(番外編…というより将来の予告…?)

ただ、そこには地面とも呼べない地面が延々と広がっている…

夕焼けの空…それは悲しみの象徴でもある。ただ日が落ちる。それだけなのになぜか全てを物語っているような…そんな気がする。

??「…キミはいつまでここに居るの?」
クラ「私には居場所がないから…」
??「ああ、そうだったね。まあ、キミみたいな居場所のない者を保護するのも■■■の役割だからね。

………あと、キミに案内役をしてほしいんだ。」
クラ「案内役…具体的にどんなことを…?」
??「簡単だ。「あのとき」みたいに来た者を案内する…まあ普通にやってくれたらいい。」
クラ「でもそれで私は昇格するの?」
??「ああ…でもどうだろう、まだキミには潜在能力があるはずだからね。「管理者」になる権限はその時の能力次第…じゃないかな?」
クラ「そう…」
??「でも大丈夫だ、キミの潜在能力は明らかになっていないけど、どこの能力よりも異質な能力であることはわかっているから。だってキミは喪失者だろ?」
クラ「………」
??「あ、ゴメンね。あんまりキミは言ってほしくなかったんだよね。まあでも、あいつの…□□□の証明でキミは将来的に管理者になる可能性が高いってことが判明してね。能力は「極めて異質」だってことが分かった。また勇者が現れたらその時はキミの能力も明らかになると思うよ。」
クラ「………。」
??「とにかく、その時が来たらよろしくね。」

また夕焼けを眺める。あの輝いていた日々も時間が経つにつれ薄れ…鮮明に思い出せなくなる。私の能力は何なのか。今はそれだけが知りたい。




◆『あの仮の勇者がどうなるか、見守るとしよう。』

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