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無料【XRP】知られざる正体とボクが損切りした理由

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【Introduction】
為替FXのイメージが強いボクですが、今回は暗号資産についてお話しします。
最近元気を取り戻している暗号資産市場ですが、BTCを中心に様々な通貨が価格を上げるなか、これにつられて珍しくあの通貨も上昇しています。XRPです。これまではBTCにつられて上がることは少なく、BTCにつられて下がることは多かったXRPですが、今回は最近の安値(2020.6)である18円ほどから上昇し、1年ほど前に見慣れた31〜33円台(2020.8)で推移しています。XRPは日本では根強いファンがおり、一歩離れて見れば「マーケターのすごい功績だな」と実感しますが、その中にあってはなかなか気づかないものでしょう。

XRPだけその保有者を表す「リップラー」という愛称があるのもそれを象徴しているでしょう。その姿は「レディ・ガガ」のファンを「リトルモンスター」と呼び始めたのを皮切りに、「ももクロのファンをモノノフ」「ルー大柴のファンをルーマニア」と呼ぶことを連想させ、もはや「ファン」と化しているため「ガチホ」することが「耐え忍ぶ応援」になっています。

こうなると「投資」としてはよくありません。いかに「愛着」があろうとも「投資は利益を追求するもの」であり「応援」ではありません。タイミングがこれば「利確」をすることになりますし、逆も然りで「損切り」を余儀なくされることもあります。一部応援という意味合いで株式保有をすることはありますが、それこそ「投資ではなく応援」です。やはり投資に愛着は不必要という結論に至ります。

ボクはと言えば以下のように今年5月にXRPを損切りしました。

この損切りについては後ほど解説するとして、まずはXRPの正体と未来価格について迫っていきましょう。

【Body①】暗号資産とXRPの矛盾とは…
そもそも暗号資産(仮想通貨)は、法定通貨と対をなすものです。法定通貨とはつまり我々が使う「日本円」のことを指しますが、その他に「米ドル」「ユーロ」など為替トレーダーとしては馴染みの深いものです。これらは「中央集権的」な通貨であり、いわゆる日本国が日本円を管理しています。つまり日本がなくならない限りは日本円が存在することになります。逆に言えば日本に危機が訪れそうなときは価値が下がることになります。これがトレードで言うところの「ファンダメンタルズ」で、ミサイルが撃たれたり、貿易摩擦で関税を掛け合ったり、その国の大企業の業績が悪いなどのニュースが出ると価値が下がります。

一方暗号資産は「非中央集権的」な通貨です。どこの国にも属さない通貨です。BTCのことをたまに「XBT」と表記するのも、「X」は「どの国にも属さない」という意味があります。「XEM」や「XRP」も同様です。どこの国にも属さないのでミサイルが飛ぼうとも、貿易摩擦が話題になろうとも「本来は」価格に影響はありません。むしろそうして自国通貨に不安を覚えた人々がBTC(暗号資産)の買いに走ります。実際にキプロスやギリシャの金融危機の際にはBTCの価格が高騰しています。

最近ではCovid-19が世界に猛威を振るいましたが、このときも本来的にはBTCの価格が上がるはずでした。しかしながら今回はそれ以上に手元に現金を求める動きが強くなり、それまで90万円台でレンジだった1BTC価格は一時的に40万円台まで下がりました。つまりはBTCを損切りしてまで現金を持っていたかったということです。しかしながら結果的にはすぐに下落前水準である90万円台に戻り、かつ現在はながらくレジスタンスとなっていた107万円の壁を大きく上抜け120万円をつけています (2020.8)。ちなみにですが、意識されている水平線を越えるときは大きなローソク足になりやすく、107万円の水平線を越えるときのローソク足を見ると、その壁がどれだけ重かったかを物語っています。

BTCチャート


さて「法定通貨vs暗号資産」について紹介しましたが、「暗号資産であるXRP」はその他大勢の暗号資産とは違って、むしろ最も特徴的な点と言っても良いかもしれませんが、実はXRPは中央集権的な通貨です。暗号資産でありながらその最も特徴的な部分が法定通貨の体をなしているのがXRPです。

【Body②】XRPの正体とは…
XRPとはリップル社が発行するトークンで、その用途は銀行間送金の高速化と手数料の最小化です。ボクも海外に送金するときに手数料が6000円くらいかかり悲しい思いをしたことがあります。しかもそれが学費や寮の支払いで数百万円単位だったときに、時間がかかり手数料もかかりさらに換金手数料もかかり…と結構辛いです。

そのためご存知のように、リップル社は数多くの世界中の銀行と提携を進めています。かつては毎日のように「○○と提携!」と情報が入るや、価格には全く影響がなくやきもきする日々が続きました。しかしわざと価格を抑え、各国の銀行が大量保有するのを待っているとも言われています。実際にそれは(色々な意味で)間違いではないでしょう。

