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男運が無いのか…

わたしは13歳になる年に父親を亡くした。44歳だった。

兄はその父の歳を僅か2年追い越しただけで46歳だった。その年末も雪の降り積もる年だった。夕方、恒例のお寿司を注文していたのでそれを取りに来た兄と「裸足じゃない‼️風邪引くよ~」と会話したのが最後だった。翌日、いつもならお屠蘇の後にお酒を呑むのに年末の大掃除が残ってるじゃん!とか言いながら台所で掃除をしていた。充電中の携帯を寝室に置きっぱなしにしていて電話に気付かなかった。休み中だけどとりあえず電話に出る。従姉から兄が危篤だと電話が入る。何を言ってるのか、正月早々理解出来なかった。新年の挨拶に来ていて具合が悪くなって救急に連れて来た❗今から病院を移ると言うのだ。「迎えに来るよ!お酒呑んでるやろ?」と言ったが虫の知らせだったのか全く呑んで無かったので慌てて病院へ駆けつけた。その時までは確かに意識があったのに…あっと云う間だった。一緒に帰省していなかった義姉の到着までの延命だった。元旦の夜に長男の兄を亡くした。三人兄妹で妹と二人で兄の葬式の細々を取り仕切った。まさかこんな年で兄を失くすとは思っても居なかった。頼りきっていた母が可哀想で気丈に振る舞うだけでいっぱい一杯だった。

それから約10年…今度は夫を亡くした。結婚式は元号が平成になったばかりの1月だった。それから31年元号が令和に変わったその年の12月に突然終わった。平成の時代の終わりと共に24時間一緒に暮らしていた夫を失くしたのだ。その年の夏にひとり娘は東京へ就職してしまったからたったひとりになってしまった。テレビだけが楽しみになってしまって…心の穴を埋める様に恋愛ドラマでウキウキと気分を上げてみた。恋つづが面白いよと聞いて見た時には最終回だった(笑)そこから遡って何十回見たか?パラビをスマホで見ながら仕事を頑張った。二人でしていた仕事を1人でするのだから徹夜が続いた。そのビタミン剤になっていた。

わたしは、男の子が欲しくて娘ひとりしか恵まれなかったからその年頃の男の子を見ると応援したくなる。ハンカチ王子、遼くん、結弦くん…一生懸命に頑張ってる男の子が可愛くて応援したくなってそのスポーツも応援する。春馬くんもその中のひとりでアラアラ可愛い‼️ってしばらく追いかける様にTVを見てました。でも娘やPTA とかで手一杯に成りだしてからはいつの間にか離れていました。ドラマで見掛けては…頑張ってるなぁ~って。去年のTwo week s の時はいつの間にか大人の男になっていて驚きました。…それなのにこんな再会をするなんて思いもしなかった。あのまま、わたしは春馬くんの事が忘れられないと云うよりも…我が子を喪った様な衝撃です。実際息子でおかしくない歳なのですから。だから彼の事を知れば知るほど息子の様に忘れられなくなってしまっている。

皆さんの好きとはちょっと違うと思います。親世代のわたしですから息子の様に愛してます。可愛いです。ヤキモチ妬くのも息子の彼女みたいなものでしょうね?実際には居ないので分かりませんが、多分そんな気分です。これからもずっと息子の様に愛していけると思います。だからこの気持ちを大切にしていきたいと思ってます。

三浦春馬を温かく優しく見護っていきたいのです。娘はいずれ何処かへ嫁ぐでしょうから?(多分  笑 )

母の愛を込めて春馬くんへ

                                       かずっちより

拙い文章への共感やサポートありがとうございますm(_ _)m