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小島俊一/会社を潰すな!

一冊で3つの物語を楽しめる本。

将来を嘱望された銀行員が仕事で失敗し、
地元の書店チェーンに出向となる。
かつての勢いをすっかり無くし不振にあえぐ書店。
銀行からは債権回収をすることを望まれ、
書店からはリストラを警戒される。
海外赴任した奥さんとは疎遠と四面楚歌。

1つ目の物語は、逆境から這い上がる男の物語。
粘り強く周りを味方につけ、
周りによって自分自身も変わる。
2つ目は、ビジネス書としての物語。
企業再生を果たす中で、
経営のノウハウ・視点・知識を学ぶことが出来る。
そして3つ目は、書店応援の物語。
著者は書籍取次のトーハンの執行役員、
書店チェーンの代表を務めた経歴を持つ。
これからの書店が生き抜くには、
どうしたらいいかが語られる。

アラフィフとなった今、
スポーツをやっていると感じるのは、
続けている人が一番ということ。
学生の頃やっていたとか、運動部だったとか、
年をとるほど関係なくなって来る。
普段からどれだけ身体を動かし、
どれくらい時間を費やしているか。
ビジネスも同じ。
どれだけ真摯に向き合い、
驕ることなく取り組み続けられるか。
勉強し続けられるか。
その大事さを痛感させられる。

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