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ムウのムフフム

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ムウがときおり思うことや言葉を綴ります
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#イキタシルシ

いきるということ

いきるということ

いきるということ
あしたをしんじること

いきるということ
なみだをこらえること

いきるということ
じぶんをうらぎること

いきるということ
あなたとはなれること

いきるということ
ゆめをあきらめること

いきるということ
おなかがいたくなること

いきるということ
みちにまようということ

いきるということ
こえをうしなうということ

いきるということ
なにもみないという

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ハンバーグ

ハンバーグ

生まれ落ちた命を
豊な草原に解き放ち
ヌクヌクと育て上げ
その肉を擦り潰し
ギュッと固めて
ジューっと焼き
うまいソースをかけて
頬張るハンバーグ

このプロセス全部を
美味い美味いと食せたら
この命のなんでもない日々も
いつか喰われる美味い美味いに
繋がってくれるのかなとかなんとか

ムウは喰われたい
誰かの命に美味い美味いと
くたばって焼かれて骨になって
壺に入れられ忘れられるよ

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流れる星をみた

流れる星をみた

昨日、二人、空を見上げた
久しぶりに、空を見上げた

ボクのそばにずっといる
アタシのたいせつなヒト

あのね
ボクの中にアタシがいるんだ
春のある日、ボクはつたえた

ずっとずっと隠れてたけど
アタシ、生きてみたいんだ

わかったよ
と彼女、いってくれたけど
そんなシンプルですまない

そして、半年
長い長いトンネルにいた
暗い暗いトンネルにいた

わからないからこわくて
みえ

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空を飛ぶ鳥のように

空を飛ぶ鳥のように。

一人になった
いや、ずっとひとりだった

誰とも繋がれない
誰にも理解されない

アタシがアタシでいてはいけない

誰もアタシがアタシでいることを許さない

誰もこのまんまのアタシを愛しはしない

誰も

アタシでさえ許してこなかったけど
もう、それはやめよう

アタシはやっぱりアタシの味方でいよう

そもそもひとり
そもそもひとりだよ

旅に出よう

コントロールをして

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なにかを

何かを

何かを描こうとするけれど
何にも描く気にならなくて

誰かに会おうとするけれど
誰にも会いたくなくなって

むむむ
むむむ
むむむになって

のんべんたらりん横になる

何かをやらされるようなことはない
誰かにやらされるようなことはない

ないからこそ
ないからこそ

むむむ
むむむ
むむむになって

欲はない
欲はないのかもしれない
無欲という意味においては

自分から離れてきたくせに

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Pond

POND

あーあ
アタシのゆくさきは
霧に浮かぶポンド

滴り落ちる甘い芳醇
降りそそぐ激しい雷雨

天国と地獄の繰り返し
どこまで運ばれていくのやら

底に沈んで渡された玉手箱
アタシの命を通り越し
隣りで眠る天使に届け

ここから流れる幼き滝は
いつしか大きなうねりとなって
静かに確かに世界を彩るのさ

頭ごなしに罵りあって
何も生まない産めないカラス
それでも翼を広げ舞い踊り
綺麗なつもり

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あのね

あのね

あのね
正直に生きるのはね
とってもむずかしいね

嫌われたくないし
のけものにされたくないし
存在を忘れられたくもないし

あのね
それと引き換えにね
自分を生きられなくなるね

ほんのちょっとの嘘が
ほんのちょっとごまかしが
最初はほんのちょっとだったのに

だんだんだんだん広がって
もうぜんぜん元に戻れやしない

あのね
そうしてどんどん自分を忘れてく
もういいや、めんどくさいもん

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ポロリ

ポロリ

泣いた
ポロポロ

なんの涙か
いつの涙か

開封後はお早めに
お召し上がりください

ができなかった涙

とっくに
味も素っ気もなくなったソレ

あふれるまで
こぼれるまで
じっとそこにいて
アタシの悲しみを守ってた

あなたとわたしの
さかいめはどこ

タヌキとキツネの
さかいめはどこ

くうとくわれるの
さかいめはどこ

そらとうみの
さかいめはどこ

であいとわかれの
さかいめは

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いちごミルク

いちごミルク

夜明けのほんの少し前、
15階からの都会の空

そこにもうすぐボクらの朝

東に向かって建つビルジング
空は若く、そして暗く、君は遠い

あの日、
初めての長い長いデートの夜
君のいちごミルクは
君とボクのいちごミルク

君の真っ赤なドキドキと
ボクのマシロな純情が
ぐるぐるぐるぐる混ざりあって

ボクらいちごミルク

ぐるぐるぐるぐる
ボクらピンクのいちごミルク

明日からしばら

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こどくとあしとあしたとあたし

こどくのあしとあしたとあたし

うまらない
うまらない
うまらない
さみしさが

だれといても
なにをしても
うまらない
うまらない
うまらない
さみしさが

あっとうてきで
てっていてきな
さみしさが
うまらない

ひとりでうまれてきたいじょう
だれかととけあうことなんて
のぞむらくもないけれど
このさみしさにたえるぐらいなら
だれかのなかでとけてなくなりたい

ここにいるよ
ここにいるよ
ここ

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