例えばBTCが100万円か200万円かという勝負をしているのに対し、XRPはなぜ数十円の舞台で戦っているのか疑問に思ったことはありませんか?暗号資産から話はずれますが、「モノの価値=希少性」です。レアなものほど価値が高いのです。身近な言葉でわかりやすく言えば「量」です。コンビニのアルバイトは高校生でも退職したおじいちゃんでも誰でもできるので給料が安いのです。医者はそれだけの学費を払える家庭に生まれて、それだけの学力を得るために努力という対価を払っているから給料が高いのです。決して人の命を救っているから給料が高いわけではありません。

さて「量」が価格を決めると理解したところでBTCとXRPの枚数について見てみましょう。BTCは総数が2100万枚です。これをマイニングという作業で発行し続けています。上限の2100万枚がきたらもう増えません。一方XRPの総数は1000億枚です。これはBTCの5000倍です。例えば1XRP=50円で5000倍の計算をすれば25万円となり、XRPもまぁまぁそれらしい数字になります。しかもBTCの2100万枚というのは上限であって今の発行枚数ではありません。現在(2020.8)の枚数(18,455,762枚)で換算すれば、やはりそれなりに似通った価格になってくるはずです。

ここで確認しておきたいのが、XRPは正式に配布が始まった2013年に全1000億枚全てがすでに発行されているということです。つまり数は増えていかないということです。むしろ実際にXRPがXRPとしての利用方法で実用化され利用されていけば、その度にXRPは「消費」されていきます。つまり数が減っていくということです。つまり利用され、年数を経るごとに価値を増していく計算になります(が、とは言っても1000億枚です)。

【Body③】XRPの裏の姿とは…
しかしながらボクが今回伝えたいことは上記で述べてきたような「表の姿」ではありません。お伝えしたようにXRPは銀行間取引に使うものです。そして「銀行=お金」という構図は容易にイメージできるはずです。ここまでくると「お金=利権・闇の勢力・陰謀論」などのようなイメージまで飛躍することは難しくないでしょう。ましてや「法定通貨をなきものにして世界通貨となる可能性を秘めた暗号資産」ですから、「上の人々」が黙っているはずはありません。

「世界中の銀行」といえば次に浮かぶのが「ロスチャイルド」です。この名前が出ると一気に陰謀論臭くなりますが、なんのことはないただの事実です。ロスチャイルド一族とは一言でいえば「銀行屋さん」です。端的に述べるとリップル社と提携している世界中の大手銀行のほぼ全てがこのロスチャイルドの傘下であるということです。

アメリカの通貨発行権を持っているFRBという機関があるのですが、これが単純にいえば「民間の銀行」なんです。ロスチャイルドとはすごいもので、この「民間の銀行」というのがロスチャイルドと言うことです(ロスチャイルドとロックフェラーがFRB株主)。日本では日本政府が管理している日本銀行が通貨発行権を持っていますが、信じられないことにアメリカの通貨発行権は「ロスチャイルドさん」が持っているのです。

インフレを起こすも起こすまいも全て彼の手中です。彼からがアメリカという国にお金を貸し、政府がそれを使って政策を実施します。金利がついて国から彼にお金が戻ってきます。もちろん国は国民から「税金」という名目でお金を回収しています。もはや計り知れないほどの富を得ています。彼からはあのトランプ大統領もかつて融資を受けています。

ここで確認ですが、彼らが発行する法定通貨=米ドルとは別の構造で世界に広がりつつある「暗号資産」の発展を単に見守っているわけはありません。ここで気になるのがBTCです。実はBTCのバックには中国がついています。マイニングとして中国が有名なのもそのためです。そしてBTCと並ぶ暗号資産のXRPのバックにはロスチャイルド、つまりアメリカがいます。

つまりこれは「BTC vs XRP」に見せかけた「中国vsアメリカ」ということです。暗号資産世界で中国に覇権を取られるわけにはいかないのです。ちなみにいつも暗号資産TOP3に入るもう一人のメジャー通貨であるETHですが、これはロシア発の通貨です。TOP3が米中露とはなんとも言えないですね…

ここまで理解するとXRPがなぜ暗号資産の最大の特徴である「非中央集権的」を否定しているかがわかりますよね。ロスチャイルドがしっかりと「管理」しておきたいわけです。そのための「中央集権的暗号資産」なのです。

さてそんなXRPですが気になるのが将来価格です。XRPを発行するリップル社は2021年を目安にIPOするとされています。Body②でも書いた通り、現在のXRPの価格は発行枚数を元にして換算するとそれほど悪いものではありません。そこから考えても巷で言われているように1XRP=1000円というのは夢のある話で、残念ながらそこまでの上昇は期待できないでしょう。かつての1XRP=400円というのはさすがに市場が過熱しすぎた結果であり、リップル社自体もそこまでの上昇を見込んでいたわけではありません。

