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雷操の零 1章3話

町を出た。未だにこの辺りのことはよく分かっていない。
彼から聞いた話ではさっきの町に大した情報は無かったらしい。
向こうに別の町があるそうだ。
そこへ向かおう。



途中、怪しげな人影を見つけた。近寄ってみる。

 ※現実では不審者には近づいてはいけません。

よく見ると、人間ではなく黒い影だ。明らかに敵意を向けてきている。

刀を構える。深呼吸をする。雷の魔法を唱える。
雷が落ちる。と同時に刀を振る。刀に雷が当たり相手の方向に斬撃を交えた雷を放つ。

相手は真っ二つになり消える。やはり影(一番下の情報参照)だったようだが、なぜこんな所に…。

迫りくる影と戦いながら、ようやく建物が見えてきた。

でも、町…ではないようだ。
休憩所、と言ったほうが似合う。少し盛り上がった土地の上に休憩所が建てられている。その奥は、崖っぽいのだが…。

着いた。やはり休憩所以外に何も無い。


そこから奥の土地を見下ろすと、私は絶句した。

その先には荒れた地形と荒廃した町が広がっていた。


[情報]
「影」は、何者かによって生み出されているという謎の物体。人のような形だが、なんのため、誰に生み出されたかは不明。一部の世界だけで目撃されていて、人を襲う習性がある。
黒い見た目なので影と呼ばれている。

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