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仕事に行ってきます⑥ 介護の仕事 諒子さんの1日

このシリーズを読むと、
身につまされる気持ちになる。
派手なことを考えず、
もっときちんと生きていかないといけない。
ひとつずつ真面目に取り組まなくてはならない。
そんな風に思わされる。

本巻でいいなと思ったのは、下記の部分。

3時半になると、諒子さんは休けいします。
タイマーをかけて、5分くらい目をとじます。
これは諒子さんが山本さんに相談して、
決めたことです。

日々の中の本当に些細な工夫。
仕事を続けていくためのささやかな努力。
けれどそうした細部が、
毎日を繰り返すための大きな礎になっている。
大切な支えとなっていると感じさせられる。

そこには日々を大切に思う気持ち。
仕事に対する真剣な想いが透けて見える。
翻って自身はどうだろうか。
そんな風に
仕事に真剣に向き合えているだろうか。
日々をひとつずつ過ごせているだろうか。

平凡な毎日に退屈さを覚え、
華やかな喜び、刹那の楽しみを
追い求めてはいないだろうか。
享楽に身を任せてはいないだろうか。
人生を楽しむのはいい。
でも表層的な楽しみでは味わえないものもある。

じっくり取り組むことによって、
見えて来るじんわりとした喜びもある。
そうしたものに目を向け、
選択できるようになりたいと思う。

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