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40代の壁

40代の皆様、特に独身女性の方、急に肩身が狭いとお感じではないですかー?50代突入まであと数年になっている私だが、40代に入って感じた『壁』を書き留めておきたい。

40歳を過ぎ身体の衰えは明確だが、それ以外の精神面で「これまでとは違うんだな」「弁(わきま)えなきゃな」と思ったことが幾つかある。中身は昔から変わらないので、そこのギャップに要注意なのだ。


ケース1【男紹介してはNG】

会社で同い年の女性がいた。たまに世間話をするくらいだが、数少ない同年代なので、同い年ならではの悩みなどを話、わりと打ち解けていたつもりだった。一度も飲みに行ったことが無かったので今度行こうという話になった。その流れで、彼氏欲しいから誰かいたら紹介してと言ってみた。すると、彼女の形相がみるみる変わっていった。「いい歳して自分で探せ」あるいは「40過ぎの女誰が紹介するんだよ」的なことだと思う。

それ以来、その人とはあまり話さなくなった。


ケース2【40オーバーは女子ではない】

改めて文字にしてみると、すごく当たり前のことなのだが。私は40歳を過ぎてから、これまでの仕事とは違う仕事を選んだ。変化が欲しかったのと、前から興味があったので、難しそうな道を敢えて選んだのだ。早速、部署異動から新人に混じっての研修やらが始まった。同じタイミングで中途採用された人や、他部署から異動した人達と研修を共にした。やっと配属が決まり、ある部署に入った。他の部に比べて女性の比率が多かった。そこから数ヶ月後、何の気なしに社内のスケジューラーをみると、ある日の定時後同じ部の女性達のスケジュールに『女子会』と登録がされていた。「私登録されてないけど」と思いながら、登録されていないのは私だけか確認した。他に二人いた。その二人は、30代の既婚者子持ちだった。「そっか、彼女達にとって、女子は20代独身ということですね、ごめんねごめんね〜」と思った瞬間だった。


ケース3【場違いな場所にいると攻撃されることもある】

何にでも興味を持ってしまう私が、40歳に入ってからもセミナーというか、スクール的な場に赴くことが度々あった。それまでと同様、素の自分をさらけ出し、その輪に溶け込めるだろうと思っていた。その日は、少人数のディスカッションで悩みがある人は相談していいという会だった。少人数だから話しやすい、これは良いチャンスと思い、わりと明け透けに悩みをぶち撒けてみた。すると、どんどん場の空気が冷めていくのがわかった。潮が引いて行く、満潮かなとさえ思った。仕舞いには講師が、「いい歳して」とか「結婚もしないで」とか言う単語を発した。今まで面と向かって言われたことがなかったので、一瞬訳がわからなくてヘラヘラ笑うしかなかった。普通ならあれだけ公開処刑されたら、この後このスクールに来る人いないんじゃないかな。これは、思った以上に何日もひきずった。


ケース4【未婚子無しはヤバイらしい】

会社のある20代の女性と駅のホームで居合わせた。世間話をしていると、その子の一年先輩の男がやってきた。この男も女性も私と同じ課なので、三人で雑談していた。すると男が女性に、「彼氏いるの?いるなら早く結婚して子供産まないと取り返しつかなくなるよ」と何度も言い始めた。その『取り返しつかないパターン 』がすぐ傍にいる状態で、半ば説得するような感じだった。何度もリピートするということは私に言ってるの?とも思える。その後、何も話す気がなくなったので、透明人間のように存在を消して静かにその場を去った。


おわかり頂けただろうか。



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