「喉ボコ ロック」解説

我々乱痴気外による曲「喉ボコ ロック」をsoundcloudにて公開致しました。まずはそれを是非聴いてみてください。

これは先日行われた綾瀬川溺死寸前にて30枚限定で無料配布したCDに収録されているものです。
現在我々が制作している1stミニアルバム(6曲入り予定)のリード曲。
乱痴気外というジャンルめちゃくちゃで、ようわからんバンドの軸はここにあると思います。

今回はそんな「喉ボコロック」について少し解説させていただこうと思います。

喉ボコロック。Nodoboko Lock。まず、なんやねんそのタイトル。自分でもようわかりません。
歌詞読んでも余計わからんでしょう。でも、何か伝わるんじゃないか?そんな期待を込めて俺は必死に、息継ぎする間も無く念仏のように珍妙な言葉を吐いています。

そもそも、俺はそういう表現が好きだ。街裏ぴんくさんのライブに通っているのもそうだし、作詞において影響されてる人達も大概そうだ。
説明的すぎると説教臭く感じて、肩身の狭い思いをすることになる。

だから俺が全体重44kg(軽すぎ)を乗せて歌えるのはこういう言葉になってしまいます。尚且つ音としても心地よいものが選べてると思うから、勝手に解釈したり適当に聞き流したりしてください。

いきなり歌詞の話してしまったけど、そもそもこの曲を作った経緯を言わなきゃ。組み立て下手でした。

3年前に作ってサンクラに載せたデモ集のうちの一曲。
なんかテレビでロンブー亮さんの釣り番組だったか満点青空レストランだったかそういう番組をぼんやり見てたら、その時に青ウナギ釣りをやってて、そこで急にサビの「今正に天然の青ウナギが昇龍になる」というフレーズが浮かんだ。何故かはわからん。
でもこんなの歌詞にするのはなかなか難しいだろうなーと思ってしばらくメモ帳に寝かせてたんだけど、ある日ふと読み返したらいける気がして、そっから意外とすぐにできた。
当時は歌詞を書いてから曲なりオケを作ることが多かったので、これも詞先ですね。
その後にリフ作ってオケ作ってメロディ乗っけただけ。メロディもあってないようなものですが。

デモの段階でも気に入ってたし、他の人に褒めてもらえることも多い曲だった。うちのギターの松本さんもこの曲のデモを聴いたのがきっかけで加入してくれた部分もあるみたい。作ってよかった。

乱痴気外組んで最初のスタジオ練習で合わせたのも、初ライブの1曲目もこれ。だから思い出深い曲だしバンドの軸っていうのはそういうところもあるかな。

そうやって何回か合わせていくうちにアレンジも固まってきて録音することになった。
今作ってるアルバムの曲は多分全部そうだけどエンジニアを入れずに全部自分達(というか主に松本さん)で録音している。何にもわからないからなんとなくドラムの前にマイク立てて録ってみたら、なんかピンとこなくて、ちょっとマイクの角度変えたりバスドラをしっかり締めたら格段に良くなったとか、そんなレベル。勉強になりました。
でも綺麗に録れたし、ドタバタしたドラムのズレやニュアンスが生っぽくて俺は好き。彼のスネアがパキッと飛んで来る感じもよく伝わると思う。

ベースはまきさんに投げたっきりだから俺はよくわからん笑
這うようにヌルヌル動く感じはデモを踏襲しつつも自分のニュアンスをかなり加えてて新たな広がりをもたらしてくれたと思う。

ギターは俺と松本さんで録った。俺はバッキングだけだから大したことはしてないけど松本さんがどんどんギターを重ねてくれて、そこが一番デモから変わったところかな。デモは3ピースでも再現できるように最低限のギターしか入れてないんだけど今回のはその真逆。彼が何に影響されてるかわかりやすいプレイだと思うし、そのニュアンスは俺が最初に作った時から頭の中にあったものだったから凄くしっくりきて嬉しかった。

ボーカルはいつもより低音を意識して歌った。自分の声のスイートスポットはここら辺だと思う。音域狭いし鼻声で気を抜くとバカみたいな声になるから。

と、まあ駆け足になりましたがそんなところです。
ジャンルで言えばガレージロック×ポストパンク?みたいな感じかと思います。出来上がったの聴いたらそんな風に聴こえました。あんま意識してないけど。
だから、上に書いたことは全て気にせず聴いてください。

よろしゅう。


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