北海道と薄荷キャンディと二月堂
単純に何処に住みたいかと聞かれたら、わたしは北海道と答える。
富良野や美英の大自然の何もかもを、真っ白い雪が覆い被さり、一歩も外に出られなくて、でもその風景を窓から眺めている事を楽しんでいる自分の姿を想像することがある。多分、雪の大変さを知らないからそんな呑気な想像ができるのだけれど。
子供の頃に見たテレビドラマの景色が記憶に残っているのか、知らず知らずのうちに倉本聡の世界の影響を受けている気がする。
わたしが住んでいるのは奈良のわりと田舎で、雪が降るとちょっと暖かい感じがする。
同じ奈良の人と話していると、“そうそう”と、雪が降ると寒さが和らぐことに共感してくれたその人は、わたしより更に田舎に住んでいる。(極々一部の地域あるあるに過ぎない)
冷たく凍った空気が和らいで静かな音?がするので、朝目覚めた時、窓の外を見る前から積もっている雪の気配をなんとなく感じたりすることがある。北海道は、そんな生優しいものではないのだろうけど。
わたしには、寒い季節=あたたかい季節で、だから北海道も雪も好きなんだと。(ん?、お気に入りのアルバムの中の一曲と繋がっている‼︎)
そして北海道は、暑さが苦手なわたしにはとってはかなり魅力的。
北海道には Le TAO や ROYCE や六花亭、白い恋人 などなど美味しいスイーツがたくさんあるけれど、、、といいながら実はお菓子のこと、あんまりよくわかっていなくて、手土産なんかが必要な時は、“これが美味しいよ“などと人に教えてもらって買ったりしているが、当の本人はその味を知らなかったりする。
で、これも教えてもらったというか、お裾分けで頂いてから気に入っている、北見の薄荷キャンディ。大阪で言うところの“アメちゃん” !
普段はアメはあんまり食べていなかったけれど、ペパーミントの清涼と素朴な甘さが程よくて良い感じ。
わたしはよく、仕事の休憩中にコーヒーと一緒にこの薄荷キャンディを食べている。
北見と言っても、成城石井で簡単に買えてしまうお手軽なものなので、いつでもすぐに食べることができる。
この冬は、わたしの記憶だと奈良で雪が降ったのは一度だけだったと、、、もう降らないのかな?と、なんとなく物足りない。
3/1から春を告げる奈良の行事、お水取り(3/1〜3/14)が始まっている。お水取りは奈良公園の中にある、奈良市内の景色が一望できる二月堂で行われている。
大仏殿から二月堂迄の道のりもとても風情があって大好きな場所。
おすすめの時期はやっぱり寒い季節かな?
”お水取りが終わると春が来る“と、奈良の人は春が来るのを待っている。
冬も雪も名残惜しいけれど、春はやはり待ち遠しい。
Bonjour Printemps‼︎
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