最小限の努力で受かりたい怠惰受験生へ、コンサマonly勉強

はじめに

まず前提として、このノートの趣旨は「コンパクトサマリーしか使うな」「僕の真似をした方が良い」というものではありません。周りが推奨しない教材を使っていることや、勉強時間が比較的少ないことに関して不安に思っている受験生たちに、必ずしもそれを変える必要はないんだよということを伝えたいという気持ちで書いています。

自己紹介

よく勉強方法の話をすると、地頭がいいからでしょ?と反論されてしまうので、一応自分の経歴を晒します。
まず自分は25年8月合格目標として、CPA会計学院に2年速習コースで通っています。25年目標とはいえ、自分の性格上1度不合格にならないと論文に向けて勉強に本腰が入らないと判断し、急遽本命前の5月短答に間に合わせました。

自分は小中と普通の公立に通っていて、高校もかくかくしかじかの事情で、最終的には通信制の高校を卒業することになってしまいました。大学もおそらく公認会計士受験生は早慶やMARCH、関関同立といった学歴の方々がボリューム層だと思うのですが、自分はそれより低い偏差値の、所謂中堅の私立文系に通っていますし、学部も会計とは全く関係ない学部です。そのため、地頭も基礎知識も決して備わっていません。


短答式試験、またこれまでの答練の成績について

5/26 短答式試験本試験、Webサーベイ上ではありますが、
企業法 80(疑義問次第で85)
管理会計論 80 計算 45  理論 35
監査論 90
財務会計論 176 計算 104 理論 72

合計 426(疑義問次第で431)  85.2%(86.2%)
という結果でした。

短答直前答練、短答模擬試験の成績ですが

第1回 企業法 40
        管理会計論 43
        監査論 70
        財務会計論 100

第2回  企業法 45
         管理会計論 65
         監査論 70
         財務会計論 180

第3回 企業法 70
        管理会計論 60
        監査論 70
        財務会計論 134

模試   企業法 65
        管理会計論 60
        監査論 70
        財務会計論 168

第4回 企業法75
        管理会計論 48
        監査論 75
        財務会計論 168

なんともまあ、恥ずかしい成績です。
この成績をみていただいたらわかる通り、直前までスイッチが入らない人向けの、最後の1ヶ月で捲る前提のやり方で、決して堅実に受かりに行くやり方ではありません。

各科目の勉強法
全体に共通していること

タイトルにもある通り、全ての科目について、インプット教材はコンパクトサマリーを使用しました(財務会計論、管理会計論に関しては講義受講の際のみレギュラーテキスト使用)。ここが1番の特徴かなと思います。僕は本当に怠惰を極めていて勉強時間が取れないため、コンパクトというタイトルに惹かれました。勉強時間としては、短直1〜2の間の2週間と最後の1ヶ月のみ1日平均6〜7時間、それ以外の期間は2〜3時間くらいだと思います。忙しくて中々勉強時間が取れない方、怠惰で勉強時間が取れない方、理論に時間を割けるのが電車の中くらいだという方、始めるのが遅れて本試験まで時間がないという方等の参考になればなと思います。

企業法

企業法については、僕は講義を受講していません。決して講師批判の意図はないのですが、入門講義の第1回をそれぞれ視聴してみた結果、1人で覚えた方が早いと判断しました。5→8を見据えている方、絶対に論文1発合格をしたいという方にはおすすめ出来ませんが、まずはとにかく目の前の短答に合格したいという方にとっては、あの莫大な時間の講義を消化するよりも自分でコンサマを回転させるというのはひとつの選択肢になると思います。

具体的な使い方としては、まずは短答対策問題集をすべて解きます(僕はWeb問題集でしたが、紙でもWebでも変わらないと思います)。そして間違えたところは全てマーカーを引きます。あまり色分けをするタイプではないのですが、原則例外で2色くらい分けるとわかりやすいです。僕は講義を受講していなかったので、常識的にこうかなみたいな感覚以外の宛はなく全ページマーカーだらけになりましたが、講義受講済の方は少し作業の負担は減るでしょう。あとは当日まで、ひたすら眺めてください。僕の感覚としては、じっくり読み込むよりも、斜め読みでいいので回転数を増やす方が定着しやすいです。

管理会計論

計算については、ミスノートとして使用していました。財務の計算と用途は近いので、ここでは割愛します。理論についても使い方は企業法と同じです。短答対策問題集(Web問題集)を解いてわからなかったところはマーカーを引く。それを読む。ただし、管理会計論のコンサマは一応計算用という名目で作られているため、理論の網羅性が低いです。そのため、企業法と違って自分で書き込む必要があります。これも参考程度に1枚載せます。先程に続き字が雑で申し訳ありません。計算の演習量としてはテキスト例題1周、短答対策問題集3周くらい行いました。

監査論

監査論も管理会計論と同じくコンサマを使ってる方は少数派なのかと思いますが、全く問題ありませんでした。加工の仕方は同じです。問題演習に関しては、2周目以降は過去問のみでいいと感じました。これが他の科目との違いです。

財務会計論
計算

コンサマといえば理論暗記用と思われがちですが、おそらく1番有能なのは財務計算のコンサマです。僕はこの1冊に救われました。
ミスノート+下書きノートとして使ってください。テキストの例題や個別計算問題集など、網羅性の高いアウトプット教材を1周する過程で気づいたこと、間違えたこと、使った下書きをとにかくコンサマの空いたスペースに書き込んでください(短答対策問題集だと網羅性が足りず抜けている論点に気づけない可能性がある)。それでも短直や模試が始まったり、過去問を演習する段階に入ったりすると、引っかけにたくさん引っかかってしまうと思います。その都度コンサマに書き込んでください。僕はそれに短直前日、試験前日に1周目を通すようにしてました。それでこの引っ掛けには絶対引っかからない、このパターンで出されたらこの下書きを使おう、と意識することで、本番の精度が120%変わります。

計算の演習量としては、テキスト例題1.5周、個別計算問題集1周、短問1.5周、過去短直2年分くらい行ったと思います。おそらく平均的な合格者と比べると少ない演習量だと思いますが、短直3で事故ったもののそれ以外は8割近い点数を安定させることができていたため、コンサマ様々です。

理論

理論については他の科目と加工の仕方は変わらないですね、ただ財理に限ってはWeb問ではなくスマートコアチェックを使っていました。試験までにAB3回転、C2回転ほどしたかと思います。伝統論は軽めにやってる方が多い印象ですが、僕は財務を得意科目にしたかったので、伝統論も同程度にやってました。

おわりに

最後までご覧頂き、ありがとうございます。
あまり文章がうまくないので日本語が成り立っていなかったり読みづらかったりする部分が多々あったかと思います、申し訳ありません。
はじめにも言った通り、決してコンパクトサマリーの使用を強制するものでも、勉強時間を削ることを推奨するものでもありません。
ただ、僕は昔から講師や周りの友達が推奨する勉強方法や教材とはどうにも合わず、勉強時間も取れず、自分がやりたいと思った方法でやりたい時間だけやる、そうやって生きてきて、今回もそうやって426点という点数を取る事ができました(マークミス等で落ちていたら恥ずかしいですが)。
勉強するのは友達でも講師でもなく自分です。講師がどの教材を勧めても、自分が楽しいと思える勉強を信じてみてください。友達が隣でどれだけ勉強していても、怠惰な自分を受け入れて、1日2時間なら2時間の中でより効率的に学べる方法を考えましょう。

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