悪を想定しておいて  
早く安堵したい  

そんな気持ちでいっぱいだった…

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