リップル社が発行する経営戦略ロードマップを確認すると1XRP=$1(110円)です。つまり彼らが狙っている価格水準がおおよそ100円ということです。XRPの利用用途を考えると価格を上げるようなモデルではありませんし、やはり発行枚数から見てもBTCのような金額まで上がることは考えられません。もし未だに昔のBTCのスーパー昇竜拳如くの価格上昇をXRPに求めている人がいれば、残念ながらそれは現実となることはないでしょう。さぁXRPの将来価格が見えてきたところで、問題は「いつ到達するのか」です。

【Body④】ボクがXRPを損切りした理由
冒頭でお話ししたように、ボクは2020年5月にXRPを損切りしました。

最も大きな理由は「投資効率が悪いから」です。様々な投資がありますが基本は「短期投資」で攻めるべきです。細かく利確を繰り返し、効率よく回転していくのが賢い投資術です。ボクは2年くらいXRPを保有していましたが、その間XRPにかけていた投資資金がいわゆる「拘束」状態になります。この資金拘束が後々足を引っ張ってきます。

大きな金額を資金拘束されると、いい投資チャンスが来たときに乗ることができません。リップルに関して言えばみなさんご存知のように、結果的には2年もガチホすることなく、欲しければ2020年前半に買っていればよかったわけです。もちろん結果論ではありますが、でもそういうことです。例えば1XRP=50円で買ったものを精神を減らしながらガチホする必要もなく、少しでも取り返すために平均取得単価を下げようと35円でさらに買い増しをして、31円で買い増しをして、結局1XRP=17円を眺める必要がなかったわけです。このように、投資効率の悪い投資は避けるべきです。

そもそも2年後の価値なんて、少なくとも投資素人が考えたってわかるわけはありません。ましてや大体が「他人から聞いて買った」程度なはずです。中には「自分はちゃんと調べた」という人もいるかもしれませんが、「調べる」とはちょろっとネット検索をしたり、インフルエンサーのツイートをくまなく見ることではありません。インフルエンサーは「Aという商品の広告塔になる」ことでお金をもらえます。フォロワー数に応じて「1リツイート10万円」などもあります。別にそれ自体はビジネスの一環であり悪いことだとは思いません。TVのCMと同じ話ですから、たまにそういうインフルエンサーに対して批難する様子を散見しますが、あまり意味のないことだと思います。大事なのは「インフルエンサーが何回も薦めてるからっていいものとは限らない」ということです。

単純接触効果で、何回も目に耳にするとだんだんと人は親近感を持ってしまい、信じやすくなってしまいます。同じことを複数人から聞くと「やっぱそうなんだ」と感じでしまうものです。しかしながら情報発信源は1つなので、その発信源から最初に一回聞いた状況と何回も複数人から聞くのとでは状況に全く変化はないということです。

話は逸れましたが、すでに投資効率の悪かったXRP投資をやめたというのが、ボクがXRPを損切りした理由です。というのもリップル社のロードマップでは1XRP=$1になるまでに5〜10年を考えているようです。「恐らく」ではありますが、最も安全な暗号資産投資がXRPではありますが、果たして今大金をXRPに投入するのが効率のいい投資なのかというところに注目してみましょう。

【Conclusion】投資は余剰資金で…
数年あれば世界がどうなっているかわかりません。もちろん誰もCovid-19の出現を予期できなかったでしょうし、長期投資とはそれだけリスクのあるものです。もちろん逆もまた然りで、通貨発行者自身が予期できないバブルが来る可能性もあります。またそれぞれの状況も全く違います。0.1円のときに買った通貨が一時400円まで行ったけど30円になって「おいXRP―」と嘆いているインフルエンサーもいれば、家族に隠れて数百万をつぎ込んでる平均取得単価85円で「おいXRP―」と嘆いている素人投資家もいるわけです。この両者では価格が下がったときに受けるダメージも違えば、「最悪無くなってもいい」という気の持ちかたも違うでしょう。

もし現在あなたが何かの損切りを迷っていたり、購入を迷っていたらここら辺も念頭に入れて考えてみてはどうでしょうか。あとは考え方次第です。XRPだって31円で買って38円で売る短期投資だってできるわけです。普段ドル円で「0.1円」伸ばすのに必死になっている我々が、XRPを31円から100円まで伸ばす必要はないのです。

数年後XRPがどうなっているのかが楽しみですね。そしてにボクがXRPを損切りした金額は果たしてどこに行ったのでしょうか…?近いうちにみなさんに爆益報告ができるといいですね。期待しておいてください。

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