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『タカラ~ムの本棚』店主・タカラ~ムの本を読んだり読まなかったりな日常(2021/11/13~2021/11/19)

11月13日(土)

朝4時半起床。休日なので二度寝して6時過ぎからまず散歩に行って朝食。

今日は内科の定期検診のため通院する日。10時過ぎに家を出て病院へ向かう。火曜日に白内障の手術を控えているので、内科の主治医からの注意事項を確認する。特に問題はないようだが、血糖値や血圧の数値には気をつけておく必要がありそう。診察のときにインフルエンザの予防接種を受ける。会計を済ませ、薬局で薬をもらう。

昼過ぎに病院を出て夕食の買い物をしてから書店に立ち寄ってポケミスなど数冊を購入。やや遅めの昼食のため新しくできたラーメン店に入る。もともとは焼き肉バイキングの店だったのが閉店して、そのあとにラーメン店がオープンしたらしい。内装はほぼ居抜きの状態で、以前はなかったカウンター席が増えている。メニューのオススメは味噌ラーメンのようだったので、もうひとつのオススメである餃子と一緒に注文した。味については、まあ美味しかったです。

帰宅してからはいつもどおり動画をみたり昼寝したりして過ごす。

布団に入り、今日書店で購入した「100万回死んだねこ 覚え違いタイトル集」(福井県立図書館/講談社)を読み始めたら、これが面白くて思わず読みふけってしまう。図書館のレファレンスカウンターに寄せられた数々の問い合わせの中で、思わず笑ってしまうようなタイトルの覚え間違いやうろ覚えの記録をまとめたもの。利用者の曖昧な記憶という薄い情報などから目的の本を探し当てる図書館司書のスキルを改めてすごいと感じられる本。タイトルになっている「100万回死んだねこ」は、正しくは「100万回生きたねこ」で、まあ100万回生きるためには100万回ほどは死んでおく必要があるから、あながち間違いとも言い切れない。その他、「カフカの『変態』」(正しくは「変身」)とか、「夏目漱石の『僕ちゃん』」(正しくは「坊っちゃん」)など、素人でもわかりやすい覚え違いもあれば、「その情報でよく目的の本がわかるな」と驚くようなケースも紹介されている。左側のページに問い合わせの内容、そのページをめくった次のページにレファレンスの回答が掲載されている構成になっているので、自分が司書になった気分で利用者の問い合わせから目的の本を当てるクイズのように読むこともできる。

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ということは就寝読書は「100万回死んだねこ」。一気に読了して寝る。

11月14日(日)

朝4時半起床。休日なので二度寝して6時半に散歩に行く。戻って朝食。

昨日は通院で一日終わったので、今日は週イチ恒例の買い出し。今回は、白内障手術前に買い物に行ける最後の機会なので、かなりのまとめ買いになる。

スーパー2軒でほぼ2週間分の食材を購入。野菜やたまごなどの生鮮品はまとめ買いは難しいものもあるが、肉や魚は冷凍保存できるものもあるので、そういう食品はまとめて買っておく。今日は天気もよく外は温かいのだが、モンちゃんを乗せていて、車の中に長時間放置しておくと暑くなってしまうと思うので、昼食はコンビニの駐車場で弁当を食べる。

昼食を済ませてから農産物直売所に行って、野菜やたまごを購入。これはだいたい1週間分くらい。そこからホームセンター、ドラッグストア、別のホームセンターとハシゴして日用品やらをまとめ買いしておく。

10時過ぎにでかけて帰宅したの16時。ほぼほぼ半日仕事。

夕食と入浴を済ませて、少し動画やSNSをチェックして就寝。読書はなく速攻で寝た。

11月15日(月)

朝4時半起床。ベッドで少しネットをみたりして5時過ぎに本格的に起床する。すぐにPCを起動して会社に接続し、テレワークを開始する。30分ほどメールチェックなどしてからモンちゃんと散歩に行き、朝食を済ませてから業務に戻る。

午前中にオンライン会議が1本。新しい改善システムの構築について。明日から白内障の手術でしばらく自分は対応ができないので、別のメンバーに対応を依頼する。内容的には軽微なので、私が業務に復帰する頃には完了しているかも。

午後の業務終了時にメンバーあてに当面休みをとることを連絡する。

いよいよ明日は白内障の手術当日。やはり緊張する。本を読む余裕はないので、いつもより早めにベッドに入って就寝。

11月16日(火)

朝4時半起床。手術当日の朝だ。いつもどおり散歩に行く。

手術は午後からで、病院へは12時過ぎに入ることになっている。ギリギリで昼食をとるのは不安だったので、朝食の時間を遅くして昼食は抜くことにした。10時に朝食兼昼食。

病院への移動はタクシーを予約していた。さすがに手術を受けるのに自分で運転していくわけにはいかない。11時過ぎに予約したタクシーが到着したので、必要な荷物をもって家を出る。

病院についてから手術終了までの経緯は別途まとめて書きたいと思う。まず今日は右目を手術する。私の他にも7,8人の患者さんがいた。待合室で待機中に看護師さんから諸注意の説明があり、さまざまな種類の目薬を10分おきぐらいに数回さされる。時間とともに緊張してくる。やがて順番になり手術室へ。手術は15分か20分くらいで終わったと思う。正確な時間を確認していないので不明。途中執刀医の先生から何度も「緊張しないで」と怒られ、「手術うまくいかなくなるよ」などと脅されたのだが、そう言われても緊張するものは仕方ないよなぁ。自分としては自分なりにリラックスするように気をつけたつもりでも、そう意識することがかえって緊張につながるという悪循環。怒られ脅されつつもどうにか手術終了。しばらく疲労が回復するまで待ってから、病院のスタッフに呼んでもらったタクシーで帰宅する。

