教師197日目~一人立ち~

スケジュール

8:00~8:30 電話対応
8:30~8:40 職員会議
8:40~8:50 ST
8:50~9:40 授業
9:50~10:40 実験準備
10:50~11:40 授業
11:50~13:10 初任研
13:20~14:10 授業
14:20~15:10 授業
15:10~15:25 掃除
15:25~15:30 ST
15:30~15:50 昼食
15:50~16:10 授業参観
16:10~16:40 片付け
16:50~18:00 部活動

今週も終わりました。
正確には明日の午前中の部活動で終わりなんですけど。

今週は(来週も)ほとんど実験をしている。
実験は生徒が実際に見て触って聞いて理解出来るので出来る限りやりたいと思っている。
また、何と言っても僕が楽しめるというのが良い。
僕が楽しければ生徒も楽しくなるものだ。
楽しさは伝染する。

ここまで実験をして、授業について色々思考を巡らせることが出来るのはひとえに教科指導員のおかげだ。
実験の引き出しが多く、色々な実験を教えてくれる。
それに加えて、いつも楽しそうに実験について試行錯誤を繰り返し、生き生きと物理について語ってくれる。
この姿を見ていると僕もこんな教師になりたいと思わされる。

指導員としてもピカイチである。
僕の考えを様々なアドバイスで深めてくれたと思えば、時には僕の考えを全肯定して思い通りにやって良いと背中を押してくれる。


人のモチベーションを上げる要因である

・最近説領域の課題とそこに至るまでのサポート
・心理的安全性の確保
・即時フィードバック

のバランスが完璧だ。

人間はやる意味を感じる物事に対して、自分の能力を最大限活かして取り組み、自分の成長を感じられた時に前のめりになる。
これが内発的動機付けで、これが起きると放っておいても自主的にどんどん学んで成長する。
これは生徒に対しても同じなので、僕にとっての教科指導員のように僕も生徒にとってそんな存在になりたい。

前からずっと言っているが、最終ゴールは教師が手をかけなくても自分でどんどん進んでいく生徒を育てることだ。
そういう生徒に対して、定期的にコーチングを行うことで進む方向を微調整してあげる。
これが理想的な教師と生徒の関係性だ。

ただ、初めからそれを求めるのは酷なので1,2年かけてじっくり成長を見届ける。
学び方を身に付けさせる。
その過程で興味を持てる分野を見つけることが出来れば、その分野を適切な学び方で学べるので卒業後も安泰だ。

教師はお人好しな人が多いので1から10まで手をかけてしまうことが往々にしてあるが、それは将来的に生徒の為にならない。
もっともっと長期的な目線で生徒の幸福を考えていかないといけない。
教師も1人で見られる生徒数に限界があるので本当に時間をかけなければいけない生徒に適切に時間をかけられるように生徒を一人立ちさせないといけない。

そんな僕ももう少しで初任の1年が終わるので教科指導員から一人立ちして、自分で実験や授業を作り上げていかねばならない。
ただ、人と授業について話すことで新しい構想が浮かぶことも事実なのでそうやって授業プランを話し合う雰囲気が職員室内にもっと広がっていくと良いなと思う。

少しずつ授業についての会話の輪を広げていこう。

終わり。

教師の労働の実態について書いています。 忙しいなかでも投稿する励みになりますので、良ければサポートのほどよろしくお願いします! 一緒に教師を今よりもっと魅力ある職業にしていきましょう。