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ファミコン世界大会がおもしろい!~現代とノスタルジーが融合した神ゲー~

2024.7.18。Nintendo Switchより発売されたファミコン世界大会(ニンテンドーワールドチャンピオンシップ)。これがとてもおもしろい。休みの日にどっぷり浸かってしまった。

メインゲームのマリオカートに忙しい私は、おもしろそうだなぁと思いながらも買うのをためらっていた。

ゲーム配信者さんが発売日当日に遊んでいるのを見て、気が付けばスマホでソフトをポチっていたのだった。

7/22に第一回の世界大会が終わり結果発表された。いや~楽しかった。今回は買おうか悩んでいる人や、どんなゲームなのか気になっている人向けに筆をとることにした。(ハイテンションのまま勢いでレビュー書いております)

1.ファミコン世界大会ってどんなゲーム?(既知の方は読み飛ばしOK)

ファミコンのタイムアタックを極めるのがメインのゲーム

タイムアタック

ファミコン世界大会は、13タイトルのゲームから一部のシーンを切り取り、150以上のコースが用意されている。(ゲームのすべてを遊べるわけではない)
いかに速いタイムでコースクリアできるかを極める、タイムアタックがメインのゲーム。

タイムアタックというとやり直しが大変だったり、難しいイメージがあるかもしれないが心配無用。短いのだと2~3秒で終わるものもある笑
遊んだことがないタイトルがあっても大丈夫。お手本プレイもついているので、どんな感じで行けばいいかイメージしてからスタートできる。とにかく遊ぶハードルが低く設定されており、集中力がないんだよな~という人も、これならできるのではないだろうか。

やられてしまった場合は少し巻き戻されてリスタートになるし、中断ボタンで最初からやり直しもできるのでとても気楽に遊ぶことができる。

タイムごとにランクがあり、Sが最高ランクとなる。Sランクを目指して練習しまくるだけでも楽しい。

過去の自分に打ち勝った時、思わずガッツポーズが出ることも

世界ランキング大会

1週間ごと、毎週月曜日の17:59で締め切り

世界ランキング大会は毎週選ばれた5コースについて、世界中のプレーヤーとタイムを競う。好きなコースだけ参加してもいいし、5コースすべて参加してももちろんOK。
結果は締め切り日の19:00に公開される。それまでは世界1位の記録もプレイ動画も、自分の順位もわからないようになっている。
締め切りまでは何度でもチャレンジができ、自己ベストを更新すると即記録送信してくれる。

サバイバル大会

8人の中で生き残りをかけるサバイバルレース

サバイバル大会は、世界中のプレイヤーの「ゴースト」(記録)を相手に、3競技の勝ち抜き戦で対決する。コースは週ごとに変わる。(リアルタイムのオンライン対戦ではないようです)
一般部門とエリート部門があり、好きなほうを選んで参加できる。優勝するとコインがもらえる。
コインはコースの解放や、バッチ・アイコンの解放に使用できる。
まだ発売したばかりで強いゴーストが少ないのかもしれない。これから猛者が増えてくると、エリート部門は難易度が上がりそうな気がする。

もっと詳しくゲームを知りたい方は公式サイトをご確認ください。

2.神ゲーだと思う理由

懐しさだけではなく、現代的遊び方が加わった楽しさがある

ファミコン世代の私にとって、こどもの頃慣れ親しんだゲームを再び遊べる、というだけで楽しい。でもただ懐かしいだけでは、刺さる世代は限定される。ニンテンドーオンラインでファミコンを遊ぶこともできるし、ただ遊べるだけではすぐに飽きられてしまうだろう。
また古いゲームは操作性が難しかったり、遊びづらかったりする。若い世代やゲーム経験が少ない人たちからするとハードルが高く感じられるのではないだろうか。
ゲームの一部を切り取り、完走までの難易度を低くすることでより広い世代の人たちに遊んでもらいやすくなっている。ファミコン初プレイの人たちにも楽しんでもらえて、経験者の人たちは懐かしみながら遊んでもらえる仕様。タイムパフォーマンス重視の現代にぴったりだなと感じた。さらにゲームクリア速度を競うRTA(リアルタイムアタック)の要素を追加することで、レトロゲームが遊びやすい&新しいゲームにリメイクされたといってもいいのではないかと思う。