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手術した右目はばっちりと眼帯で塞がれていて、まだ手術していない左目はド近眼ということもあり、ほとんど何も見えない状況。一応メガネを眼帯の上からかけることもできるが、かなりズレた位置にかけることになるので見え方がおかしくて、船酔いしたみたいな状態になる。本を読むのも一苦労なので、今日はおとなしく寝よう。

明日も通院。右目の眼帯が外れるので、どのように見えるか楽しみ。

11月17日(水)

朝4時半起床。今日からモンちゃんの散歩は母に任せることになっているので、少しだけ二度寝。6時過ぎに起きて朝食。

PCを起動して少しだけネット。見えにくいからすぐにやめた。

8時半にタクシーを頼んで病院へ。右目の眼帯を外してもらう。外してすぐに驚いた。めちゃめちゃ見える。メガネをかけていないのに、メガネをかけていたときと同じかそれ以上によく見えるのだ。

子どもの頃からずっと超がつく近眼で、メガネなしでは1メートル先の文字も読めないくらいだった。何しろ裸眼の視力は0.1以下なのだ。最近は白内障もあったのでメガネをしても0.5くらいしかなかったし、物が二重に見えたりしていた。

それが、手術をした右目は裸眼で5メートル以上先にあるポスターの大きい文字が、はっきり見えるわけではないが、ちゃんと文字だと認識できる程度には見える。これには本当にびっくりした。こんなにも見えるようになるのか。

その後視力検査をしてもらうと、手術した右目は裸眼視力が0.5という結果だった。これならメガネ無しでも生活できるんじゃないだろうか。

先生の診察を受け、明日の左目の手術について説明を受ける。私の場合、やはり緊張が強く、手術の際に目の圧が高まってしまって人工レンズの挿入に支障が出るレベルなのだという。緊張をほぐす薬を前回より多めに処方してもらうことにして明日に備えることになった。なんとか1回で手術を終わらせたい。でも、そう意識してしまうと余計に緊張しちゃうんだよな。

11月18日(木)

朝4時半起床。昨夜は処方用量の範囲内で少し多めに睡眠薬を飲み、ぐっすりと眠ることができた。今日の左目の手術への備えだ。さらに、指定された時間に眼科で処方された薬を飲み、予約していたタクシーで病院へ向かう。

火曜日と同様に術前にさまざまな種類の目薬を何回もさされ、合間に追加で緊張をほぐす薬を飲む。だんだんと眠気が強くなってくる。やがて順番となり手術室へ。治療台に横になり、消毒薬を目にバシャバシャとかけられる(これが異様に沁みる)。

手術中は、まったく何も見えない。目は消毒薬や生理食塩水でビッタビタになっていて、水の中に沈んでいるみたいな状態。正面からはまぶしいライトが照らされているので、それを見ているだけでけっこう目が眩む。麻酔をしているから痛みもない。いつの間にか始まっていつの間にか終わっていた。薬の効果か無事に人工レンズの挿入もできたようで、今回は先生や看護師さんに「緊張しないで!」と怒られずに済んだ。

術後、薬の効果が残っていてフラフラなので落ち着くまで待合室で休憩。30分ほどしてから会計を済ませて、呼んでもらったタクシーで帰宅。途中コンビニで昼食用のおにぎりを2つ買う。午後は泥のように寝る。夕方一度起きて夕食。少しだけネットをみて、寝る前に歯を磨いて目薬を2種類さす。

片目が眼帯で塞がっていて見づらいので就寝読書はお休み。

11月19日(金)

朝4時半起床。ベッドに入ったままなんとなくテレビをつけてウトウトしながら6時まで過ごす。朝食を済ませてから支度を整える。

今日も眼科。左目の手術後の状態確認。看護師さんに眼帯を外してもらう。これで両目とも治療した状態でしっかりとものを見ることができる。

私の場合、手元はよく見えるが遠くはぼやける単焦点のレンズを選択したため、本を読んだりスマホをみたり、あるいは今この日記を書いているようにデスクでPCの画面を見るにはメガネなしの裸眼で対応ができ、一方で車を運転するときのように遠くを見る必要がある場合はメガネをかけないといけない。

さて、両目とも手術した後だが、思っていた以上に遠くまでしっかりと見えるのに驚いた。手元合わせなので、あまり遠くは見えないだろうと思っていたのだが、自分が思っていた以上に遠くも見える。家の中で日常生活をおくる分にはメガネなしでも大丈夫なんじゃないか。実際に眼科で視力検査してもらったところ、手術前に裸眼で0.06とか0.08とかでほとんど見えなかったのが、手術後は裸眼で0.5から0.6まで見えた。

まだまだ検査は続くのだが、手術前後で生活は一新になりそうだ。目の手術は正直怖いと思っていたが、実際に受けてみると手術中は痛みもないし何も見えないから恐怖心はそれほどない。もちろん緊張はするけど、それも事前に薬で緩和することができる。私の場合、運転免許証の更新は近いからというやむを得ない理由があったからだが、手術を受けてよかったと思う。まだしばらく検査での通院は続くし、何より術後ケアをしっかりしないと炎症を起こすなどのリスクもある。油断はできないけれど、ひとまずホッとした。

今夜から就寝読書を再開。バリー・ユアグロー「東京ゴースト・シティ」(柴田元幸訳/新潮社)。オリンピックとコロナに翻弄される東京で作家が見聞する人や出来事。そこに奇天烈なゴーストたちが加わり、ストーリーは何やら不可思議な方向へと足を踏み出していくという短編集。

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