きっかけは2020年夏休み
2020年の7月末週に夏休みをとって、金沢、上田、松本を旅しました。
本当は父親の古希を祝うため父と登山に行く予定でした。長野は私にとっては幼い頃、家族で何度も旅行に来ていた思い出の地。このところの運動不足でガッツリ登山は諦め、昔から憧れていた大正池の麓にあるあるホテルに父娘でのんびりと宿泊してハイキングを楽しもうと計画を。親孝行のつもりでした。
しかし、コロナのやつがそんな私の思いを打ち砕く。
日増しに急増する感染者数に父親は旅行を急遽ギブアップ。キャンセル料が結構な金額だったことに加え、メディアに振り回されることに嫌気がさしていた私はなんだかなぁ・・・と心の中で悪態を吐きながら、仕方がなく予定変更を。
でも今思うと、そのお陰で上田に暮らそう計画を妄想する愉しみをを得たのだから結果良かったのかもしれない。
そんな訳で、まずは金沢へ向かう。二十一世紀美術館に内藤礼さんの展示を見る為だ。内藤礼さんの世界観に心酔しているので展示を堪能できたことはもちろん、近くに新しいギャラリーKaMuも出来ていて、心なしかテンションが上がった。翌日伺った山鬼文庫やあうん堂の店主とのお喋りも楽しく、イガイガした気持ちが少しづつ和らいでいくのを感じました。金沢もいいところだなぁ。
のんびりしすぎてしまったが、そろそろ上田に向かわねばと気持ちを急かす。
初日は別所温泉泊なので、夕食までにはなんとか辿り着きたい。
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