誰でも、気軽に大会にチャレンジできる楽しさがある

大人になると大会に出る機会って減るじゃないですか。生活に張りがでるってもんです

1980年代後半~1990年代初頭にファミコンの世界大会が開催されていたそうです。当時は今ほどインターネットも普及しておらず、オンライン環境がなかった。ゲームはローカルネットワークで楽しむ時代だったので、大会に参加したくてもできなかった人の方が多かったのでは。

「自分の記録はどれくらいの順位なんだろう?」を知るために大会に参加することもできるし、上位を目指して練習・記録を残す楽しさもある。初心者・上級者問わず気軽に参加できる、というのがこのゲームのいいところだ。

マリオカートをメインでプレイしており日々痛感しているのだが、順位が決まるゲームは楽しさを忘れるとメンタルをやられることがある。(スプラトゥーンとかスマブラとか、対戦ゲーム全般に言えますが)

ファミコン世界大会もある意味競争ではあるのだけど、本質は自分の記録との闘いにある。他人を陥れようとしたり、抜こうとするよりはいかに自分の動きを洗練させていくか。日々鍛錬するその姿はまるで空手の形のようであり、タイムの速さ問わず美しいものである。自分より速い記録を持つ人のプレイ動画を見ると、悔しさよりもうれしさが勝る。勝つか負けるかの白黒を争うだけではないゲームの楽しみ方を、任天堂が開拓してくれたなと思った。

ランカーの夢を見させてくれるランキング形式

2458人中8位でも、うれしいもんはうれしいんです

年齢とともに老眼が進行し、目の疲れや反射神経の衰えを感じるこの頃。もう若くないなぁとしょんぼりすることもあるミドルエイジ。若さには叶わないのか・・・と落ち込むことなかれ。ファミコン世界大会は、世界ランキングとは別に生まれ年ランキングが発表される。同年代なら老いの条件は同じ。同世代ランカーをGetできたというだけでもうれしい。(マリオカートでランカーになるのは本当に難しい)

頑張って練習したら同世代の中ではランカーになれるかもしれないと思うと夢があると思いませんか!?

年を重ねると仕事以外のシーンで評価されたり、褒められたり、日ごろの練習の成果を発揮するシーンって激減しますよね。だからなのでしょうか、取り組んだことに対して成績が残ると楽しいです。
たかがゲーム、されどゲーム。興味のある方は遊んでみてはいかがでしょうか。

3.今後に期待したいこと

パーティーモードはローカルでしかできず、フレンドとオンラインでは遊べない

追加パックでフレンド対戦できるようにしてほしい

ひとつ惜しいなと思うのが、ファミコン世界大会はオンラインでのフレンド対戦に非対応であること。自宅に集まった家族や友達とパーティーモードで遊ぶことはできるのだけど、オンラインでつないで遊ぶことはできない。
4000円以下のソフトなのでしょうがないのかもしれないけれど、オンライン対戦できたら買うのにな~という声はよく聞きます(任天堂さん、お願いします!!)

追加パック(有料)対応でかまわないので、実現したらうれしいな。参加型配信でやりたいゲーム配信者さんもいるでしょうね。遠く離れた友達と切磋琢磨できて遊び方も広がるんじゃないかなと思う。

タイトルやコースが追加されたらうれしい

150コースでも十分なボリュームだけれど、タイトルやコースが増えていったらまた楽しいなと思う。買って終わりのソフトではなく、追加コンテンツで長く遊べる仕様はユーザーのことを考えてくれていて好きです。消費するだけのゲームより、長く愛されるゲームが世に生まれることを切に願う者として、期待しています。

4.おわりに

ファミコン世界大会はノスタルジーで懐かしい世界観はそのままに、タイムを競う楽しさを主軸にした新しいファミコン作品だと思った。価格的に求めやすいのは、新しい試みとして発売後、市場の反応を得て今後につなげたいのかもしれないと思った。

長くなりましたがお読みくださりありがとうございました。第二回の大会もがんばります!




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