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嫌いではなく好きじゃないぐらいがいい!

人間には誰でも好き嫌いがありますよね。

また人によっては、やたら好き嫌いが激しい人もいたりしますし、更には人によっては人参が大好きだったり大嫌いだったりもしますし、また時にそんな好きだ嫌いだで争いが生まれるものじゃよね。

ちなみに私も若い頃はやたら好き嫌いが激しい男でありましたが、最近は嫌いなものがなくなりました。

もちろん「嘘くさ〜!」と思いますよね?

そうです。正直に言うと、ある時から「嫌い」ではなく「好きじゃない」と思うようにしたんじゃよね。

それによって、様々な面で心が楽にもなるし、生きやすくなりました。

人間、一度「嫌い」と言ってしまうと、言葉の力によってどんどん嫌いになってゆくものです。更には一度嫌いと言ってしまうと、自分の言葉にいらぬ責任感みたいなものが発動して、自分に暗示をかけるかのごとく、「嫌い」と言うたびに嫌い度が加速してゆくもです。

これが特に人や思想に対する好き嫌いの場合、プライドなどが邪魔して、なかなか訂正し難くなるものだし、なにかと争いの種にもなるものです。

「嫌い」という言葉には魔力があります。

○○さんか嫌い!
○○な考え方が嫌い!

と一度言ってしまったら、嫌いを貫かねばならない。それによって、もし○○さんと顔を合わせるたびに嫌な気になりバツが悪くもなるし、○○な考え方の違いによって争いも生まれるし、更に嫌いが増えてゆくことにもなる。

「嫌い」という言葉を放ったことによって、心も穏やかではいられなくなるし、自ら世界を狭めて、自ら生き辛くなる。ようするに「嫌い」という言葉によって、自分で自分の首を絞めてしまったりもすることが多々あるものじゃよね。

そこで便利な言葉が、先にも言いましたが、
「嫌い」ではなく、

「好きじゃない!」です。

「○○さんは嫌い」と言ってしまうと完全に拒絶している印象になりますが、「○○さんは好きじゃない」と言うと、心にまだ余白があるような感じになるものです。

そもそも「嫌い」が多過ぎると、人間的にちっちゃい感じがしますし、なにより自分が一番疲れますからね。
更には、嫌いな○○さんや人参のことを大好きな人もどこかにおりますし、この世に存在するもの全て、それなりになんらかの魅力があるものじゃからね。

心に余白を持って視点を変えれば○○の良さも見えてきたりするものです。

よって「嫌いではなく好きじゃない!」

私も「嫌い」ではなく「好きじゃない」
と思うようになって約20年が過ぎましたが、心に余裕も出てきましたし、歳を重ねたことも相まってか、最近ではホントに「好きじゃない」こともあまりなくなってきましたし、若い頃なら額に青筋を立てながら怒り狂っていたようなことも大概のことなら許せるようになりました。

ということで皆さん、本日も嫌いではなく好きじゃないぐらいにとどめて平穏にハブアワンダフルデ〜!

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