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ドラクエ3が面白かったので語りたい【ネタバレ】

こんにちは、ラナです。
今年に入ってドラクエ3(Wii版に収録されているFC版)をクリアし、感想を語りたかったので、この記事を書いています。
Xの方でプレイ記を色々書いてはいたのですが、「これはいくら35年経っていてもネタバレはしない方がいいのでは?」と思う展開もあったので、こちらに感想を書き殴っておきたかったのです。なのでネタバレ全開です。クリアしていない方はぜひこの記事を見る前にDQ1から遊んでください。

1.ゲーム自体にはそんなに関係ないこと


自分のドラクエ遍歴ですが、子供の頃に6、7をクリア、大人になってから1→2→3とクリアしています。
FFは1〜10までクリア済みで現在12をプレイ中、サガシリーズはすべてクリア済みなので、ドラクエ自体はスクエニのタイトルの中でもそこまで詳しい方ではありません。

キャラメイクができる作品が好きなので、ドラクエ3は元々気になっていた作品でした。Twitter上でドラクエ3をプレイしたいが1、2はプレイしておくべきかを質問したことがあります。何件か返信をいただきましたが「3だけでも遊べるがぜひ1、2からプレイすべき」との回答だったので1、2からプレイしました。本当に正解だったと思います。フォロワーさんありがとうございます。

2.システム面の話


FC世代ではないのも一因とは思いますが、FCのゲームは難易度が高い印象がありました。FF1は結局FC版はクリアできずアプリ版でクリアしてしまいましたし、ドラクエ1はシンプルなゲーム性ゆえ理不尽要素はそこまでではないと思ったものの、ドラクエ2のロンダルキアの洞窟で「やっぱり理不尽じゃないか!」と思った記憶があります。落とし穴と敵の合わせ技で泣きそうになりました。
ドラクエ3は、そういった理不尽さを感じることはほとんどありませんでした。謎解きは程よい難易度(妖精の笛だけヒント探しきれずDQ1の攻略見て突破してしまいましたが)でほぼ攻略サイト見ようかと思ってしまう寸前で答えに辿り着くことが多く、戦闘面も一見どうしようもなくとも戦略自体でなんとかなることが多い印象でした。サムネイルの画像はいきなり襲い掛かられてなすすべなくザラキで死屍累々になってますが、普段は先手でマホトーンが決まれば安全に戦えますし。
もちろんRPG慣れしているのでこういう敵が出てきたらこう行動する、という思考ができているというのもありますが、それが上手くできれば気持ち良くプレイができる、システム面から見ても完成度の高いゲームだと思います。

3.音楽の話

『勇者の挑戦』のイントロで鳥肌立ったというのがまず最初に来ますね。あれは実際にゾーマと対峙して聴くからより良いです。もちろんイントロ以外も緊張感をあおってくれるのがすごいです。
『冒険の旅』も好き。プレイ中ちょっと目を休めたいときはわざわざ外に出てこの曲を聴いてました。
『おおぞらをとぶ』は思ったより聞く時間が短かったのですがそれでもあの綺麗な旋律は耳と心に残りますね。

音楽自体は本当に素晴らしいのですが、ゲーム音楽好きとしてはサントラ周りの仕様がちょっと残念だなと思ってしまいました。やはり原曲を1曲1曲トラック分けされているサントラが欲しい……

4.シナリオの話(エンディング含む)

最初に言ってしまいますがシナリオの構成が巧みでとても面白かったです。特にバラモス撃破後〜エンディングが本当にいい意味で驚かされっぱなしでした。
まず全編に渡ってそうなのですがテキストに味がありますよね。王様交代したのに適応力が高すぎるロマリアの住人や、こちらを勝手に田舎者扱いするエジンベアの住人は特に印象に残りました。

こころのひろい?


バラモス撃破前のストーリー中で特に面白いと思ったのは商人のイベントでしょうか。
まず街の名前が〇〇(自分はロマサガ3よりふるふらと名付けた)バークになって、ドラクエ7で出てきた街の名前はここから来てるのか!と感激してました。
そこから先のイベントは結構衝撃的でした。送り出した商人は最終的には投獄されてしまうが彼を助けることはできず、イエローオーブの場所を教わることしかできない。こんなままならない思いを抱いて別れるイベントで、キャラメイクシステムを上手く活かしてるなと思いました。名前自分でつけただけあって愛着ができたので。脱獄の手伝いしてあげたかった。
バラモス撃破後に大魔王ゾーマが出てくること自体は一般教養(?)で既知だったのですが、まさかその舞台に三度アレフガルドが出てくるとは思いませんでした。
ドムドーラが滅びておらず、メルキドはゴーレムの研究途中……とドラクエ1の過去の話と結びつけられてることは全く知らなかったので、後半は俄然探索が楽しかったです。

そしてドラクエ3は「絶対許したら3度目も襲いかかってくるだろと思い込んでたカンダタがやたら素直になっていてびっくりしたなあ。一発当ててやろうと息巻いてあの大穴に落っこちたのだろうか。」
「竜の女王の子孫が竜王だったりするのだろうか。光の玉も持ってるしな」
みたいな、想像力掻き立てられる材料が多いですよね。答えは用意しないから各自自由に考えてねと言わんばかりの。
これの最たるものがエンディングの展開で、ゾーマ撃破後は故郷の世界とアレフガルドを結ぶ大穴が閉じられてしまい、勇者達はアレフガルド側に締め出しを喰らうというもの。大魔王倒した後なのに達成感より「まじかよ!」と思ってしまいました。

このように割り切れればいいのだが

自分は勇者自身もそうですが勇者の母が不憫だなと思ってしまいました。夫オルテガだけでなく子供とまで離れ離れになってしまうなんて報われない。平和になってもちょっと浮かばれないなと思ってしまいました。

こんなセリフ見ちゃったら離れ離れになるの辛い


ただ、ここでもはっきりとその後は語らず、勇者は行方知らずになりました、と閉じるのが救いだなと思いました。もしかしたら最後には帰れたのかも……と完全に救いを捨てずに済む閉じ方ですよね。
このエンディングが好きだった、という感想をはっきり言いたいがためにこの記事書いてるまであります。SNSに流してこのエンディングの中身を知ってしまうのは勿体無いので。

5.おわりに

子供のころ遊んだ6や7、3の前に遊んだ1や2も面白かったのですが、3は本当に面白かったです。これまでは漠然とDQとFFならFF派だなと思っていましたが今はそんな質問も即答できないかも。
DQ4や5の原作もやってみたいのですが、FCやSFCを引っ張り出すのもしんどいので1~3のWii版みたいな感じで纏めて現行機でプレイできるようになってほしいですね。6もまた遊びたいですし。国民的RPGなのに原作遊ぶの結構難しくて驚きました。

ここまで読んでいただきありがとうございました。それではまたどこかで。


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