見出し画像

伊吹有喜/情熱のナポリタン BAR追分

新宿追分、分かれ道。
人生の岐路にあって、人を想う。
人と人が艶っぽく結びつく。
このBAR追分シリーズには、
そんな雰囲気がある。
本作は第三弾。
想う気持ちは背景となり、
どちらかというと才能との戦いが主役。
夢をつかむ。
自分のやりたいことを成し遂げる。
できた後に振り返れば、美しい。
成し遂げられることが分かっていれば、
悩むことはない。
答えを知っていれば、苦しまない。
成功するかどうか。
上手くいくかどうか。
どんな結末が待っているか分からないから、
日々もがく。
悶々と暗闇を走り続ける。
この闇が明ける日があるのだろうかと、
不安を心に抱きながら、
必死に勇気を振り絞る。
でも本当はやることはひとつ。
自分の信じた道を行くしかいない。
自分を信じ、自分の気持ちを信じ、
決めた道を行くだけだ。

人生には目に見えない無数の追分が続いていく。
どの道にも、選んだ道の分だけ幸せがある。
歓びがあり学びがあり、
哀しみと切なさがある。
ただただ選び続けるしかない。
進み続けるしかない。
ゆっくりでいい。
急いでもいい。
選びなおしてもいい。
その刹那刹那を生き続ければいい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?