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『チキン・ラン』販売せきらら日記~一章:必要なモノ・コト~

目次
序章 出展へのきっかけ
★一章 必要なモノ・コト
二章 販売目標決定
三章 コンポーネント
四章 宣伝
五章 結果と感想

【この章のポイント】
・行うことは販売目標、作品の用意、宣伝
・いつまでに何を行うのかを常に把握する

前章では私がボドゲ出展を始めたきっかけ、および通信販売へと進路を変更した経緯を書いていきました。今回からは実際に作品の商品化から販売までの道のりをなるべく具体的な数字を使ってまとめていきたいと思います。
本章では、ボドゲ出展を行うにあたって販売当日(通信販売当日)までに行う事を述べていきます。

当日までに行う必要があることは以下の通りです。

【販売目標】
・販売する個数と価格決定
・どこで販売するか(送料や交通費の計算)

【作品の用意】
・必要なコンポーネント洗出し(原価計算)
・イラストの発注(どんな仕様にするか)
・印刷会社の選定
・届いたコンポーネントの丁合作業

【宣伝活動】
・SNSでの宣伝
・テストプレイ会やオープン会への参加
・名刺づくり

まず決定しなければならないのは【販売目標】です。なぜなら、ここが決まらないと原価と価格の比較、決定ができないからです。コンポーネントのカードの印刷は依頼するロット数(刷りだす個数)によって1ロットあたりの値段が大きく変化するため、最初からある程度の販売個数を決めておかなければなりません。また、販売価格が決まっていないと原価にどれだけお金をかけて良いのか分からないため、この後の原価管理を行うことができません。さらに販売形式が決まっていないと、何にどれだけお金がかかるのかが計算できないため、販売個数、価格、そして場所は早い段階で決定しましょう。

つぎに【作品の用意】です。当たり前ですが作品が無いと出展はできません。初めての制作の場合、説明書の作成や印刷会社の選定、イラストの発注など不慣れな工程がたくさん発生するため、出来る限り余裕を持って動き出しましょう。また早くに手元に作品があると、出展当日までの宣伝活動が行いやすくなるメリットもあるのでオススメです。(私は出展からおよそ8か月前から動き始めました。)

最後に【宣伝活動】です。初出展において一番ネックになる問題が知名度で、正直ここが一番売れる個数に関係してきます。SNSでの広告はもちろん、テストプレイ会やオープン会に積極的に参加し、まずは自身の知名度を高めていきましょう。また、最近ボドゲ界隈では自身の名刺を作る文化がありますので、作れるのであれば名刺も作りましょう。

このように、ボドゲ一つを出展するのにも様々な工程が存在します。今回ここにあげた項目を参考にしながら、実際に必要な事柄を洗い出しましょう。そして

何をいつまでに終わらせるかを把握するためにスケジュール管理を行いましょう。

これだけの工程を頭の中だけで処理することはほぼ不可能です。手間ではありますが、のちに発生するミスや抜けに要する時間を考えれば最初にしっかりと準備を行った方が効率的に良いです。最初は分からないことが多く項目洗い出しですら大変かとは思いますが、頑張って行きましょう。

本章はここまでとなります。出展は面倒なことが多く、お金や時間もかなり消費するため大変なことだと思います。今回およびこれからの記事を参考にし、少しでも出展ストレスを減らしていただけたら幸いです。

次回からは今回挙げた【販売目標】【作品の準備】【宣伝活動】をそれぞれ詳しく説明していきます。引き続き読んでいただけたらと思います。

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